うずらの卵でアレルギー反応は起こる?吐く・腹痛・下痢は食中毒の危険性?

うずらの卵でアレルギー反応を起こすかどうか、知っていますか?一般的な卵のように、アレルギーとなり得る食材なのでしょうか?今回は、

  • うずらの卵にアレルギーはある?
  • 鶏卵アレルギーとの関連
  • 主なアレルギー症状

これらのテーマについて紹介いたします。

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うずらの卵にアレルギーはある?

うずらの卵は、加熱され殻が剥かれた状態でも販売されているので、料理に使いやすい食品です。そのまま食べるのはもちろんのこと、揚げ物や煮物・燻製などアレンジのバリエーションは沢山あります。

うずらの卵は「卵」なので、“アレルギー食品になるのでは?”と思うかもしれません。その答えはYESで、体質によってうずらの卵によるアレルギー反応を起こすことがあります。

うずらはアレルギーになりにくい?

 うずらの卵は一般的な鶏卵と比べてアレルギー反応が出にくい とされています。

卵に含まれるアレルゲンは『オボムコイド』と言いますが、うずらの卵には他の卵と比べてこのアレルゲン物質が人の腸内にあるトリプシンという物質と親和性を持っていることがわかっています。

そのため、うずらの卵によるアレルギーは起こりにくく、むしろ 免疫力を高める効果 があると言われています。

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うずらの卵アレルギーの症状

万が一うずらの卵アレルギーになった場合、起こり得るアレルギー症状はこちらです。

主なアレルギー症状
  • 蕁麻疹
  • 口の痒み
  • 胃痛・腹痛
  • 喉のイガイガ
  • 下痢
  • 咳き込み

蕁麻疹

1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。

皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。

注意

ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。

腹痛

卵との相性が悪いために消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。

唇・口内の腫れ

唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。

口腔アレルギー症候群

このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。

症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。

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のどの違和感

また、のどの違和感“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。

のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。

しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。

咳込み・喘息の症状

そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。

一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。

うずらの卵は危険?

うずらの卵の危険性としては、『サルモネラ菌』による食中毒があります。サルモネラ菌は卵の中身や殻に付着している可能性のある菌で、食べると腹痛や下痢・吐き気・嘔吐などの食中毒症状を引き起こします。

市販のうずらの卵は、加熱された水煮がほとんどなので心配ありませんが、生のうずらの卵を調理する場合は注意しましょう。

妊娠中(妊婦)は食べても大丈夫?

妊婦さんがサルモネラ菌による食中毒を起こした場合、直接胎児には影響しませんが、繰り返す下痢によって子宮収縮を起こし、早産や流産リスクが上がる原因となります。うずらの卵はお寿司の軍艦などにも使われていますが、妊娠中はリスク回避のため控えるようにしましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • うずらの卵は鶏卵と比べてアレルギー反応を起こしにくい
  • 中にはうずらの卵でもアレルギーを起こすことがある
  • ま生だとサルモネラ菌が付着している可能性もある

うずらの卵は一般的な卵と比べてアレルギーを起こしにくい卵ですが、可能性はゼロではないので注意しましょう。また、生のうずらはサルモネラ菌による食中毒になる可能性もあるので注意しましょう。

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