皆さんはうずらの卵はお好きですか?うずらの卵というと鶏の卵をそのままミニサイズにしたような可愛らしい見た目をしている卵ですが、鶏の卵と同じぐらい栄養素が含まれている食品でもあるんですよ!
そんなうずらの卵ですが食中毒を引き起こしたりアレルギーを引き起こしたりしてしまうことはあるのでしょうか?
今回の記事では、
- うずらの卵とは?
- 栄養価は?
- 食中毒になることはある?
- アレルギーは出るの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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うずらの卵とは?
うずらの卵とは「渡り鳥の一種であるうずら」の卵の事を言います。普通の鶏の卵よりもサイズは小さく、うずらの卵6個分で、鶏の卵1個分に相当するとも言われています。サイズが小さいので、鶏の卵が使いにくい料理にも活用出来て、非常に便利な卵となっています。
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栄養価は?
うずらに卵はサイズは小さいですが、鶏の卵よりも沢山の栄養が含まれています。うずらの卵に含まれる栄養素をまとめてみました。
ビタミンB12 ビタミンB1 ビタミンA 葉酸 セレン
まず、ビタミンB12が含まれているので、貧血の予防や手足のしびれなどに効果があるでしょう。ビタミンB1も含まれているので、疲労回復にはばっちりです。ビタミンAやセレンで、アンチエイジング効果も期待できるでしょう。
鶏の卵に含まれている栄養もありますが、うずらの卵の成分に含まれる量が格段に多い栄養素もあります。
水煮が便利?
うずらの卵を日常的に料理に使おうと思うのであれば、断然水煮が便利です。スーパーでは生のうずらの卵も売っていますが、わざわざ自宅で茹でるのはかなり面倒です。そんな時には、レトルトパックになっている、うずらの卵の水煮を買いましょう。殆どのスーパーで販売されているはずです。
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うずらの卵で食中毒になることはあるの?
うずらの卵の危険性としては、『サルモネラ菌』による食中毒があります。サルモネラ菌は卵の中身や殻に付着している可能性のある菌で、食べると腹痛や下痢・吐き気・嘔吐などの食中毒症状を引き起こします。
市販のうずらの卵は、加熱された水煮がほとんどなので心配ありませんが、生のうずらの卵を調理する場合は注意しましょう。
妊娠中(妊婦)は食べても大丈夫?
妊婦さんがサルモネラ菌による食中毒を起こした場合、直接胎児には影響しませんが、繰り返す下痢によって子宮収縮を起こし、早産や流産リスクが上がる原因となります。うずらの卵はお寿司の軍艦などにも使われていますが、妊娠中はリスク回避のため控えるようにしましょう。
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アレルギーになることはあるの?
うずらの卵は「卵」なので、”アレルギー食品になるのでは?”と思うかもしれません。その答えはYESで、体質によってうずらの卵によるアレルギー反応を起こすことがあります。
うずらはアレルギーになりにくい?
うずらの卵は一般的な鶏卵と比べてアレルギー反応が出にくいとされています。
卵に含まれるアレルゲンは『オボムコイド』と言いますが、うずらの卵には他の卵と比べてこのアレルゲン物質が人の腸内にあるトリプシンという物質と親和性を持っていることがわかっています。
そのため、うずらの卵によるアレルギーは起こりにくく、むしろ免疫力を高める効果があると言われています。
アレルギー症状
万が一うずらの卵アレルギーになった場合、起こり得るアレルギー症状はこちらです。
蕁麻疹 口の痒み 胃痛・腹痛 喉のイガイガ 下痢 咳き込み
蕁麻疹
蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。
皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。
腹痛
卵との相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。
唇・口内の腫れ
唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。
のどの違和感
また、のどの違和感は”口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。
のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。
咳込み・喘息の症状
そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。
一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- うずらには非常に優秀なビタミンが豊富に含まれている
- うずらの卵で食中毒が引き起こされることは稀にある
- 妊娠中は生のうずらは食べない方が良い
- うずらの卵でアレルギー症状が出てしまう人もいる
- 鶏の卵よりはうずらの卵の方がアレルギーが出にくいが、同じような症状が出る時があるので注意が必要
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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