皆さんはわらび餅という和菓子を食べたことはありますか?わらび餅は日本で古くから親しまれている歴史ある和菓子ですが、最近ではあまり目にすることも少なくなりましたよね。
わらび餅はわらび粉というわらびの根っこから取れるデンプンを粉にして作るお餅のことで、非常に高い栄養素を含むことで知られています。そんなわらび餅は妊娠中のお母さん達でも食べることができるのか疑問に思ったことはありませんか?
今回の記事ではわらび餅とはどのようなお菓子なのか、わらび餅は妊娠中に食べても良いのかどうか、わらび餅に含まれる栄養素について解説していきたいと思います。
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わらび餅ってどんな和菓子?
わらび餅は、平安時代の醍醐天皇が好んで食べていたと伝えられているほど有名な歴史のある和菓子のことをいいます。そのわらび餅に使われていたのは、植物のわらびの根から採取したデンプン「本わらび粉」です。これがわらび餅の語源になっています。
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わらび粉ってどんなもの?
わらび粉(わらびこ)はわらびの根からとれるデンプンを乾燥させて粉末状にしたもので、とても粘りが強くデンプンの粉臭さがないのが特徴的です。
生成にはかなり手間がかかってしまいあまり生産量が多くできないため、比較的粉類の中でも高価な部類に入ります。
わらびの地下茎を掘り、叩いて、ほぐして、洗ってからデンプンを取り出して乾燥させる工程を経るとわらび粉になります。10kgのわらびの根っこから取れるわらび粉はわずか70gとされており目を掘り起こす作業は冬の寒い時期に行われるので、生産量が少なくなってしまうのも頷けますよね。
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わらび餅は妊娠中でも食べて良いの?
結論から言うとわらび餅は「妊娠中に食べても良い」和菓子です。むしろ他のカロリーや脂質の高いお菓子を食べるよりもわらび餅などのヘルシーな和菓子を食べるのがおススメとされています。
妊娠中におやつで摂取して良いカロリーは1日に200kcal以下と言われています。
スーパーで販売されている一般的なわらび餅のカロリーはひとパックあたり286キロカロリー程度なので、全部一度に食べずに半分ずつに分けて食べるのがおすすめです。
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わらび餅には妊娠中に嬉しい栄養が豊富!
わらび餅はただ単にヘルシーなだけでなく、妊娠中に積極的に摂取したい栄養素が豊富に含まれています。
その代表が食物繊維や葉酸、カロテン、ビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
- 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
悪阻のひどいときもおすすめ
わらび餅は体調不良が続く悪阻の時期で、どうしても食欲がでないけど食べなければいけないときなどにおすすめです。クセが全くありませんし、あっさりとして食べやすく、それでいて栄養素も含まれているので良いエネルギー補給源になります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- わらび餅は妊娠中でも食べることができる
- 甘いお菓子や脂質の高いお菓子を食べるよりもわらび餅を食べた方がむしろ体によい
- 食物繊維や葉酸などを豊富に含む
- つわりのひどい時にもおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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