ウインナーの生焼けは危険?生食OKかNGかを見分ける方法は?解凍のコツも

ウインナーとソーセージ。どちらもひき肉を塩やハーブ類で味付けし、腸詰めにしたものですが、普段からこの2つのワードを意識して使い分けている人は少ないかもしれません。

実はウインナーの中には、生で食べてはいけないものも分類されます。そうするとそんなこととは知らずに調理してしまい、生焼けのまま食べてしまう恐れも…。

そのため今回は

  • ウインナーとソーセージの違い
  • おすすめのウインナーソーセージ

について解説していきます。

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ウインナーとは?ソーセージと違うの?

ひき肉または刻み肉を塩や香辛料で調理し、食べられる袋状のものでケーシング(腸詰)された食肉加工品を一般にソーセージと呼びます。

ソーセージとの違い

ずばり、ウインナーはソーセージの一種で、世界各地でハムよりも古くから作られてきた伝統的な保存食。ウインナーとはオーストリアの首都である「ウィーン風」という意味で、正式にはウインナーソーセージと呼ばれます。名称と大きさについての分類は以下のとおりです。

 

JAS(日本農林規格)の分類

ウインナーソーセージ

羊腸を使用したものまたは太さが20mm未満のもの

フランクフルトソーセージ

豚腸を使用したものまたは太さが20mm以上36mm未満のもの

ボロニアソーセージ

牛腸を使用したものまたは太さが36mm以上のもの

ウインナーの製造工程


鳥獣類のひき肉に塩や香辛料で味をつけ、肉だねを作り混ぜ合わせます。その後しぼり袋に口金をセットし、羊の腸に肉詰めをしていきます。あとは好みの大きさに捻ればウインナーの完成です。このまま保存食とする場合は空気乾燥、燻製、発酵、煮沸などの加工が行われます。

ウインナーにはそのまま食べられるものと、加工はせずに生のままにしておくものと2種類あります。

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生で食べても大丈夫?


ウインナーの種類によっては生で食べられないものもあります

ウインナーに関する法律

日本のソーセージ類は「食品衛生法」と「食品表示法」では【食肉製品】と呼ばれ、衛生基準・製造基準・保存基準などが厳しく定められています。

生食でOKなウインナー

一括表示に「加熱食肉製品」と表示されている商品は、製造の工程で完全に加熱することが定められているため生でも食べることができます。

生食がNGなウインナー

ウインナーの中でも「生ウインナー」と呼ばれるものは、製造の過程で加熱を行わずに生のままで販売されています。

この場合は生焼けに注意して調理するようにしましょう。

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解凍のコツ

冷凍庫から冷蔵庫に場所を移し、低温解凍するのがおすすめです。低温で解凍することで解凍しすぎを防ぐことができ、品質を保ったまま解凍することができます。

冷蔵庫で自然解凍を行う場合は約半日が解凍時間の目安です。夕飯に使いたければ朝から冷凍庫に移しておくと良いでしょう。解凍状態で放置しすぎると肉の旨味である肉汁が出すぎてしまうので、注意しましょう。

生焼けの見分け方

ソーセージをカットし、切り口の状態を確認します。生焼けの場合、切り口の断面は白っぽいです。また焼いているソーセージに爪楊枝を突き刺し、透明な肉汁が出て入れば焼けている証拠。白く濁った肉汁が出る場合はまだ生焼けの状態です。

 

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おすすめウインナーソーセージ

ここで美味しくて調理しやすいウインナーソーセージをご紹介していきます。

コストコ生ソーセージ

本場の味わいを楽しみたいなら、チャレンジしたいのが生ソーセージ。コストコの精肉コーナーで販売しています。小分けのパックになっているので使い切りしやすいのが嬉しいポイントです。

シャウエッセン

日本ハムの大ヒット・ロングセラー商品です。本場ドイツに負けない味にするべく、程よくスモークがされた豊かな薫りが特徴。パリッとした皮の美味しさの秘密は、天然の羊腸を用いていることにあります。

 (画像引用 日本ハム)

燻製屋あらびきポークウインナー

詰められた肉はあらびきなので、程良い食感や歯ごたえとジューシー感が◎。豊かな香りが楽しめるよう数種類のスパイスを用いられています。また味付けにはドイツの岩塩「アルペンザルツ」を使用した本格派です。

まとめ

ウインナーはソーセージの一種。特に生ウインナーは加熱調理がされていないため、生焼けで食べてお腹を壊してしまう恐れもあることがわかりました。生食でOKかどうかは、一括表示に「加熱食肉製品」と書かれているかどうかで判断しましょう。

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