梅干しで下痢・腹痛に!食べ過ぎは体に悪い?太る?1日何個まで?

梅干しと言えば、日本の食卓に古くから並ぶ漬物です。昔からお弁当やおにぎりには梅干しが良く使われ、多くの方の食生活に登場してきました。

梅を大量の塩で塩漬けし何年も熟成させ、天日させることから、非常に手間暇のかかる漬物です。今回は、そんな梅干しの「食べ過ぎによる体への影響」について詳しく紹介していきます。

食べ過ぎてしまうと下痢や腹痛になるという話もあり、どれくらいまでなら食べても大丈夫なのか気になりますよね。高血圧などの生活習慣病への影響も気になる所です。そこで今回は、

  • 梅干しを食べて下痢・腹痛に!
  • 梅干しに含まれる栄養成分と効果
  • 梅干しの食べ過ぎは体に悪い?
  • 梅干しは食べ過ぎると太る?

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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梅干しを食べて下痢・腹痛に!

下痢・腹痛

梅干を食べ過ぎてしまうと、下痢や腹痛を引き起こすという情報があるようです。どういうことなのでしょうか?原因について詳しく紹介していきます。

原因は何?

梅干を食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす、という情報は正しいです。原因は梅の強い酸味と塩味です。特に引き起こしやすいのは、風や体調不良などで胃腸が弱っている際です。強い塩味や酸味は体に負担がかかるのです。

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梅干しに含まれる栄養成分と効果

栄養

塩味が非常に強いため、食べ過ぎてしまうと様々な悪影響を及ぼす可能性がある梅干しですが、実はメリットもとても多いのです。適正量を継続して食べれば、体に必要な栄養素を補う働きがあります。

具体的な栄養素や効能について詳しく紹介していきます。

栄養素

梅干しに特に多く含まれる成分は以下になります。

  • クエン酸
  • マグネシウム
  • カリウム
  • カルシウム

これらの栄養素は体にとってとても必要な成分です。具体的にこれらの成分が、体に対してどのような役割を持っているのか紹介していきます。

効果・効能

  • クエン酸・・・梅干しの酸味の元となる成分。エネルギーの代謝を活性化させる効果があり、疲れの元でもある乳酸の分解に効果的です。疲労回復や筋肉痛に効果的です。
  • マグネシウム・・・ミネラルの一種で、様々な酵素を活性化させることで生命維持に必須な成分です。骨の健康維持や生活習慣病予防、骨粗しょう症のリスク低減など、様々な健康効果が期待できます。
  • 鉄・・・血液の中の「ヘモグロビン」を構成する成分として有名です。女性に多い貧血を予防するために、とても重要な栄養成分です。
  • カリウム・・・ミネラルの一種で、細胞内に一番多いミネラル成分がこのカリウムです。ナトリウムを体外へ排出する役割として有名です。血圧調整や高血圧の予防に効果的な成分です。
  • カルシウム・・・体の骨や歯を作る成分として有名ですよね。骨粗しょう症の予防はもちろん、健全な骨格を維持するために必要な成分です。成長期の子供や高齢者、妊婦さんなどにとても必要な成分です。

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梅干しの食べ過ぎは体に悪い?

様々な健康効果が期待できる梅干しですが、食べ過ぎてしまうと体に悪影響が出てしまいます。具体的にどのような症状が現れるのか、詳しく紹介していきます。

むくみ

梅干しを食べればわかりますが、とにかくしょっぱいですよね。当然ですが、それだけの塩分が梅干しには含まれています。塩分量は商品によって違いますが、梅干し1粒に約2ℊ物塩分が含まれています。

塩分を摂りすぎてしまえば、顔や足先などにむくみの症状が現れてきます。食べ過ぎには注意しましょう。

高血圧

塩分の摂り過ぎが原因で起こる代表的な病気といえば「高血圧」です。厚生労働省などで奨励されている塩分摂取目安量は、成人女性で一日7ℊ未満、成人男性で一日8ℊ未満と言われています。

梅干しを1粒食べるだけで、一日塩分摂取量の20%以上を摂取することになります。その他の食事でも当然塩分は摂取しますから、うまく調整しないと確実に1日の塩分摂取量を越えてしまいます。

動脈硬化などの生活習慣病

塩分の摂り過ぎが原因の病といえば、動脈硬化も挙げられます。他にも高血圧はもちろん、心筋梗塞や脳卒中など様々な病にかかるリスクが高まります。梅干を日常的に食べる場合は減塩調理を心がけましょう。

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梅干しは食べ過ぎると太る?

梅干を食べると太る、という話をたまに聞きますが、正確には「むくんでいる」ということになります。どういうことなのか詳しく紹介していきます。

1粒あたりのカロリー

梅干し1粒辺りのカロリーは約3kcal程度です。蜂蜜などの調味料が使われている商品は、10kcal程度のこともありますが、どちらにせよカロリーはとても低いです。

梅干を食べたからと言って肥満になる(太る)、ということはあまり考えられません。それよりも問題となるのが塩分量です。

塩分の摂り過ぎにより体がむくんでしまい、結果的に太っているように見える事が、いわゆる「梅干しを食べると太る」と言われる所以かもしれません

1日に何個までまら大丈夫?

梅干しは1日1個までにしましょう。これ以上食べてしまうと、他の食事でかなりの塩分を控える必要が出てきてしまいます。注意しましょう。

まとめ

今回は梅干を食べたことによる健康被害について紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 梅干しの食べ過ぎで下痢や腹痛になる
  • 強い塩味と酸味が原因
  • 梅干しは1日1個まで!

食べ過ぎてしまうと体に様々な悪影響を起こす可能性がある梅干しですが、実は古くから「梅干を食べれば医者いらず」と言われるほど高い健康効果がある食品でもあります。

1日1個梅干を食べ、できるだけ減塩調理を心がけることで、様々な病を防いでくれるかもしれません。是非梅干を食べて健康に毎日を過ごしましょう。

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