いつもの食事にはもちろん、体調を崩したときにも活躍してくれるうどん。身体に優しくて、良いイメージがありますが、うどんの腹持ちは良いのでしょうか?また、ダイエット中に食べても良いのでしょうか?そこで、今回は、
- うどんの腹持ちは良い?悪い?
- うどんはダイエットに向いてる?
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ダイエット中のうどんの食べ方
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うどんの食べ過ぎは体に悪い?
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目次
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うどんの腹持ちは良い?悪い?
うどんの腹持ちは悪い!今からその理由について見ていきましょう。
うどんの消化時間
うどん100gの消化時間は、約2時間45分と言われているようです。うどんの主成分である炭水化物は、(炭水化物、タンパク質、脂質の)三大栄養素の中で一番消化が早いと言われています。炭水化物は、糖質と食物繊維からできていて、糖質は人間の身体で消化吸収されますが、食物繊維は消化吸収されることなく大腸まで達することができるという違いがあります。うどんの場合、炭水化物に占める糖質の割合が高いため、消化が早いそうです。
消化が早いということは、腹持ちが悪いということです。皆さんもうどんを食べたあと、「すぐにお腹が空いてしまって、おやつを食べてしまった。」そんな経験はありませんか?腹持ちが悪いということは、お腹がすいてしまい余計なカロリーを摂取してしまう原因になります。
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うどんはダイエットに向いてる?
うどんはダイエットに向いているのか、まずカロリーと糖質を見てみましょう。うどんだけだと分かりにくいため、他の麺類と比較してみます。
カロリー、糖質(全て「ゆで」、一食当たり)
食品名 | エネルギー | 糖質 |
うどん(200g) | 210kcal | 41.6g |
そば(220g) | 290kcal | 52.8g |
中華麺(220g) | 328kcal | 61.3g |
参考:うどん1玉のカロリーや糖質量を検証!ダイエット中の方必見! │ Healmethy Press | ヘルメシプレス
カロリーと糖質を見てみると、そばや中華麺に比べ、うどんが一番低い値になっています。次にGI値を見てみましょう。
GI値が高い
GI値は、食後血糖値の上昇の度合いを表す指標として使われています。
食品 | GI値 |
うどん | 85 |
そば | 54 |
中華麺 | 50 |
参考:アルファ30「主な食品のGI値」 (rakuten.ne.jp)
うどんのGI値は85です。GI値が70以上の食品は「高GI食品」とされているため、うどんも高GI食品に分類されます。カロリーと糖質を比較したときは、そばと中華麺に比べ、カロリーと糖質ともにうどんが一番低い値でしたが、GI値は一番高いようです。
食品を食べると血糖値が上がりますが、そのとき血糖値を下げるために「インスリン」という物質が分泌されます。血糖値の上昇が緩やかであれば、インスリンも適切な量で済むのですが、高GI食品を食べると血糖値が急激に上昇します。血糖値が急激に高くなると、インスリンが過剰に分泌されます。
インスリンには、血糖値を下げる働きだけではなく、糖を脂肪に変える脂肪合成を促す働きもあります。インスリンが過剰に分泌されると、細胞に中性脂肪として蓄えてしまい、肥満の原因となるため、高GI食品であるうどんはダイエットには向かない食品です。
栄養が偏りやすい
うどんは小麦、塩、水からできていて、主な栄養成分は炭水化物でタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が少ないため、栄養が偏りやすくなります。麺とつゆだけでも美味しく食べれる便利なうどんですが、栄養が偏っていると体調を崩しやすくなったり、代謝が悪くなり痩せにくくなってしまう原因になります。
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ダイエット中のうどんの食べ方
朝や昼に食べる
朝や昼にうどんを食べることで、日中の活動でエネルギーを消費できますが、夕飯や夜に食べても消費エネルギーが少ないため、そのまま身体に脂肪として蓄えることになってしまいます。どうしても夕食に食べたい場合は、麺の量を減らしたり、就寝の3時間前までに食べるようにしましょう。
他の食品も食べる
先程説明したように、うどんだけだと栄養バランスが悪いため、不足しているタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を補う必要があります。うどんにのせるトッピングで不足している栄養素を補いましょう。
栄養素(食品) | 栄養素の働き |
食物繊維(わかめ、とろろ昆布など) |
・血糖値の上昇を緩やかにする ・コレステロールの吸収を抑える |
タンパク質(卵、豚肉、鶏肉など) |
・筋肉を作る ・基礎代謝を維持する働き |
ビタミンC(レタス、キュウリ、大根など) |
・鉄の吸収を助ける ・免疫力の強化 |
他にも様々な食品がありますが、例として一部のみ挙げました。レタスやキュウリ、鶏むね肉を使ってサラダうどんにしたり、豚しゃぶと大根おろしをうどんにのせて食べると、栄養価も美味しさもアップしますから、是非やってみてください。
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うどんの食べ過ぎは体に悪い?
下痢や便秘、腹痛を引き起こす可能性がある
うどんを食べ過ぎると、下痢や便秘、腹痛を引き起こす可能性があるため注意が必要です。消化器症状を引き起こす原因として「グルテン」が考えられます。グルテンはうどんの他に、パンやパスタなど小麦の加工食品に含まれています。
グルテンは、消化器官で分解されにくいという特徴を持つため、人によりますが先程述べたような消化器症状を引き起こすことがあります。食べ過ぎには注意しましょう。
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まとめ
今回は、うどんの腹持ちは良いのか、ダイエット中にうどんを食べて良いのかなどのテーマについて解説しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- うどんの主な成分は炭水化物であるため、腹持ちは悪い
- GI値が高い、栄養が偏りやすいという理由からダイエットに不向き
- ダイエット中にうどんを食べるときは、朝や昼に食べる、トッピングなどでうどんに足りない栄養素を補う
- うどんを食べ過ぎると、グルテンの影響で下痢や便秘、腹痛など消化器症状を引き起こす可能性がある
うどんはダイエットにはあまり向きませんが、食べてはいけないというわけではありません。食べ方に気を付ければ、ダイエット中でも問題なく食べられます。是非今回の記事を参考にしてくださいね。