梅干しに白いふわふわが!カビ?カビじゃない?食べると危険なの?

梅干しと言えば日本人の食卓になくてはならない食材ですが、ある程度長期保存ができるとはいえあまりにも長く保存してしまった場合カビが生えてしまいます。

梅干しにつくカビというのは様々ですが、白っぽいものがついていた場合、実はそれは神ではないかもしれない可能性があります。

今回の記事では、

  • 梅干しの白いふわふわは何?
  • 腐るとどうなるの?
  • 腐ったものを食べると食中毒になるの?
  • 梅干しは食べ過ぎも注意?

これらについて解説していきたいと思います。

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梅干しに白いふわふわが!腐っているの?

腐りにくいイメージのある梅干しが腐ると以下のような状態になります。

<梅干しが腐ると・・・>

  • カビが生える
  • 梅干しの色が黒や茶色に変色する
  • 明らかに匂いがおかしい酸っぱい匂いがする
  • 糸を引いている
  • ドロドロして溶けている
  • 白いつぶつぶがある

このような状態の梅干しの場合はかなり腐敗が進んでいる証拠なので食べない方が良いでしょう。

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白いものは塩の場合がある

白いつぶつぶがついている場合は、カビが生えている場合と塩が残っている場合の二種類があります。繊維状になっている状態の白いもの、ふわふわとした胞子を視認できるものの場合はカビの可能性が高いので食べないようにしましょう。

カビを食べてしまうとどうなるの?

白カビや他のカビ(青カビ・黒カビ)を食べてしまうと病気になってしまうのでは?というイメージがある人が多いと思いますが、実は少しであればカビを食べても問題ない方がほとんどです。

この理由として考えられるのは「胃酸」による殺菌効果があるからです。食べ物にはある程度の微生物が潜んでいるのがほとんどですし、その全てに体が反応していれば食べ物を食べた瞬間に様々な症状が出てしまいます。

ですが体の中の防御反応としてまず胃酸が体に害を与える可能性のある生物や菌を殺菌してくれるため基本的には体に影響はでないとされています。

ただし注意が必要なのが「小さな子供、高齢者、妊娠中の方」などの免疫力が低下している可能性が高い人がカビを食べてしまうと重篤な食中毒症状を引き起こしてしまう可能性がありますので十分に注意しなければなりません。

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梅干しの賞味期限はどれくらい?家で作った場合は?

梅干しの賞味期限というのは塩分濃度によって異なります。また市販のものは保存料が使用されているかどうかによっても全く期間が異なります。

  • 市販の梅干し開封前:3ヶ月~6ヶ月、長いものだと1年
  • 市販の梅干し開封後:2週間程度
  • 自家製の梅干し(塩分濃度18%にした場合):3ヶ月~6ヶ月
  • 自家製の梅干し(塩分濃度5%にした場合、いわゆる甘い梅干し):2~3週間

このように塩分濃度によってかなり保存期間が異なります。比較的長く保存したい場合は塩分濃度18%を目安に塩分を加えて梅干しを作ります。

しかしはちみつ漬けや砂糖漬けのような塩分濃度が5%程度のものに関しては「1ヶ月を目安に早いうちに食べきる」ということが大切です。塩分濃度が低い梅干しというのは、比較的腐りにくいとはいえ時間が経てば腐敗してしまいますので状態を見ながら早めに食べきるようにしましょう。

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梅干しの食べ過ぎも注意が必要

梅干しは長期保存できる食品なので様々な状態変化に気を付けなければなりませんか、もう一つ気をつけなければならないことに「食べ過ぎ」があげられます。

梅干しに限らず、梅を食べ過ぎた時の症状を3つ見てみましょう!

腹痛や下痢

1つ目は「腹痛や下痢」で消化器系にトラブルが起こる可能性があります。これは梅に含まれている「カテキン」と「クエン酸」という成分によるものです。

カテキンはマウスでの実験で「カテキンをマウスに与えたところ下痢を起こす」という結果がでました。これがそのまま人に当てはまるかはハッキリしていないのですが、カテキンが下痢と関連することが多少なりともわかっているのが現状です。

クエン酸は胃の酸性度を上げて消化を助ける働きがあるのですが、過剰摂取すると腸まで届くと、アルカリ性に変える酵素が追いつかず消化不良を起こしてしまうのです。

むくみがでる

2つ目は「むくみが出る」ことです。梅干しには塩分が豊富に含まれていますが、体内の塩分量が増えるとむくんでしまいます。そのため、むくまないためには減塩の食事に気をつける必要があります。

むくみが出るところは様々で、手指がむくんで指輪が食い込んだり、顔がむくんだり、足がむくんで靴が履きにくくなります。また、塩分を摂りすぎるとむくみだけではなく、高血圧や心筋梗塞・脳梗塞・肝臓病にかかるリスクが上がってしまいます。

塩分の過剰摂取

3つ目は「塩分の過剰摂取」です。先ほどご紹介した内容と少し重複しますが、梅干しを食べると塩分の過剰摂取になってしまいます。梅干しは一日1~2個までにしたほうが良いでしょう。より厳しく制限している方は1日1個を厳守しているようです。梅干し自体はとても身体に良いのですが、食べ過ぎれば体にもっとよくなるということはありませんので覚えておくと良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 梅干しについた白いふわふわはカビか塩の可能性がある
  • 塩の場合は粒状で残るのでしっかりと見分けよう
  • 長期保存できる食材だがカビる可能性は十分にある
  • カビたものを食べてしまうと食中毒を引き起こすことがある
  • 少し食べた程度では胃酸が殺菌してくれるので問題ない
  • 腐った梅を食べるのも危険だが、腐っていない梅をたくさん食べてしまうのも危険なので注意しよう

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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