ウニ毒の症状は?棘が刺さった時の対処法は?ガンガゼは食べられる?

皆さんはウニはお好きですか?ウニといえばあの黄色からオレンジ色の美味しい海産物のイメージがあると思いますが、とってもトゲトゲして触ることすら危ない生物だということを忘れていませんか?

ウニの中には棘に毒を持つタイプもいます。今回の記事では毒を持つタイプのウニのトゲに刺さった場合の症状や毒を持つタイプには食べることができるのかについて解説していきたいと思います。

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ウニには毒がある種類がいる

ウニといえばお寿司屋さんや海鮮市場で見つけることができるとても高級な海産物の一つですよね。独特の風味と甘みがとても美味しい一度食べたらやみつきになってしまう食材ですが、私たちが普段食べているウニにはいくつかの種類があります。

そして海の中には毒の棘がある恐ろしいウニもいるのです。その毒のトゲを持つウニの名前は「ガンガゼ」や「オニヒトデ」です。特にこのガンガゼは刺されるととても痛く、その上大量発生して海藻をたくさん食べて漁場を荒らしてしまうので海水浴客からも漁師からもひどく嫌われているウニです。

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ウニの毒の症状は?

ガンガゼというウニのトゲに触れたり踏んだりしてしまうと鋭い痛みを伴う刺し傷が生じます。とげは皮膚の内部で砕けてしまうので取り除かなければ慢性的な痛みや炎症を引き起こすことになります。

その際に関節痛や筋肉の痛み、発疹などが生じる場合があるとされています。

ちなみに毒のないウニであったとしても体に刺さってしまうと棘が体内で砕けて体の中に残ってしまい、それによって痛みや腫れが生じてしまう可能性があるので、海水温が高くなり初夏の海は裸足で海の中を歩いてしまうとトゲが刺さってしまう可能性がありますので注意しましょう。

ウニのトゲが刺さったときの対処法

ウニのトゲが刺さった時の対処法について解説していきましょう。 ウニのトゲが刺さった場合は痛みを感じたらすぐに陸に上がりトゲをできるだけ抜きます。その後患部を熱めのお湯か酢に10分から15分程度浸します。こうすることでお酢に入っているクエン酸が毒素を取り除き痛みを和らげる効果があります。

トゲを抜かないでおくと、トゲが深くに入り込んでしまい化膿したり痛みが取れないなどの問題があります。 

さらに細菌感染で化膿したりすることもあるので、やはり可能な限り抜いた方が良いです。 家庭で抜けないトゲは病院で抜いてもらうことをおすすめします。ウニのトゲはとても砕けやすいので微細なものが残ってしまうことがありますが、2~3週くらいで自然に溶けてなくなるので安心してください。

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どくのトゲを持つガンガゼは食べることができるの?

ここまではウニのトゲによる体への症状について見てきましたが、厄介者として扱われているガンガゼは食べることができます。しかも通常のウニに比べてたくさん手に入るので安く買えますし、味もムラサキウニやバフンウニには負けてしまいますがウニの独特の風味をしっかりと味わうことができるのでとても美味しいとされています。(相場としてはガンガゼ一匹あたり80円~100円程度、通常のウニは一匹あたり400円~1000円程度) 

またその他にもガンガゼは石鯛を釣るための餌として用いられていることもあるため、釣具屋で購入することもできるなど様々な使い方があります。

下処理をするときは注意!

もしガンガゼを食べる場合はトゲをしっかり取り除くなどの下処理が必要です。この際にトゲが皮膚に触れてしまうとピリピリとした刺激を感じたり、アレルギーに敏感な人であれば強いアレルギー症状が出てしまう場合がありますので注意が必要です。

外側のトゲはハサミを使えば簡単に切り落とせますが、ザルなどでコロコロ転がすだけでも簡単に取れるほど脆いので、トゲを取るようにしましょう。しっかりと棘を取ったガンガゼは指の力だけで簡単にパカッと割れます。内臓を全て洗い流し、可食部だけを残してしっかりと洗浄してから食べてみてください。 

ムラサキウニは食べたけどガンガゼは獲って食べても良い

ガンガゼは漁師の嫌われ者ということを伝えしましたが、実際に海の近くで漁を行っている人に聞くと、ムラサキウニは勝手に狩猟してはいけないけれどガンガゼは問題なく収穫することができるようです。やはり爆発的に増えるガンガゼは厄介者なだけあって、漁師の方もなかなか処理に困っているようですね。

とはいえガンガゼには毒がありますので知識のないうちに扱うのはやめた方が良いでしょう。

ガンガゼウニはインターネットショップなどで手に入れることができるのでぜひ一度検索して調べてみてくださいね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ウニには毒がある種類がいる
  • ガンガゼやオニヒトデは強い毒を持つため注意が必要
  • もし体にウニの棘が刺さってしまった場合は熱めのお湯かお酢につけておくと痛みが和らぐ
  • 早めにトゲを取り出して医療機関に相談しよう
  • どくのトゲを持つガンガゼは食べることができる
  • インターネットショップで販売しているので見てみよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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