うな重の松竹梅の違いは何?どれが上?値段の差・由来や意味は?

土用丑の日にはうなぎを食べる習慣がありますが、「松竹梅」にはどんな違いがあるのか知っていますか?松竹梅の違いや値段、由来などについて着目しました。今回は、

  • うな重の松竹梅の違い
  • 特徴・値段の差
  • 松竹梅の由来・起源

これらのテーマについて紹介いたします。

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うな重の松竹梅の違いは何?

うな重はメニューに「松・竹・梅」とありますが、具体的にどんな違いがあるか知っていますか?ランク別になっていて値段の差がありますが、松竹梅それぞれの特徴は何なのでしょうか?

松竹梅の違いはうなぎの質と思うかもしれませんが、実はうなぎは同じものが使われています。松竹梅の違いは質ではなく、 のっているうなぎの量 なのです。

うなぎの産地に決まりもなく、養殖・天然・国産・中国産など、どのうなぎを使っても松竹梅の差を付けることができます。

値段

うな重の松竹梅の値段は、高い順に松→竹→梅となっています。価格はお店によって様々ですが、松と竹、竹と梅で5,000円の値段差があることもあります。

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松竹梅の由来

『松竹梅』の由来は、中国が起源です。日本国内では、松・竹・梅どの植物も寒さに強く耐久性があることから、めでたいものとしてお祝い事に用いられるようになりました。

日本に松竹梅が伝わったのは奈良時代で、その後江戸時代までは松竹梅に価値の順番はありませんでした。現在のように松竹梅に差ができた由来には諸説あります。

松竹梅の順番
  • 説1…当初「ばいしょうちく」と言われていたが、江戸時代の商人や町人が語呂のよい「しょうちくばい」に並べ替えた
  • 説2…慶次の飾りにものとして使われ始めた順番

どちらが確実な説なのかははっきりしていませんが、慶次の飾りものとして松→竹→梅の順に使われてきました。どれも縁起の良いものですが、江戸時代に松竹梅の順番が付いたことはわかっているようです。

中国産のうなぎはまずい?

うなぎは通年販売されていますが、土用丑の日には沢山のうなぎがスーパーに並びます。主に国産と中国産のうなぎですが、値段に大きな違いがあります。

高いのはもちろん国産、リーズナブルなのは中国産です。安い中国産というとあまり美味しくないイメージを持ちがちですが、中国産のうなぎはまずいのでしょうか?国産と中国産のうなぎには、主にこのような違いがあります。

国産・中国産うなぎの違い
  • 大きさ
  • 種類

国産のうなぎにはニホンウナギ、中国産はヨーロッパウナギという種類が使われています。種類が違うので、味や大きさも異なります。

ニホンウナギは旨味が強く、弾力が少なく身が薄いという特徴があるのに対し、ヨーロッパウナギは脂が多めで身が厚いという特徴があります。

下記記事で詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう!

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妊娠中(妊婦)でもうな重は食べられる?

妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、うなぎは、妊娠中は食べ過ぎない方が良い魚とされています。その理由には、うなぎが持つ『ビタミンA』にあります。

うなぎに含まれる動物性ビタミンAは体に必要な栄養素ではあるものの、妊娠中の過剰摂取は禁物です。

“動物性ビタミンA”を妊娠初期(妊娠1ヶ月〜4ヶ月まで)に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。

まとめ

この記事をまとめると

  • うな重の松竹梅の差は、使われているうなぎの量
  • うなぎの種類や産地、養殖か天然かの差ではない
  • 松竹梅は、松→竹→梅の順に値段が高い
  • 松竹梅の由来は江戸時代にまで遡るが、諸説ありはっきりしていない

うな重には松竹梅がありますが、その違いはうなぎの量によるものでした。養殖・天然などの違いではないのはちょっと残念ですね。

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