ワカサギは寒い地域の魚ですが、危険な寄生虫がいるかもしれないことを知っていますか?海の魚だけではなく、川魚にも寄生虫がいます。今回は、
- ワカサギの旬 / 栄養 / 効能
- 生のワカサギは危険?下処理は?
- 食べ過ぎるとどうなる?
- 美味しいレシピ / 食べ方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ワカサギってどんな魚?
英名 | Pond smelt |
別名・和名 | 公魚 |
エネルギー(100gあたり) | 77kcal |
糖質量(100gあたり) | 0.1g |
ワカサギは全長15cmほどの小さな魚で、日本では青森県や北海道などの寒い地域をメインに収穫されています。鱗は付いているものの、ワカサギの鱗は非常に取れやすいため、スーパーなど市場に並んでいるもののほとんどは鱗が取れた状態です。
日本国内のワカサギ生産地No.1は青森県で、全体の約3割を占めています。次いで北海道・茨城県・秋田県と北の地域を中心に漁が行われています。
旬の時期
ワカサギは、11月〜3月頃の冬から春にかけた時期を旬としています。3月に獲れるものが一番脂がのっています。
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栄養
ワカサギには、カルシウムをはじめとするミネラル類やビタミン類が豊富に含まれています。魚1匹自体は小さいですが、高栄養で低脂質なのでヘルシーで、ダイエット中にもオススメの食材です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- ビタミンB12:ビタミンB12には、細胞分裂に関わり、特に乳児や人間の血球の文化には不可欠な栄養素です。細胞分裂の際の、DNAの複製に関わるため、不足すると正常な組織が作られず体の機能維持に影響が出ます。神経伝達や脂質代謝にも関わる酵素です。
- マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
効能
ワカサギはカルシウムを始め、栄養素が豊富に含まれているのでこのような効果を期待することができます。
- 骨や歯を丈夫にする
- 美肌効果
- 冷え性改善
- 風邪予防
- 血液サラサラ効果
ワカサギに寄生虫はいる?
魚には寄生虫問題がありますが、寄生虫の中でも有名な「アニサキス」はワカサギには寄生していません。アニサキスは海に生息しているため、リスクがあるのは海に住む魚です。ワカサギは川や湖などに生息する淡水魚なので問題ありません。
しかし!ワカサギには他の寄生虫がいる可能性があります。淡水魚に寄生するもので「有棘顎口虫(ゆうきょくがっこうちゅう)」という寄生中が最も危険と言われています。
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寄生虫による症状は?
ワカサギなどの淡水魚に寄生する可能性のある有棘顎口虫は、体内に入ると移動する度に皮膚のみみず腫れを起こします。また、酷い場合には脳や目、内臓にも侵入してくる可能性があるのです。
アニサキスは人の体内で生きることができず4〜5日で死滅しますが、有棘顎口虫に関しては人の体内でも生き続けてしまうのです。しかし、この寄生虫は-20度の冷凍状態や加熱することによって死滅するため、生で食べなければ問題ありません◎
生のワカサギは危険?
ワカサギを生で食べるとは聞いたことがないかと思いますが、生食は絶対にNGです!寄生中の問題もありますが、ワカサギに付着している川の菌によって食中毒を起こす危険性があります。ワカサギは必ず加熱して食べるようにしましょう。
ワカサギの下処理
ワカサギの下処理のポイントは下記になります。
- おしりをつまんで汚れを洗い流す
- 塩もみしてヌメリや汚れを取る
- 口を開いて内臓をスルスルと取り出す
主にこの3つで、下処理することで美味しいワカサギを食べることができます◎
ワカサギを食べ過ぎるとどうなる?
ワカサギに毒性はありませんが、食べ過ぎることで腹痛や下痢を起こすことがあります。どんな食材も適量が大切ですので、食べ過ぎには注意しましょう。
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ワカサギの美味しい食べ方・レシピ
ワカサギを使った美味しい食べ方をいくつかご紹介いたします。小さいながらも高栄養なので、購入する機会があれば是非試してみてください。
ワカサギの天ぷら
ワカサギは小さいので、丸ごと天ぷらにすることができます。衣を付けてさっと揚げるだけなので簡単に作ることができますよ◎
ワカサギの南蛮漬け
引用:ニッスイ
南蛮漬けはお酢の酸味が後引く美味しさで、カルシウムたっぷりなので栄養面もバッチリです◎冷蔵庫で数日日持ちするので作り置き食材としても重宝します。
まとめ
「ワカサギの寄生虫の危険性」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ワカサギは淡水魚なのでアニサキスの心配はない
- 淡水魚に寄生し、人の体内に入っても生き続ける危険な寄生虫がいる
- ワカサギを生食するのは絶対にNG!
ワカサギには危険な寄生虫がいる可能性がありますが、加熱や冷凍によって死滅するものなので安心しましょう◎
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