ウニは何類の何科?どんな仲間がいる?構造や生態についても!

ウニといえば「高級食材」というイメージがありますよね。お寿司屋さんでも、ウニは高級寿司として広く親しまれているかと思います。そんな日本人に好まれ続けているウニですが、ウニの生体まではあまり知らないという方が多いのではないでしょうか?色鮮やかな見た目と、トゲトゲとした殻のイメージが強いウニですが、「ウニに目はあるの?」・「ウニって移動するの?」など、考え始めてしまうとウニの生態への疑問は次々に出てくるかと思います。今回は、

  • ウニは何類の何科なのか
  • ウニは何を食べて育つのか
  • ウニは卵を産むのか
についてご紹介させていただきます。「ウニが大好きだけど、ウニのことについては全然知らない。」という方や、「ウニの生態について気になる!!」という方は、ぜひこちらの記事を読んで参考にしてみてください。

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ウニは何類の何科?

そもそもまず、ウニは何類の何科の生き物なのでしょうか?以下にご紹介させていただきますので、よろしければ読んで参考にしてみてください。

棘皮動物類

ウニの特徴は、「皮膚が棘状になっていること」と「成長した形が五放射相称になっている」ということです。これらの特徴を持つウニは、棘皮動物と言われています。

ウニは何の仲間?

ウニというと、殻を割って食べるイメージがありますので、なんとなく「貝の仲間」というイメージを持っている方も多いかかと思います。ですが実はウニは、貝ではなくヒトデやナマコの仲間なのです、ウニとヒトデやナマコというと、見た目は全然違うので仲間とは分かりにくいかと思いますが、これらはすべて同じ「棘皮動物」に分類されているのです。

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ウニの構造について

ここからは、謎が多いウニの構造について記載させていただきます。「ウニの構造」と言われても、なかなかすぐに答えられる人はいないのではないでしょうか?これを機会にぜひ、ウニに詳しくなっちゃいましょう♪

五放射相称の形をしている

ウニが五放射相称の生き物であるということは、ウニが生きているときにはわかりにくいかもしれません。ですがウニが殻だけになると、その五放射相称性の模様をわかりやすく観察することができます。五放射相称とは、同じ形が中心から5つ放射状に並んだ姿をしていることを言い、棘皮動物はが五放射相称が特徴的なグループなのです。同じ棘皮動物の仲間であるヒトデですと分かりやすいですよね。ヒトデは五放射相称であることが最もわかりやすい星形をしています。

内部構造は?

ウニには実は私たちのような目の機能を持つ器官はありません。ですがトゲに覆われたウニの体全体が目と同じような働きをしておりますので、目がなくても光の明暗を判別することはできると言われています。ウニに指を近づけるとそこに影ができますよね。そうするとウニは目は見えませんが明暗の判別はできますので、この「影」=何か来たと判断し、影の方向に棘を向けて身構えるというわけです。このような動きをされると、てっきりウニには目があるのかと思ってしまいますよね。そしてウニには管足と呼ばれるトゲとトゲの間から伸びているニョロニョロとしたものがあり、この管足の先についている吸盤を使って、ウニは餌である海藻などを口に運びます。ちなみにウニの口は腹側の中心にあります。

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ウニの生態について

ウニは何類の生き物なのか・ウニは一体何の仲間なのか・そしてウニの構造について分かりましたね。それではここからはいよいよ、気になる「ウニの生態について」ご紹介していきたいと思います。

何を食べている?

ウニは一般的にはコンブやワカメ・カジメなどの海藻類を食べて成長します。ですが実はウニはあらゆるものを食べる雑食性の生き物であると言われています。ウニが育つ環境によって味に違いが出てくるのはそのためと言われいています。ウニが何かを食べているところを、ぜひ一度見てみたいですよね。

移動はしている?

ウニが移動しているというイメージはあまりありませんが、実はウニはちゃんと自分の力で動くことができるのです。ウニの殻の表面からは鋭く尖ったトゲが出ていますが、実はこの間からは細長い糸状の管足と呼ばれるものかがたくさん伸びています。この管足の先端が吸盤になっていて、これを利用してウニは移動するのです。ウニは移動したい方向に管足を伸ばし、吸盤を岩や石に張り付けて管足を縮めて体を引っ張って移動します。

卵は産む?

見た目からは分かりにくいのですが、ウニにも性別があります。産卵期になると雌は卵を、雄は精子を放出して海水中で受精するのです。ウニの上の方にある肛門の周りに5個並んでいる部分が、卵や精子の出口になっています。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ウニは皮膚が棘状になっている棘皮動物類で、成長した形が五放射相称になっていることから、ヒトデなどと仲間であるとされている。五放射相称とは、同じ形が中心から5つ放射状に並んだ姿をしている生き物のことを言います。
  • ウニは一般的にはコンブやワカメ・カジメを食べて育つと言われているが、雑食性の生き物であるため、そのウニが育つ環境によっても、ウニの味に違いが出てくると言われている。
  • ウニにも性別があり、産卵期になると雌は卵を、雄は精子を放出して海水中で受精する。