杏仁豆腐の歴史はいつから始まった?ルーツや現在との違いを紹介

杏仁豆腐は中華料理のデザートとして有名で、独特の風味とミルク感が特徴のスイーツです。トロトロの食感と芳醇なミルクの風味が最高で、コンビニスイーツなどでも人気を博しています。今回は、杏仁豆腐の歴史について解説していきます。

杏仁豆腐とはいつから食べられているスイーツなのか、そもそもどんな料理なのか、詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、

  • 杏仁豆腐の歴史
  • 杏仁豆腐は昔とどう違う?
  • 杏仁豆腐の手作り方法
  • おすすめの杏仁豆腐2選

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

スポンサードリンク

杏仁豆腐の歴史

杏仁豆腐の歴史について解説していきます。杏仁豆腐の発祥はいつなのか、名前の由来はどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

杏仁豆腐のルーツとは

杏仁豆腐と聞くと、日本の多くの方はスイーツを想像される方が多いでしょうが、実は薬膳料理の一種なのです。生まれの歴史はとても古く、中国・三国時代までさかのぼります。

中国のある名医が、自身が治した患者の治療費の代わりに「杏の木」を植えるように頼み、この杏の木になる果実の種を原料とした料理が「杏仁豆腐」となるのです。杏の種は「肺や腸の病に良い」とされ、古くから薬として使用されてきました。

それが次第に大衆向けのスイーツとなり、現在に至るのです。

杏仁豆腐の名前の由来

杏の種はとても苦く、そのまま飲むことは難しかったとされています。そこで提案されたのが、牛乳や砂糖を加えて食べやすくする方法です。

杏の種は「杏仁(キョウニン)」と呼ばれ、杏仁を牛乳などで固めた見た目が豆腐に似ていることから「杏仁豆腐」と名付けられました。清の時代(1640年頃~1910年頃)では宮廷でも提供されるようになり、一躍有名な食べ物となりました。

スポンサードリンク

杏仁豆腐は昔とどう違う?

杏仁豆腐の見た目は、プリンのような見た目であったり、角切りになって提供されたり色々ありますが、当時の見た目とどのような違いがあるのでしょうか。

見た目・作り方の違い

杏仁豆腐の見た目は様々あり、現在ではプリンと同じのような状態で販売されたり提供されることが多いですよね。しかし1900年代前半では、杏仁豆腐をカットし、フルーツなどと一緒に提供されることが多かったそうです。

味の違い

杏仁豆腐の肝ともいえる「杏仁霜」は、本場中国ではかなり高価で取引されており、通常販売されている杏仁豆腐には使用されていない事がほとんどです。ですので当時の本格的な杏仁豆腐に比べると、味も風味も大きく違う可能性が高いでしょう。

現在では風味付けの為に、アーモンドの粉末やアーモンドエッセンスなどが代用されることがほとんどのようです。

杏仁豆腐の手作り方法

杏仁豆腐はどのように作るのでしょうか?家庭で手作りすることは可能なのか、材料は何が必要なのか、詳しく見ていきましょう。

今回は、こちら「【病院】杏仁豆腐風【おやつ】 by 井上病院栄養科 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが372万品 (cookpad.com)」のレシピを参考にさせていただきました。

杏仁豆腐の材料

材料 (6人分)

ゼラチン寒天:7g(1.6%)

水:50ml

上白糖:30g

普通牛乳:400ml

アーモンドエッセンス(ビター):20滴

(シロップ)

水:100ml

上白糖:大さじ1

材料は意外とシンプルで、ご家庭に無い材料と言えば「アーモンドエッセンス」くらいとも言えるでしょう。アーモンドエッセンスは、スーパーの製菓コーナーに陳列されていることが多いです。バニラエッセンスなどの近くに陳列されていると思います。

実際の作り方の手順

  • ゼラチン寒天を水で戻しておく
  • 鍋に牛乳と砂糖を入れ、焦げないように1分程度に立たせる。
  • 火からおろし、アーモンドエッセンスを加える。
  • 器に移して冷やし固める。
  • シロップの材料を鍋に入れてに立たせて冷やす。
  • 杏仁豆腐にシロップをかけて完成。

作り方自体もとても簡単で、ゼラチン寒天がない場合は通常のゼラチンで代用も可能なようです。

スポンサードリンク

おすすめの杏仁豆腐2選

杏仁豆腐は今やスーパーやコンビニのスイーツコーナーなどに出向けば、確実に購入できる一品となっています。しかしどうせ食べるのであれば美味しい杏仁豆腐が食べたい!という方へ向け、おススメの杏仁豆腐を紹介していきます。

千疋屋総本店 絹ごし杏仁 マンゴー

千疋屋総本店と言えば、言わずと知れた「高級贈答品の名店」です。本業は果物の輸入・販売が主ですが、加工品の品質もけた違いに高いと有名です。

口どけの良いとろけるような食感と、杏仁とマンゴーの風味が絶品です。星形にくり抜かれたナタデココも可愛らしく、見た目・味ともに最高ランクの杏仁豆腐と言えるでしょう。

艶 杏仁豆富

「菓子屋 艶」は杏仁豆腐をはじめとした200種類以上ものスイーツを取り扱う名店です。代表メニューの杏仁豆腐は種類豊富で、ゴマやブルーベリーなどどれも人気です。

実際に食べた方は、「今まで経験したことのない強い風味」と評するほどです。杏仁豆腐の他にも、プリンや焼き菓子、煎餅など、様々なお菓子が販売されているようなので是非立ち寄って見てくださいね。

まとめ

今回は、杏仁豆腐の歴史や名前の由来、美味しい杏仁豆腐のお店について解説していきました。

この記事をまとめると

  • 杏仁豆腐は三国時代の中国で作られた事が始まり。
  • 薬膳料理として振舞われ、元々は病を治すために食べられた。
  • 千疋屋は有名だが、今や杏仁豆腐専門店などが鎬を削る程の杏仁豆腐ブーム!

いかがでしたか?杏仁豆腐について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク