定番の中華丼の具材やコロッケの具材、焼き串としても活躍するうずらの卵。その可愛らしいサイズ感から、最近人気のキャラクター弁当などでも活躍の場が広がっています。
しかもうずらの卵は栄養価が高いとか。その一方で心配なのがコレステロール値です。
今回は
- うずらの卵について
- 食べ過ぎは危険なのか
- うずらの卵の使い方
についてみていきます。
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目次
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うずらの卵はどんなもの?
ウズラは、鳥綱キジ目キジ科ウズラ属に分類される鳥の一種。全長18〜20cmと鶏に比べて身体が小さいため、うずらの卵も縦3cm、横2cm、約10gほどしかありません。特にボイルされた卵は手軽に調理に加えられることから、様々なメニューで活躍しています。
うずらの卵の水煮
たんぱく質の変化が起こらない温度でボイルしたものが売られています。茹でられた状態でパックになっているので、お弁当のおかず、間食用のおやつなどにも重宝します。
燻製も売られている
燻製のうずらの卵は半熟風。桜のチップで燻したもので、新鮮な生卵を厳選されて燻されています。お酒のおつまみとしてもぴったりな逸品です。
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鶏卵との違い
うずらのような小さな鳥は早く成鳥になる必要があるため、卵内にビタミンなどの栄養素を多く蓄えています。また、うずらの卵は鶏卵に比べて黄身の割合が多いため、栄養価が高いことがわかっています。特に各種ビタミンが豊富でビタミンB12は鶏卵の約5倍、DHAは鶏卵の約3.5倍含まれています。ちなみに普通の卵の100gあたりのカロリーが151kcalなのに対し、うずらの卵は179kcalとやや高め。ダイエットをするなら食べ過ぎには注意をしたい食品です。
コレステロールは高い?
うずらのコレステロール値は100gあたり470mgです。鶏卵のコレステロール値が100gあたり420mgなので、比較するとやや高めということになりますが、そんなに大差はないです。
タンパク質はどれくらい?
- タンパク質…12.6g
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると、うずら卵の全卵で生の場合(可食部100gあたり)12.6gあります。一方、普通の鶏卵は100g12.3g。タンパク質だけで比較するとそんなに大差がないことがわかります。
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食べすぎると危険なのか
このように栄養豊富なうずらの卵。栄養価が高いので子供の成長にあわせて食べさせるのにはぴったりと言えるかもしれません。しかし食べすぎても問題はないのでしょうか? ここからは1日の摂取目安量などについてみていききます。
1日何個まで食べても大丈夫?
前述したように鶏卵よりも栄養価の高いうずらの卵。その小ささから普通の卵1個と同じ量を食べようとすると5〜6個くらい食べる必要があります。摂取するなら1日4〜5個くらいを目安にしたいものです。ただしうずらの卵はややコレステロールが高めなので食べ過ぎにはくれぐれも注意をしたいものです。
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卵アレルギーの人は注意
うずらの卵には交差反応性があるため、鶏卵と同様にアレルギー反応が出る場合があります。初めて食べる場合は注意して食すようにしましょう。
ただしうずらの卵は一般的な鶏卵と比べて、比較的アレルギー反応が出にくいとされています。卵に含まれるアレルゲンは『オボムコイド』と言いますが、うずらの卵には他の卵と比べてこのアレルゲン物質が人の腸内にあるトリプシンという物質と親和性を持っていることがわかっています。
そのため、うずらの卵によるアレルギーは起こりにくく、むしろ免疫力を高める効果があると言われています。
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生で食べても平気?
うずらの卵は新鮮なうちは生で食べても大丈夫です。生食ではパック詰めされてから2〜3週間ほどは美味しく食べることが可能です。鶏卵と比べると独特の臭みがある場合がありますが、それがクセになることも。生のうずらの卵はざるうどんやオクラ納豆、鉄火丼などにトッピングしたりと、何かと便利です。ただし卵の殻には雑菌が付着しているので、注意する必要があります。
うずらの卵の使い方
日常の食事でタンパク質を意識的にとることは大切です。特にうずらの卵は高タンパクなので重宝します。
筋トレの栄養補給に
摂取されたタンパク質を分解する際、身体は労力を使うためエネルギー代謝が高くなります。つまりタンパク質を摂ることで痩せやすい身体になります。高タンパクなうずらの卵は筋トレのお供にぴったりです。
ダイエットにも最適!
うずらの卵は6個食べたとしても85kcal。お菓子を食べるよりもかなり低カロリーです。腹持ちも良いため、ダイエット中のおやつに最適といえます。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- うずらの卵は鶏の卵に比べて栄養価が高い
- ややコレステロール値が高いが許容範囲を守れば大丈夫
- 卵アレルギーの人は注意が必要
- 筋トレやダイエットにもうってつけ
鶏卵と違って使い勝手が悪い面もありますが、その栄養価の高さは見過ごせません。生卵を調理するのが面倒だという人は、水煮や燻製など、手軽に食べられるように調理されたものを利用すると良いでしょう。
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