わかめスープの賞味期限は?常温保存するとウェルシュ菌が発生?

皆さんはスープをよく作りますか?料理の時にはスープがなくては気が済まない!というご家庭も多いと思いますので、毎日の食卓には欠かせないものですよね。スープはたくさんの野菜を摂取することができる方法としてとても便利な調理法で、様々な味付けで食べることができます。

野菜もこれといったものが必ず必要というわけでなく、青菜を使ったりわかめのような海藻を使ったりなど本当にバリエーションはさまざまです。そんなスープですが作ってどれくらいの期間で消費できますか?何日も余らせてしまって、ついには食べられなくなってしまった経験はありませんか?

今回の記事ではスープの日持ちはどれくらいかを解説していきたいと思います。

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スープの日持ちの目安はどれくらい?

先ほども冒頭でお伝えしましたがスープというのは実に様々な種類があり、調理法も具材も色々なのでかなり自由度の高い料理といえます。

ですのでこれといった「目安の期間がない」というのがスープの特徴です。ですがそれではいつまで保存したらいいかよく分からないと思いますので、全てのスープに共通して使える「基本的な存期間」を解説していきたいと思います。

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スープを常温で保存する場合に注意すべきポイント

ガスコンロやIHクッキングヒーターで加熱してスープを作ると思いますが、作ってそのままだしっぱなしにしてはいませんか?スープは常温保存してしまうとウェルシュ菌という細菌が繁殖してしまい食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。

常温保存できるのは「作った翌日までで、室温が20℃以下で一日一回に火を入れること」を条件に保存できると考えておいてください。

ウェルシュ菌とは

ウェルシュ菌とは、人間や動物、土や水の中など自然界にどこにでも生息する細菌です。空気のない暖かいところが大好きで、菌が作られ始める段階ですでに強く、加熱しても死なず急速に増殖していきます。

ウェルシュ菌による食中毒は「給食病」とも言われ、鍋料理は特に、調理中も鍋底に空気を入れるため、よくかき混ぜるようにしましょう。

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症状・事例は?

食中毒の症状はその菌によって様々ですが、大体は、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・発熱などです。菌によっては呼吸困難になったり、小さなお子さんや疾患のあるお年寄りの方は症状が重くなってしまうことがあります。

事例が多いのは、学校給食や飲食店での集団食中毒で、その多くはノロウイルスです。家庭でも、おお鍋料理の他に、お魚のお刺身での食中毒の事例が多いことがわかっています。

治るまでの期間は?

治るまでの期間も菌によりそれぞれですが、大体は2〜3日ほどで回復が見られます。家畜などから発生するカンピロパウダー菌は、長くて1週間かかることがあります。基本的に、菌を体から排出されるまで待って回復していきます。

ちなみに
ウェルシュ菌の潜伏期間は6〜18時間です。

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スープを冷蔵庫で保存する場合

余ったスープが1~2食分くらいであれば、タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存するのがオススメです。冷蔵保存することでウェルシュ菌の繁殖を防ぐことができます。

スープの場合は3~4日程度なら冷蔵保存で保存可能です。ただし冷蔵庫に入れるのは粗熱が取れてから速やかに入れないと雑菌が繁殖してしまいますので、余りそうと分かったらすぐにタッパーに入れて冷蔵庫に移動させておきましょう。

タッパがない場合はお鍋のままやお皿のままで、上にラップをしっかりかけて冷蔵庫に入れてもOKです。

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冷凍保存はできる?

あまりイメージがないかもしれませんがスープは冷凍保存することができます。冷凍することで2週間~4週間程度は保存することができるようになります

冷凍保存する際には必ず密封できる保存容器が必要になります。逆に言えば密閉できればタッパーでもフリーザーバッグでもどちらでもOKです。

気をつけておきたいのはスープは凍ると膨張するので、容器ギリギリに入れてしまうと溢れてしまうことがあります。大体8割程度までに止めておくようにしましょう。

冷凍に向かないスープもある

ただしスープの中でも冷凍に向かないスープもあります。例えば具材がゴロゴロ入っているポトフなどのスープは、冷凍してしまうと具材の食感が大きく変わってしまうので冷凍には向いていません。

逆にかぼちゃスープやじゃがいもスープ、その他の具材が小さいようなスープであれば冷凍しても大きく風味が変化することはないのでおすすめです。

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粉末で販売されているわかめスープの賞味期限は?

ここまでは自分で作るスープの日持ちについて解説してきましたが、世の中にはたくさんの加工方法でスープが販売されています。その中でもよく見かけるのが粉末のわかめスープ。こちらは非常に保存がきく製品となっており「賞味期限の目安は約1年」といわれています。

賞味期限が切れていても食べていいの?

粉末のわかめスープなどの賞味期限がとても長いスープに関しては、賞味期限が1ヶ月や2ヶ月程度切れていても全く問題なく使用することができます。目安としては「製造日から賞味期限までの期間の1.5倍まで」なら、体に影響を与えることなく食べることができると言われています。

例えば一年の賞味期限があるわかめスープであれば、賞味期限が切れても半年程度は問題なく食べられるということです!粉末にしてお湯を入れるだけのスープというのはとても便利ですね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • スープにはこれといった日持ち期間が決められているわけではない
  • 手作りしたスープの場合は常温保存はNG、冷蔵保存か冷凍保存で保存しよう
  • 常温保存が長くなるとウェルシュ菌という食中毒を引き起こす細菌が繁殖する可能性が高い
  • 冷蔵保存する場合は3~4日以内に消費しよう
  • 冷凍保存する場合は2~4週間以内に消費しよう
  • 粉末状のわかめスープの場合は1年程度の賞味期限がある

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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