わかめを食べ過ぎるとどうなる？一日何グラムまでが適量？ |

わかめは低カロリーで食物繊維やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。ダイエットや健康を意識している人は意識して食べたい食材です。でも、食べ過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があることを知っていますか？わかめを食べることのメリットだけでなく、食べ過ぎるとどんな危険性があるのかや適量を知ることが大切です。そこで、今回は

わかめを食べ過ぎるとどうなる？
わかめの栄養と効果は？
わかめの正しい食べ方とは？

についてご紹介いたします。

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1 わかめを食べ過ぎるとどうなる？
2 わかめの正しい食べ方とは？
3 まとめ

わかめを食べ過ぎるとどうなる？

低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富なわかめはダイエットに向いている食材です。しかし、適量なら健康に良い栄養素でも、摂取し過ぎると悪影響を及ぼすことがあります。わかめも食べ過ぎには注意が必要です。

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消化不良の原因に？

わかめは食物繊維が豊富です。食物繊維は便秘の解消や糖の吸収を穏やかにする効果がありますが、摂りすぎるとお腹の調子が悪くなります。これは食物繊維がヒトの消化酵素で消化できないためで、食べ過ぎると胃もたれ、腹痛、下痢などを起こす原因になります。

甲状腺疾患のリスクが上がる？

わかめなど海藻類にはヨウ素が多く含まれます。ヨウ素は体に必要なミネラルのひとつで、成長やエネルギー代謝に関わる甲状腺ホルモンの原料になります。しかし、摂りすぎると甲状腺腫や甲状腺機能低下症になってしまう可能性があります。甲状腺腫は甲状腺にしこりができる病気で、悪性の場合にはガンになってしまうことがあります。

甲状腺機能低下症は、甲状腺の働きが低下し甲状腺ホルモンの分泌が不十分になってしまうもので、発熱、胃痛、嘔吐、下痢、声がかれる、皮膚が乾燥する、脱毛、貧血、低体温などさまざまな症状が起こります。

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わかめの栄養素と効果は？

わかめは食べ過ぎは危険ですが、適正量を守って食べるとさまざまな良い効果が期待できます。

脳の働きを維持する

わかめに多く含まれるヨウ素は脳の発育に欠かせない成分です。特に幼少期に摂取することで、脳の発育を助け生涯にわたって認知能力を高める効果があるとされています。

血圧を調整する

わかめのタンパク質が分解されてできるペプチドには血圧を下げる効果があるとされています。

カルシウムが多い

カルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせない成分として知られていますが、ストレスを和らげる効果があることも分かっています。

便秘解消に

わかめは食物繊維が豊富に含まれていますが、特に水溶性食物繊維が多いのが特徴です。水溶性食物繊維は腸内で善玉菌を増やし腸内環境を整える効果があるとされています。さらに、水分を吸収するので便を柔らかくしたり、かさを増やして腸を刺激するため、排便を促す効果もあり便秘の解消に効果的です。

骨や歯が丈夫に

わかめにはリンが含まれます。骨や歯の健康にはカルシウムだけでなくリンが必要です。

食物繊維の効果

食物繊維には便秘解消効果のほかにも糖の吸収を穏やかにする効果が期待できます。

美肌効果

便秘を解消することで、肌荒れの解消にも効果が期待できます。

乾燥わかめは栄養がない？

乾燥わかめは生のわかめを干して作ります。生わかめよりも保存期間が長く、常温で保存できるなど使い勝手が良いので、家庭では重宝されていますが、生わかめとの栄養の違いが気になると思います。カロリーや栄養素について違いをまとめました。

カロリー

生わかめのカロリーは100g当たり24kcalですが、乾燥わかめのカロリーは100g当たり186kcalです。乾燥わかめのほうがカロリーが高いように見えますが、これは、乾燥わかめは水分が抜けているため量の割に軽くなるからです。乾燥わかめは水で戻すと約10倍に増えるので、同じように食べられる状態にすればカロリーはほとんど変わりません。