大人から子どもまで幅広い層に人気の高い食材である鰻。やわらかくてふわふわの身と香ばしいタレの組み合わせは、食欲をそそりますよね。
しかし、濃い味付けである鰻は食べ続けると飽きてきてしまうことも。
- 鰻に合うおかずはどんなものがある?
- 鰻に合わせたい付け合せを解説
- 鰻に合わせたい漬物を解説
- あまった鰻のアレンジレシピ
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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鰻に合うおかずの条件
さっぱりする味のもの
タレの味が濃い鰻に合うおかずには、さっぱりとした味のおかずを用意すると良いでしょう。鰻自体にボリュームは十分あるため、小鉢などで提供できるサイズのおかずがいくつかあるとよりバランスの取れた食事にすることが可能です。
また、おかずとは異なるものの汁物を用意すると食が進みやすくなるでしょう。鰻のタレに十分な塩分が使用されていることを考慮して、すまし汁などを選択すると過度な塩分摂取を防止することもできます。
漬物が一番合う
鰻をメインの献立にした場合、どうしても食卓に彩りが失われてしまいがちです。そんなときはシャキシャキとした歯ごたえと様々な野菜の色合いを楽しむことが出来る漬物が最適です。
漬物にはボリューム感はさほどないため、上記のおかずに更に加えても食べすぎになりにくいのもポイントです。むしろ、漬物の野菜に含まれる食物繊維が鰻の消化を促進させてくれる効果も期待出来るでしょう。
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鰻の定食に合わせたい付け合わせ2選
冷奴・湯豆腐
夏に鰻を食べる際に合わせたい付け合せとして、冷奴はいかがでしょうか。冷やした豆腐に乗せたネギや生姜などの薬味は鰻の消化を促進させてくれる効果もあります。
なによりカロリーが高くなりがちな鰻とは違い、低カロリーな豆腐は付け合せとしても最適です。鰻でこってりした口の中を冷奴でさっぱりさせることで、より食欲を増進させる効果も期待できますよ。
一方で、冬に鰻を食べる場合は湯豆腐を付け合わせにすると、食卓が一気に華やかになります。豆腐は、温めたほうが大豆の旨味をはっきりと感じられるのも湯豆腐の魅力です。
また、豆腐には豊富なたんぱく質が含まれているため、栄養面から見てもおすすめの付け合せです。
煮物・おひたし系
鰻をメインにするとどうしても不足しがちなのが野菜です。そのため、うなぎの副菜として野菜をたっぷり使った筑前煮がおすすめです。根菜類に含まれた食物繊維はうなぎでは補うことの出来ない栄養素であるため、非常にバランスの取れた食事になります。
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鰻の定食に合わせたい漬物2選
きゅうりの漬物
漬物の王道といえば、やっぱりきゅうりの漬物を挙げる人が多いのではないでしょうか。さっぱりとした漬物の食感は、鰻の脂っぽさを洗い流してくれる効果もあります。
浅漬であれば、自宅でも簡単に調理が可能なのも嬉しいですね。
たくあん・柴漬
たくあんや柴漬けなど、少し濃い目の漬物を用意しても良いでしょう。浅漬けなどと比較すると使用されている塩分が多めになっているため、食べすぎには注意が必要です。
鰻料理のアレンジ方法
鰻の蒲焼きが食べきれずに残ってしまった場合、なにかアレンジ出来るメニューがあると嬉しいですよね。ここでは、残ってしまった鰻の蒲焼きを使用したアレンジレシピを解説します。
蒲焼きの卵とじ
残った鰻を卵でふんわりとじることで翌日でも美味しく食べることが出来るうえに、お弁当のおかずにも最適なアレンジレシピです。
用意するもの(2人分)
- 鰻の蒲焼き 適量
- 長ネギ 1本
- 卵 2個
- 蒲焼きのタレ 2袋
- 白だし 大さじ1
- 酒と水 各大さじ2
- 刻み海苔と山椒 少々
- 鰻と長ネギをそれぞれ2cm間隔、5mm間隔にカットしておく
- フライパンにタレと調味料を入れて沸騰させる
- 弱火にして鰻を投入する
- 蓋をして5分間蒸し焼きにする
- 溶いた卵を回し入れて好みの堅さになるまで待つ
- 盛り付けたら山椒と刻み海苔をかけて出来上がり
鰻の春巻き
余ったうなぎを春巻きの皮で巻いて油で揚げれば、お酒のおつまみに早変わりです。うなぎといえば日本酒をイメージする人が多いですが、このアレンジレシピはワインにもよく合いますよ。
用意するもの(2人分)
- 鰻の蒲焼き 適量
- 春巻きの皮 4枚
- サラダ油 適量
- クレソン 1/2束
- 醤油 大さじ2
- 蒲焼きのタレ 1袋
- 黒胡椒 適量
- ベビーリーフ 適量
- 赤ワイン 大さじ3
- みりん 大さじ2
春巻き
- 蒲焼きにタレと黒胡椒をかけて細長くカットする
- 春巻きの皮で蒲焼きを包み端部分に水を付けて閉じる
- フライパンにサラダ油を1cm程度入れて熱し2を揚げる
タレ
- フライパンに赤ワイン(大さじ2分)、醤油、みりんを合わせて火をかけてとろみがつくまで煮詰める
- 火からおろして残りの大さじ1の赤ワインを混ぜ合わせる
まとめ
この記事をまとめると
- 鰻は味が濃いため、基本的には漬物などさっぱりした付け合せが合う
- 鰻の付け合せを選択する場合は、不足している栄養素や食卓への彩りを考慮して選択すると良い
- 余った鰻にひと手間加えることで、お弁当のおかずやお酒のおつまみとしてアレンジすることが可能
いかがだったでしょうか。
鰻にはビタミンAなどの栄養素が豊富に含まれています。鰻だけでは補うことのできない栄養素を持った副菜を選択することで、より栄養のバランスの取れた食事にすることができるのでおすすめです。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。