うどんを食べると便秘・下痢に!健康効果・毎日食べると糖尿病に?

風邪や胃腸炎など身体が弱っている時に、食べることが多いうどんですが、うどんを食べて下痢や便秘になったことのある人もいるかもしれません。そこで今回は、

  • うどんを食べると便秘になる?
  • うどんに含まれている主な栄養素、GI値
  • うどんを毎日食べるデメリット
これらのテーマで紹介していきます。是非、読んでみてくださいね。

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うどんを食べると便秘になる?

原因

うどんを食べて便秘になるのは、「グルテン」が原因である可能性があります。「グルテン」は、うどんやパン、パスタなどの小麦からできている食品に含まれているタンパク質です。グルテニンとグリアジンというタンパク質が絡み合い、「グルテン」が作られます。

グルテンは、人の消化器官で分解されにくい特徴があり、体質によって便秘などの体調不良になってしまう可能性があります。グルテンが消化器官の粘膜に貼りついて炎症を起こし、便秘や下痢などの消化器症状などを引き起こすことがあるようです。しかし、グルテンによる影響は人によってそれぞれで、消化器症状を引き起こす人もいれば、なんともない人もいます。

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うどんに含まれている主な栄養素

栄養成分(1食あたり230g)

エネルギー 242kcal
炭水化物 49.7g
タンパク質 6.0g
脂質 0.9g

参考:うどん – カロリー/栄養成分/計算 | カロリーSlism

カロリーは242kcal、炭水化物は49.7gであり、うどんは脳のエネルギー源としては最適です。

GI値は?

GI値とは、食後血糖値の上昇の度合いを表す指標として使われています。GI値が70以上であれば高GI食品、56~69は中GI食品、55以下が低GI食品とされています。うどんのGI値を他の主食と比較して見てみましょう。

食品 GI値
食パン 95
白米 88
うどん 85
パスタ 65
そば 54

参考:アルファ30「主な食品のGI値」 (rakuten.ne.jp)  

うどんのGI値は、食パンや白米と比較すると低いですが、同じ麺類であるパスタやそばと比較すると高くなっています。うどんは高GI食品であるため、ダイエットには向かない食品です。

GI値の高い食品は、食後急激に血糖値を上げるため、肥満の原因になってしまいます。緩やかに血糖値が上昇する分には問題ないのですが、「急激に」上昇することが問題です。食後、血糖値を下げるために「インスリン」という物質が分泌されます。血糖値の上昇が緩やかであれば、インスリンも適切な量で済むのですが、高GI食品を食べると血糖値が急激に上昇します。血糖値が急激に高くなると、インスリンが過剰に分泌されます。

インスリンには、血糖値を下げる働きだけではなく、糖を脂肪に変える脂肪合成を促す働きもあります。インスリンが過剰に分泌されると、細胞に中性脂肪として蓄えてしまい、肥満の原因となってしまいます。このような理由から、高GI食品は太ると言われています。

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うどんの健康効果はある?

脳や身体のエネルギー源

うどんは主に炭水化物からできているので、脳や身体のエネルギー源になります。炭水化物が不足してしまうと、注意力が散漫になったり、判断力が低下してしまいます。また、うどんは脂質やタンパク質が他の主食に比べて少ないため、消化が早く内臓に負担をかけにくいという特徴があります。

うどんは、身体を動かす運動前や、集中力をアップさせたいとき、風邪や胃腸炎のときにピッタリな食品です。

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うどんを毎日食べるデメリット

太る・糖尿病

グルテンを構成しているグリアジンには、血糖値を上昇させる作用があります。血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、グリアジンによって血糖値が急激に上がるためそれを抑えようと、インスリンが過剰に分泌されます。インスリンは糖を脂肪に変える脂肪合成を促す働きがあるため、細胞に中性脂肪として蓄えてしまい、肥満の原因になります。

また、肥満により内臓脂肪が増加すると、インスリンの効きが悪くなり、血糖値のコントロールがうまくいかなくなってしまい、糖尿病の原因にもなります。

下痢・腹痛

うどんの主成分は炭水化物ですから、消化が早く内臓に負担をかけにくいと説明しましたが、うどんなどの小麦の加工食品に含まれる「グルテン」は分解されにくく、内臓に負担をかけてしまいます。うどんをはじめとする小麦加工食品を食べるときは、消化を助ける消化酵素が多く分泌されるように、良くかんで食べることが大切になってきます。

アレルギーは?

好きで毎日食べていた食品でも、ある日突然、アレルギーを発症してしまうことがあります。体調を崩している時にアレルギーが出やすいと言われています。その一つが小麦アレルギーです。

小麦アレルギー

・腹痛、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状

・赤い発疹、皮膚のかゆみ、目の痒みや腫れなどの皮膚症状

・鼻水や鼻づまり、喘鳴、呼吸困難などの呼吸器症状

などが現れます。

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まとめ

今回は、うどんを毎日食べるデメリット、うどんの健康効果などについて紹介してきました。

この記事をまとめると

  • 人によるが、うどんに含まれているグルテンが、便秘や下痢を引き起こす可能性がある
  • うどんの主成分は炭水化物であるため、脳や身体のエネルギー源になる
  • 高GI食品であるうどんを毎日食べ続けると、肥満や糖尿病になるリスクがある
  • 同じ食品を頻繁に食べると食物アレルギーを引き起こす可能性がある

いかがでしたか?身体に優しいイメージのあるうどんですが、体質によっては便秘や下痢などの消化器症状が現れたり、小麦アレルギーになる可能性があります。小麦製品に含まれるグルテンが体調不良を引き起こす可能性があるため、うどんをはじめとする小麦の加工食品だけではなく、白米や玄米、蕎麦といった様々な食品から栄養素を摂取するようにしましょう。