ぶどうアレルギーはワインでも起こる?危険性や症状を紹介!

日本の秋の味覚といえば「ぶどう」は欠かせませんよね。甘酸っぱくて芳醇な香りがクセになり、子どもから大人まで嫌いな方はいないのではないかと言えるほど好評です。今回は、ぶどうアレルギーについて解説していきます。

ぶどうはワインの原料になることでも有名ですが、ぶどうアレルギーを持っている方はワインでもアレルギーになるのでしょうか?そこで今回は、

  • ぶどうアレルギーはワインでも起こる?
  • ぶどうアレルギーの症状とは
  • ワインはアレルギーにとって危険?
  • ワインを飲む際の注意点

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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ぶどうアレルギーはワインでも起こる?

ワインの原料がぶどうであることは有名ですが、ぶどうアレルギーの方はワインも飲めないのでしょうか?ぶどうアレルギーとワインの関係性について見ていきましょう。

ワインでも十分起こりえる

ぶどうアレルギーの方でもワインは飲めるのでしょうか?結論から申し上げますと、ぶどうアレルギーの方はワインも飲めません。

果物アレルギーは加熱加工などを施すと、たんぱく質の構造変化などにより対象のアレルゲンを使用していても食べられる場合もありますが、ワインは加熱加工されていないためアレルゲンがそのまま残っています。

ぶどうアレルギーの方はワインも控えた方がよいと言えます。

アルコールとアレルギーの危険性

アルコールとアレルギー、実は関連性があると言われています。ワインに含まれるアルコールは、体内に入ると代謝され、「アセトアルデヒド」と呼ばれる物質になります。

アセトアルデヒドはヒスタミンを増加させるため、アレルギー症状をより重篤にしてしまう可能性があります。

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ぶどうアレルギーの症状とは

ぶどうアレルギーの方が誤ってワインを飲んでしまった場合、どのような症状がみられるのでしょうか?具体的な症状について見ていきましょう。

吐き気・嘔吐

ぶどうアレルギーの方がワインを飲んでしまった場合は、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こす場合があります。これは、消化器官が対象のアレルゲンと相性が悪く、アレルゲンを体外へ排出しようとするために起きる現象です。

アレルギー症状の中では比較的軽い部類ですが、症状が見られた場合は安静にしましょう。

下痢・腹痛・発疹

アレルギー対象者が対象のアレルゲンを誤って食べてしまった場合、下痢や腹痛、発疹といった症状がみられることが多いでしょう。下痢や腹痛はアレルギーだと気づかない場合もありますが、湿疹が出ている場合はすぐにわかるでしょう。

ぶどうに限らず、りんごやみかんなど、他の果物や野菜を食べても同様の症状が見られる場合もあります。食べてすぐに違和感を感じた場合はアレルギーの可能性が高いですから、経過観察を行い対処しましょう。

ワインはアレルギーにとって危険?

ぶどうアレルギーの方にとってワインはかなり危険なアルコールと言えます。それはいったいどうしてなのでしょうか?具体的な原因について見ていきましょう。

ヒスタミンが危険

アレルギー症状の緩和の為に「抗ヒスタミン薬」と呼ばれる薬が投薬されます。この通り、ヒスタミンが体内に増えすぎてしまうと、アレルギー症状が重篤になる可能性があるのです

しかし先ほど紹介した通り、ワインに含まれるアルコールはヒスタミンを増加させてしまいます。通常のアレルギー症状に加え、ヒスタミンの増加による症状の重篤化の可能性が考えられます。

これらを考慮しても、ぶどうアレルギーの方はワインを控えた方がよいと言えるでしょう。

自分のアレルギーを把握しよう

アレルギー症状は軽度なものもあるため、一生気付かずに生活している可能性もあります。「なんとなく毎朝お腹が痛くなる」「夕食後はいつも下痢をする」など、日常的におこる思わぬ症状がアレルギーの可能性もあります。

知っておくことで避けられますから、不安がある方は一度医師による診断を受けるのも良いでしょう。

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ワインを飲む際の注意点

ワインを飲むときに注意するポイントを紹介していきます。注意することはないのか、どのようなことに注意するのか見ていきましょう。

自分のアレルギーを把握して飲む

まず一番大切な部分は「自身のアレルギーを知る」ということです。ぶどうアレルギーとわかっている場合は諦めて他のアルコールを楽しみましょう。もし把握していない場合は、少量摂取にとどめ、自身の体調の変化を観察することが大切です。

ワインは体に合わないという方は、実はアレルギーだったという可能性も十分にあります。

アルコールに対する強さを確認しておく

もう一つ重要な部分は「自身のアルコールの強さを知る」ということです。アルコールが体に合う合わないは個人差があります。全く受け付けない方は数滴でも酔ってしまいます。

アルコールとの相性が悪い方が無理して摂取してしまうと、最悪の場合は死に至ることも十分ありますから注意が必要です。

まとめ

今回は、ぶどうアレルギーとワインの関係性について解説していきました。

この記事をまとめると

  • ぶどうアレルギーの方はワインも飲めない!
  • ワインにはアルコールも含まれているため、ぶどうを食べるより更に症状が重い可能性が高い。
  • アレルギーで大切なことは「除去」と「知る」ということ。対象のアレルゲンは避け、何がアレルゲンなのか知ることが大切。

いかがでしたか?ぶどうアレルギーについて少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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