うずらの卵は危険?サルモネラ菌が危ない?知っておきたい特徴や注意点について!

通常の卵より小さくて可愛らしいうずらの卵。中華丼など料理に入っているのを見つけると嬉しくなってしまいますね。市販でも売られているうずらの卵ですが、サルモネラ菌が多く危険という話も聞きます。今回は

  • うずらの卵の特徴
  • うずらの卵の危険性

といったことを中心に、紐解いていきたいと思います。

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うずらの卵の特徴とは?

特徴的なのはうずらの卵のまだら模様。卵を外敵から守るためのカモフラージュのためです。

うずらの卵はこんな感じ

うずらは全長18〜20cmと鶏に比べて身体が小さいため、うずらの卵も縦3cm、横2cm、約10gほどしかありません。

鶏卵との違い

以下はうずらの卵と鶏卵を比較したものです。

  うずらの卵 鶏卵
カロリー  179kcal  151kcal
コレステロール値 470mg  420mg
脂質  13.1g  10.3g

 鶏卵との違いは栄養価の高さ。うずらのように小さな鳥は早く成鳥になる必要があるため、卵内にビタミンA、ビタミンB、葉酸、DHAなどの栄養素を多く蓄えています。ビタミン類に関してはなんと鶏卵の約2倍も含まれています。このほかにも鶏卵に比べて黄身が1.2倍もあるため、濃厚な味わいが楽しめます。

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うずらの卵の栄養素

鶏卵に比べるとずっと小さな卵。この小さな卵に秘められた力は大きく、うずらの卵にはタンパク質がたっぷりと含まれています。

タンパク質含有量

  • タンパク質…12.6g

文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、うずら卵の全卵で生の場合(可食部100gあたり)12.6gあります。ちなみに鶏卵の場合は12.3g。比較するとあまり数値的には変わりがないと言えますが、うずらの卵のほうがタンパク質が豊富であることがいえます。

コレステロールが高め

うずらのコレステロール値は100gあたり470mgです。鶏卵のコレステロール値が100gあたり420mgなので、比較するとやや高めな数値です。

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うずらの卵は危険ってホント?

下痢・腹痛

うずらの卵の殻にはうずらの糞便成分が付着しています。特に古いうずらの生卵には、内部に菌が入っていることもあり、保冷や保管がきちんとできていないと、食中毒を起こしやすい傾向にあります。

サルモネラ菌(食中毒)

主な食中毒の原因となるのがサルモネラ菌。サルモネラ腸炎になると急な発熱と激しい下痢が襲います。保冷が不十分だったり、正しく保管されていない生のうずらの卵、もしくは加熱が不十分なうずらの卵にはサルモネラ菌が入っている場合があるので注意しましょう。特に生食で食べるときは新鮮なものを。時間が経ったものに関してはしっかりボイルして食べるようにしましょう。

卵アレルギーの人には注意

うずらの卵には交差反応性があるため、鶏卵と同様にアレルギー反応が出る場合があります。初めて食べる場合は注意して食すようにしましょう。

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中国産は危ない?

よく中国産のものは身体に良くないともききますが、日本国内のスーパーなどで流通しているものは品質も保たれているので比較的安全に食べることができます。ただしネット注文できるもので品質や出自が怪しいものに関しては別。注意して買うようにしましょう。

食べ過ぎはよくない

うずらの卵に限らず、卵はそのものの性質としてコレステロールが高い傾向にあります。日本人の平均的なコレステロール摂取量は300mgなので、うずらの卵を100g食べると平均値を軽くオーバーをしてしまいます。多少オーバーするのは構いませんが、たくさん摂りすぎると血中コレステロールが高くなる場合もあるので、注意して食べる必要があります。

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うずらの卵は手軽に食べられる

とはいえうずらの生卵を茹でて皮むきをする作業が面倒…という人も多いかもしれません。そんな人におすすめなのがスーパーなどで販売されている、味付けうずらの卵や水煮のパック、燻製がされたものです。わざわざ調理をしなくてすぐに食べられるため、手軽に栄養が補給できます。

筋トレ後のタンパク質補給

鶏卵同様にタンパク質を含むうずらの卵。筋トレ後にタンパク質を摂ることで、摂取したタンパク質は筋肉合成に使われます。

ダイエット時のおやつにも

うずらの卵はタンパク質をはじめダイエットに不足しがちなビタミンやミネラルが豊富。腹持ちも良いので小腹が空いたとき、ダイエットのお供にもぴったりです。

まとめ

この記事をまとめると

  • 鶏卵に比べてうずらの卵のほうが栄養価が高い
  • サルモネラ菌やアレルギー反応に注意する
  • 食べ過ぎは良くない
  • 筋トレやダイエットに手軽に取り入れられる

いかがでしたか。うずらの生卵を使うときはくれぐれも衛生面に注意を。気軽に普段の食生活に取り入れたいなら、市販の水煮や燻製になっているものを使うといいでしょう。

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