皆さんは毎日ご飯を食べますか?そんなご飯が最近の情報では体に悪いと言われていることを聞いた事はありませんか?毎日食べているご飯が体に悪いと言われると、なんだか不安になってしまうかもしれませんよね。
ご飯として食べることができるお米をうるち米と言いますが、うるち米はどんな体に悪い影響を持つと言われているのかについて一緒におさらいしていきましょう!
今回の記事では、
- お米ってそもそも何?
- 米の種類は?
- うるち米は体に悪いの?
- うるち米の栄養素は?
- おすすめのお米は?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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お米はそもそもどうやって作られるの?
当たり前のように身近なごはんですが、そのもととなる米はどうやって作られているのでしょう?米はイネ科の植物である稲の種子です。田んぼに田植えされた稲が成長し、成熟すると籾(もみ)が実ります。
籾とは稲の果実に相当する部分のことです。その籾を収穫し脱穀、精米の工程を経て、私たちがいつも食べている米になるのです。
いつもお茶碗いっぱいに食べているごはんの一粒一粒が大切に育てられ複雑な工程を経ていると思うと、一粒も残さずにありがたくいただきたくなりますよね!
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お米の種類について
日本だけでなく、世界中の人々の食生活を支えている米。米の種類は大きく分けて、ジャポニカ(日本型イネ)、インディカ(インド型イネ)、ジャパニカ(ジャポニカとインディカの中間型)の3種類があります。
- ジャポニカ(日本型イネ)
- インディカ(インド型イネ)
- ジャパニカ(ジャポニカとインディカの中間型)
ジャポニカは普段私たちが食べているごはんです。炊くとツヤが出て、粘り気があります。日本の他、朝鮮半島や中国東北部でも作られています。インディカはエスニック料理店などでおなじみの細長いお米です。ジャパニカはジャワやイタリアで作られています。
ジャポニカの中でも用途によって、このように種類が分かれます。
- うるち米・・・私たちが食べている普通のごはん
- もち米・・・炊くと粘りがでるので餅や赤飯に使われる
他にも、古代米のひとつである赤米や、日本酒に使われる醸造米・酒米などがあります。
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うるち米って体に悪いの?
ジャポニカのお米の中でもうるち米ともち米に別れるという解説を行いました。その中で私達が普段食べている普通のご飯のうるち米は体に悪影響を及ぼすという情報も最近ではいくつか目にすることが多くなりましたよね。
ではうるち米は体に悪いのかについて見ていきましょう。
うるち米は体に悪いというわけではない!
うるち米は一概に全てが体に悪いというわけではありません。全て体に悪いとなると今まで普通のうるち米を食べてきた日本人はみんな体に何かしらの悪影響をきたしているということになってしまいますよね。
ですが日本は長寿大国と言われているくらい平均寿命が長い国でもあります。こういったことからうるち米の消費量がとても多い日本が平均寿命が長いとなるとうるち米=体に悪いとは一概に言えないのではないでしょうか。
白米が体に悪いと言われている
ただしそんなうるち米の中でもしっかりと精製した「白米」は体に悪いと言われることが多くあります。これはお米に含まれる栄養素が詰まっている部分を精製してしまうことで失ってしまい、糖質だけを吸収できる形にしてしまっているからとされています。
この情報についてはかなり妥当性が高く、うるち米の中でも可能であれば玄米を食べていただいた方が体によいという研究が多数あります。
玄米には食物繊維が多く含まれており、食物繊維は糖質と一緒に摂取することで体への糖質の吸収を抑えてくれるという働きがあります。食物繊維を一緒に食べることによって急激な血糖値の上昇を防ぐことができるのです。
一方で白米のような糖質がダイレクトで吸収されるものに関しては急激な血糖値の上昇を招き、糖尿病や動脈硬化、肥満などの影響を受けやすいとされているものです。
ただしこれも生活習慣によって全く影響が異なってきますので、うるち米が絶対的に悪というわけではないという認識を持っておいた方が良いでしょう。
私のオススメは出来る限りなら、食物繊維が多く含まれている玄米を食べることですね!
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うるち米の栄養素はすごい!
ごはんは主食として欠かせない食品です。「主食なので炭水化物では?」と思いますよね。実はお米には、その他にもたくさんの栄養素が含まれています!ここではごはんの栄養素を詳しく見ていきましょう。
- 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄:鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
このようにお米には非常に多くの栄養素が含まれています。これらの栄養素を精製した白米はかなり失ってしまっている状態です。お米の栄養素をダイレクトに受け取りたいならやはり生成する前の玄米で食べるのがお勧めでしょう!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- お米にはうるち米ともち米の種類がある
- うるち米は私たちが普段から食べているご飯に使われるお米
- うるち米は体に悪いという情報があるがそれは間違い
- 精製度の高い白米にしてしまうと、玄米で持っていた栄養を失ってしまうため注意が必要
- おすすめは玄米で食べること!
- ご飯には炭水化物で他にもたくさんのミネラルやビタミンが含まれている
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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