完熟梅ってどんな梅?どこで売ってる?時期や価格は?発酵しやすいの?

年に1度の「梅仕事」で絶対必要な「」は、お取り寄せもできる人気の果物です。梅には熟し具合で「青梅」と「完熟梅」の2種類の状態があります。完熟梅というのは、どんな梅のことを指すのでしょうか?今回は、

  • 完熟梅の特徴とは
  • 完熟梅が買える場所
  • 完熟梅を使った梅酒・梅シロップ

この3つのテーマについてご紹介いたします。梅仕事に興味のある方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

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完熟梅とは?

まずは「完熟梅」と呼ばれる梅の状態について、特徴を見ていきましょう。「出回る時期」「価格」「食べごろ」「注意点」この4つのポイントをご紹介いたします。

補足

ちなみに、完熟していない緑色の梅は「青梅(おうめ)」と呼ばれます。一般的に梅酒や梅シロップを作る場合は、緑色の青梅が使われます。

出回る時期

完熟梅の「出回る時期」は、 梅雨に入る前の6月頃 です。青梅は早いと5月中旬から出回りますが、色が変わって売れた完熟梅が出回るのは6月に入ってからです。

人気なのは青梅ですが、あえて完熟梅で梅干しを作りたい人向けに完熟梅も販売されます。

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価格

完熟梅の「価格」 1kg1,000円ほどが相場 です。旬の時期になるとスーパーにも沢山出回る梅ですが、1kgや2kgで売られていることがほとんどです。1kgであれば1,000円、2kgであれば2,000円で販売されていることが多いですよ。青梅も同じ価格で販売されています。

その日のうちに食べるのがベスト

完熟梅の「食べごろ」ですが、 その日のうちに消費するのがベスト と言われています。というのも、完熟した梅は「腐敗直前」の状態でもあります。

梅以外の果物も同じですが、完熟して柔らかく甘みを増した桃は、ちょっと時間が経つと茶色くなって腐ってしまうことがありますよね。これと同じで、完熟→腐敗とすぐに変化してしまうため、その日のうちに食べるのがベストなのです。

無農薬はキズや傷みがある場合も

完熟梅の「注意点」は、 無農薬の場合キズや傷みがある可能性がある ということです。梅は皮ごと口に入るものなので、無農薬栽培で育ったことは良いことなのですが、その分キズが付きやすくなったり傷みやすくなったります。

買うときにそういったキズが付いていないかよく確認することが大切ですね。

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完熟梅はどこで売ってる?

では、完熟梅はどこで販売されているのでしょうか?旬の時期になると出回る2つの場所をご紹介いたします。

スーパー

一般的なのはスーパーですね。早いところでは5月の中旬から梅が並びますが、この時点で出回っている梅は緑色をした青梅であることがほとんどです。

梅と言えば梅酒や梅シロップ作りが人気なので、スーパーでは梅と合わせて氷砂糖・ホワイトリカーが販売されています。梅シロップは梅&氷砂糖梅酒はこれに加えてホワイトリカーで作ることができます。

通販・お取り寄せ

もう一つの販売場所はネットでの通販やお取り寄せです。近場で梅が売り切れてしまった場合や、珍しい品種の梅が欲しい時にオススメです。

梅の生産量は年間約11トンほどですが、そのうちの約65%が和歌山県で生産されています。そのため、ネットでのお取り寄せも和歌山県産のものが沢山出回っていますよ。スーパーに出回る梅とは違って価格に大きな差があります。

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完熟梅で梅シロップや梅ジュースは作れる?

では、完熟した梅で梅シロップや梅酒を作ることはできるのでしょうか?一般的に両者とも「青梅」で作るのが推奨されています。

しかし、青梅を買ってきたけれど家で保存している間に追熟してしまったり、スーパーで完熟梅しか売っていない場合もあります。そこで、完熟梅で梅酒や梅シロップを作るとどうなるのか見てみましょう。

フルーティーでまろやかな風味に

完熟梅で作る梅酒・梅シロップは、フルーティーな香りとまろやかな風味になる傾向があります。加工前の梅を比べてみるとよくわかるのですが、青梅から完熟梅になるにつれて香りが甘くフルーティーになっていきます。

フルーティー化した梅を使うことで、梅酒・梅シロップ共に味もフルーティーでまろやかになるのです。そのため、元々フルーティー派の方は完熟梅で作るが良いかもしれません。

ただし発酵しやすい

ところが、完熟梅で梅酒・梅シロップを作る時の注意点として「発酵しやすい」ということがあります。発酵すると漬けている最中の梅から、ぷくぷくと小さな泡が出てきます。

容器を殺菌することや、梅を綺麗に洗い水気をしっかり拭き取ることが発酵防止に繋がるのですが、完熟梅を使うとどうしても発酵してしまうことがあるのです。

解決策

発酵して泡が立たないようにするには、「冷凍した梅」を使うというコツがあります。冷凍された状態で売っている梅もありますし、下処理の段階で冷凍庫に入れるのもOKです。

発酵とカビ予防にもなる冷凍ワザは、梅を凍らせることによって組織が壊れ、エキスが出やすくなります。エキスが出やすいと、より早く漬かるので発酵やカビを防ぐことができる、という訳です。

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完熟梅のおススメレシピ

 

詳しくはこの記事をチェック!

  •  完熟梅を使った簡単人気レシピ|おすすめの食べ方・使い道・利用法とは

まとめ

完熟梅の特徴」をメインにご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 完熟梅はスーパーでもネットでも購入可能&青梅を追熟させてもOK
  • 完熟梅で作る梅酒・梅シロップはフルーティーな仕上がりに&発酵しやすい

 

青梅で作るのとは異なり、味わいや香りがフルーティーでまろやかになるのが完熟梅です。上手く作れば発酵せずに作ることもできますので、コツを抑えてぜひ自分好みの梅仕事をしてみてくださいね。

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