ツルナ・ツルムラサキ・モロヘイヤの違い|どんな味?栄養・健康効果は?

あなたは「ツルナ」、「ツルムラサキ」、「モロヘイヤ」という野菜を食べられたことがあるでしょうか?どの野菜も、馴染みは薄い野菜かもしれません。実はこの3つの野菜は見た目が非常によく似ていると言われる野菜たちなのです。

一体どんなところが似ていて、どんな違いがあるでしょうか?この記事では、この野菜たちについて、こんな内容をまとめていきます。

  • ツルナにはどんな特徴がある?
  • ツルムラサキにはどんな特徴がある?
  • モロヘイヤにはどんな特徴がある?

記事を最後まで読んで頂くことで、この3つの野菜の違いを完璧に理解することが出来るでしょう。早速記事を読み進めていきます。

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ツルナの特徴

まずは、「ツルナ」の特徴をご紹介していきます。最初に書いておきますが、ツルムラサキとは全く別の野菜になります。

原産地・見た目

ツルナは海辺の砂地に自生している野菜です。日本では、北海道の南部からそれ以南の海辺で沢山見かけることが出来ます。特に太平洋岸の海辺では多く見られる植物です。茎がツタのように地面に広がって育成するので「ツルナ」と呼ばれるようになりました。

食用にも栽培されていて、あまり大きく育たない柔らかい新芽の部分を収穫して食べています。

カロリー・栄養素

ツルナ100gあたりに含まれるカロリーは15kcalです。野菜なので、あまりカロリーは高くありません。さらに、ツルナにはこんな感じの栄養素がたくさん含まれています。

  • カロテン
  • ビタミンK
  • 鉄分

このように、低カロリーで体にいい栄養が沢山含まれているので、健康志向の人にはおすすめの野菜です。

健康効果

ツルナを食べるとこんな感じの健康効果があります。

  • 動脈硬化、心筋梗塞の予防
  • アンチエイジング効果
  • ケガをした時に血が止まりやすくなる
  • 貧血を予防できる

こういった効果です。特に動脈硬化などの生活習慣病を予防したい方にはうってつけの野菜だと言えるでしょう。ダイエット中の方も積極的に食べてください。

味の特徴

ツルナの味は「青臭さが少ない」のが特徴です。生のまま食べてしまうと、ゴワゴワする可能性があるので、湯通しをサッとしておひたしなどにして食べましょう。癖が無いので、色々な料理に合わせやすいです。

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ツルムラサキの特徴

続いて、ツルムラサキの特徴を見ていきます。

原産地・見た目

ツルムラサキの原産地は、中国南部から東南アジアの国々です。今でも、それらの地域では年中栽培されていて、日本でも流通しています。ツル状に育っていく野菜で、茎の部分がムラサキになる特徴があります。見た目がモロヘイヤとよく似ていますが、全く別の野菜なので注意しておきましょう。

カロリー・栄養素

ツルムラサキには100gあたり13kcalのカロリーが含まれます。その他の栄養素もまとめてみました。

  • カロテン
  • ビタミンK
  • 食物繊維

こんな感じで、含まれる栄養素はツルナとそこまで変化はありません。生活習慣病を予防されたい方にもバッチリの野菜です。

味の特徴

ツルムラサキも、比較的青臭さは少ないです。サッと下茹でして食べると美味しくなるでしょう。ただ、ツルナと違うのは「若干の粘り気」があること。火を通すと、さらに粘り気が強くなります。

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モロヘイヤの特徴

最後に、モロヘイヤの特徴を見ていきます。

原産地・見た目

モロヘイヤの原産地はインドです。かのクレオパトラも「美容と健康の為に好んで食べていた」と言われるほど、歴史の長い野菜となっています。色鮮やかなグリーンのカラーをしていて、大きな葉っぱをつける特徴があります。

ツルムラサキとの違い

ツルムラサキとモロヘイヤはかなり似ていますが、品種が全く違います。ツルムラサキにはカルシウムやマグネシウムが多く含まれていますが、モロヘイヤにはそれに加えて、鉄分も多く含まれます。

味の特徴

ツルムラサキとモロヘイヤは、どちらもかなり似た味をしています。どちらの植物も葉や茎から独特の粘りが出るので、夏場の食欲不振を改善してくれるでしょう。

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調理法・美味しい食べ方

では、ツルナ、ツルムラサキ、モロヘイヤを美味しく食べる調理法などをご紹介していきます。

ツルナの調理法

ツルナはサッと下茹でして、胡麻和えなどにするとおいしくなります。生のままだと葉が硬いことがあるので、下茹でをして食べてください。

ツルムラサキの調理法

ツルムラサキは灰汁が強いので「下茹で」を必ずしてから調理しましょう。ツルナ同様に、おひたしなどにするとおいしくなります。

モロヘイヤの調理法

モロヘイヤもお湯でゆでた方がいいですが、ツルナやツルムラサキよりも短めに湯通しするだけでOKです。あまり茹でるとべちゃべちゃになってしまい美味しくありません。

おすすめの食べ方

ツルナもツルムラサキも、モロヘイヤも「一度お湯でゆでてからおひたしにする」のが最も一般的です。ただ、モロヘイヤは癖がかなり少ないので、スープに入れて煮込んだりしても美味しくなるでしょう。特有の粘りがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はツルナ、ツルムラサキ、モロヘイヤの違いについて徹底解説してきました。最後に記事内容をざっくり振り返っていきます。

この記事をまとめると

  • ツルナとツルムラサキの見た目は似ているが、全く違う野菜
  • ツルムラサキもモロヘイヤも粘りがあるのが特徴
  • モロヘイヤはおひたしだけでなく他の料理にも使いやすい

こんな内容になっていました。もし、これらの野菜を見かけられた場合は、栄養バツグンなのですぐに購入して、今夜のおかずに使ってみましょう。

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