私はうりを食べた時にえぐみを感じたことはありませんが、苦みを感じたことがありました。そういった経験から、うりの苦みやえぐみの原因がわかりましたので、本記事にて解説していきます。
うりを美味しく食べるためにも、早速チェックしていきましょう!
引用:JA
スポンサードリンク
|
|
うりの苦みの原因はククルビタシン
うりを食べたら苦かった、その原因はなんなのでしょうか?うりの苦みの原因はククルビタシンと言われています。
うりだけでなく、ウリ科の植物のスイカやヘチマ、ゴーヤやメロンなどで引き起こす可能性があります。ククルビタシンはアブラナ科の植物や香木の沈香、キノコ類や海の軟体動物にも含まれる成分です。
四環式テルペノイドのグループに属しているククルビタシンは、40種類自然に産生すると言われています。ウリ科の植物はククルビタシンはほとんど含まれているのですが、通常の量は微量です。
苦味が強いウリ科のゴーヤには比較的多く含まれていて、苦味の原因でもあります。
ククルビタシンによって苦味を感じることで中毒を引き起こすことがあります。うりを食べる際には、調理前に実や茎を切って少し味見をしてみましょう。
苦みが強く感じる場合は食べない方が良さそうです。
スポンサードリンク
生育過程でまれに苦みのあるうりができる
うりは基本的に無害な野菜です。ですが、水やりが不足したり、温度が変わる、交雑などが原因によって稀にククルビタシンを多く含むうりができてしまうことがあるようです。
見た目でククルビタシンが多いか少ないか判断が出来ません。せっかくうりを買って料理しようと思ったのに、苦かったなんてことがあっても食べてはいけません。
大丈夫であろうと食べてしまうと、唇の痺れや腫れ、嘔吐や吐き気、下痢や腹痛に引きおこてしまいます。
スポンサードリンク
市販されている野菜のほとんどは安全
うりで中毒には誰もなりたくないと思います。実際にスーパーや八百屋などでうりを購入すると思いますが、市販されているものは安全なのでしょうか。
市販されている野菜は、うりに限らずほとんどは安全と言えるでしょう。絶対に大丈夫という訳ではないですが、基本的には問題ないと思って良いです。
それではどうして苦みのあるうりがあるのでしょうか。苦いククルビタシンを多く含んだうりは、趣味の菜園で栽培されたものや人から提供されたものが原因として挙げられます。
自分の家で栽培した、友達から貰ったなど、破棄してしまうのは勿体ないかもしれませんが、苦い場合には食べない方が賢明でしょう。
スポンサードリンク
えぐみをとる方法
ここではうりのえぐみを取る方法について解説します。えぐみはうりを食べる際に取り除きたいものですよね。
うりはえぐみを感じることがあるので、えぐみを取り除く方法を覚えておきましょう。
下ゆでは、うりのえぐみを取る方法の一つです。茹でることでアク抜きが出来るので、うりのえぐみを取り除くことが出来ます。
茹で時間によっても異なりますが、長時間茹でることで、柔らかくなり味が染み込みやすくなるメリットもあるでしょう。
料理によって下ゆで時間を変えるのもポイントです。
- うりを縦に切って種をスプーンで取り除く
- うりを食べやすい大きさにカットする
- お湯が沸騰してからうりを入れる
- 茹で上がったらすぐに冷水につけて冷やす
シャキシャキ感を残したい場合はゆで時間を短くすると良いでしょう。うりの下ゆでの際には、沸騰したお湯に入れるのがポイントです。
2、塩もみうりのえぐみを取る方法として塩もみも挙げられます。ウリ科の野菜を下処理する際には、塩もみは多く用いられています。
塩でもむだけでえぐみや苦みが取れるの?と思うかもしれませんが、緩和することが出来るのです。
- 両端を切り落としてスプーンで真ん中の種をかき取る
- 1センチほどに斜め切りをしたうりと塩をビニール袋に入れる
- 空気を抜いた袋の上から全体的にもみ込む
しっかりと時間をかけてもみ込むことで、えぐみが取れます。時間をかければかけるほどに塩気が強くなるので好みで調整してみてください。
スポンサードリンク
まとめ
今回はうりの苦みの原因とえぐみを取る方法について解説していきました。基本的に苦いうりに当たることはほとんどありませんが、食べてみてうりが苦かった場合には食べないようにしましょう。
ククルビタシンが多く含まれていることが苦みの原因で中毒を引き起こしてしまう可能性があります。えぐみは下ゆでや塩もみをすることで緩和させることが出来ます。
苦みやえぐみについて理解して、美味しくうりを食べましょう。
スポンサードリンク