チャーハンを作り置きしたいけど食中毒が心配…危ない?対処法は?

時間のない日の昼食や夕食時に、チャーハンはとても便利なメニューですよね。お弁当に入れたり作り置きしておきたいところですが、実は食中毒の心配があるって知っていましたか?

そこで今回は、

  • チャーハンは作り置きして大丈夫?
  • チャーハンは腐ったらどうなる?
  • 食中毒になったらどうなる?

こちらについて紹介していきます。

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チャーハンは作り置きして大丈夫?


チャーハンは食材の大量消費ができ、一度に沢山作れるという嬉しいポイントがありますよね。そんなチャーハンは、実際作り置きには向いているのでしょうか。ここからは日持ち期間の目安や保存方法について紹介していきます。

日持ち期間は?

チャーハンを保存する場合は、低温保存(冷蔵庫)が基本です。常温での放置、保存は絶対にやめてください。長時間でなかったとしても腐敗がすぐに進み、ほとんど日持ちしないと覚えておきましょう。

また冷蔵保存であったとしても3日以上経過している場合には、傷んでいる可能性が高くなりますので注意が必要です。

MEMO
冷蔵保存の日持ち期間の目安:1~2日

弁当に入れても大丈夫?

チャーハンを前日のうちに沢山作っておき、明日のお弁当に使いたい!という人も多いですよね。常温保存が危険なチャーハンですが、次の方法をきちんと行えば、お弁当に入れても問題はありません。

  • お弁当箱に入れる前に冷ましておく
  • お弁当に入れた状態で前日から冷蔵庫で保存しておく
  • 昼食まで時間がある場合は保冷剤や防菌シートを入れておく

冷凍がおすすめ

チャーハンは比較的傷みやすく、菌が繁殖しやすい食品であるため、作り置きしておきたい場合は、冷凍庫での保存がおすすめです。

冷蔵保存であれば1〜2日程度ですが、冷凍すれば1ヶ月程度は日持ちさせることができますよ。

チャーハンの冷凍保存方法

  • あら熱を取り冷めてからラップに1食分ずつ包む
  • ジップ付きの冷凍用保存袋に入れてしっかりと空気を抜く

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チャーハンが腐るとどうなる?

腐ってる・臭い
出来るだけ沢山作り置きをしておきたいところですが、チャーハンは例え冷蔵庫で保存したとしても腐敗が止まる訳ではありません。目安期間を過ぎて食べる前には必ず腐っていないかを確認するようにしましょう。

見た目

チャーハンが傷んでいる、または腐っているかどうかは、見た目でも判断することができます。

冷蔵庫から取り出し、スプーンを刺した時に次のような状態であれば腐っていると考えられます。

  • ねばねばまたはねっとりしている
  • 糸を引いている
  • 表面にカビが生えている
  • 作った時よりも茶色っぽく変色している

匂い

チャーハンを長期間保存している場合は、入念な確認が必要です。既述のような見た目に変化がなかったとしても、食べる前に次は匂いを嗅いでをチェックしてみましょう。

次のような匂いがする場合は、腐っていると考えられます。

  • 作り立て時にはなかった変な匂いがする
  • 酸っぱい匂いがする
  • 納豆のような匂いがする

時間が経ってしまっているチャーハンに、もし見た目や匂いに変化がなかったとしても、少しずつ食べて味を確認してみましょう。

次のような味がする場合は、腐っていると考えて速やかに食べるのをやめてください。

  • 作り立て時にはなかった粘り気がある
  • 納豆のような発酵した味がする
  • 酸っぱい味がする
  • 変な味がしてまずいと感じる

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食中毒になったらどうなる?


チャーハンの作り置きが危険なのは「セレウス菌」という菌により食中毒を引き起こす可能性があるためです。セレウス菌は自然界に広く分布する食品の腐敗菌の一つで増殖力が強いのが特徴ですが、どのような症状が考えられるのでしょうか。

症状

セレウス菌による食中毒に感染した場合の症状は、大きく分けて二つです。

  • 嘔吐型:激しい吐き気や嘔吐を主徴とする
  • 下痢型:腹痛や水溶性の下痢を主徴とする

またこの2つは潜伏期間や症状の持続時間にも違いがあります。

一つ目の嘔吐型の場合は、食べてから30〜6時間程度の比較的食後すぐに発症し、24時間以内に症状が治まるケースが多いです。

一方で、下痢型の場合は食べてから6〜16時間程度と潜伏期間が長く、24時間以上症状が続く可能性もあります。

対処法

セレウス菌の下痢型の毒素であれば十分な加熱で予防することができます。ですが、嘔吐型の毒素は加熱しても残ってしまう予防が難しいのが特徴です。

そのため何よりも 「調理済みのチャーハンを長期保存し過ぎない」 ことが大切です。

さらに事前にできる対策は次の通りです。

  • 出来るだけ新鮮な食材を使う
  • すぐに食べない場合は早めに冷蔵庫に入れる

まとめ

「チャーハンを作り置きしたいけど食中毒が心配…危ない?対処法は?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • チャーハンの作り置きは問題ないが常温保存はNG
  • チャーハンは冷蔵保存で1〜2日の日持ち
  • チャーハンは冷凍保存で1ヶ月程度の日持ち
  • チャーハンは対策しておけばお弁当に入れてもOK
  • チャーハンを食べて下痢や腹痛になるのは食中毒の可能性がある
  • セレウス菌の対処法は十分な加熱
  • セレウス菌の対処法は長期保存を避けること

チャーハンの作り置きは非常に便利ですが、保存方法や保存期間を誤ると危険な食品になってしまいます。出来るだけ早めに食べ切れる量を作り、計画的に消費するようにしてくださいね。

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