つるむらさきを生で食べると毒性があるので危険?食べるところと注意点まとめ

つるむらさきはセイロンホウレンソウ、インデアンホウレンソウという別名があるようほうれん草に似ている野菜です。しかし、つるむらさきはほうれん草よりもはるかに栄養素が含まれていると言われています。そんなつるむらさきですが、つるむらさきについて知らない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では以下のことを紹介します。

  • つるむらさきには毒性があるのか
  • モロヘイヤの毒について
  • つるむらさきの食べる部分
  • つるむらさきを食べる際の注意点

以上の4つについて1つずつ詳しく解説してみたいと思います!

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つるむらさきには毒がある?

どうやらつるむらさきには毒があると言われるらしいのですが、それは本当なのでしょうか。詳しくみていきましょう!

つるむらさきに毒性はない

結論から申しますとつるむらさきには毒性はありません。生で食べたり、おひたしや天ぷらなどさまざまな料理に活かせることができるの安心して食べてくださいね!

噂の正体はモロヘイヤ

つるむらさきは毒性があると言われていますが、毒性はなく毒が含まれているのはモロヘイヤの種子・茎です。モロヘイヤとつるむらさきはとても似ているため、勘違いされやすいそうです。

モロヘイヤの毒

モロヘイヤの種子と茎には、ストロファンジンという成分の毒が入っています。これが体内に入ると、動悸や吐き気といった症状が体に現れます。また、モロヘイヤの毒は食べすぎると、心不全などといった症状も起こすため、注意が必要です。しかし、これは家庭菜園に限った話で、市販で売られているモロヘイヤはあらかじめ毒は取り除かれているので、安心してくださいね!

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つるむらさきはどの部分を食べる?

つるむらさきは捨てる部分がなく全て食べることができます。どの部分をどのように食べるのか詳しくみていきましょう。

つるむらさきの葉っぱは一番食べられている部分であり、おひたしにしたり、ごま油で炒めたり、パスタに入れたりなどさまざまな料理に使うことが可能です。

また、つるむらさきの葉っぱは生で食べることもできますが、土臭さもあるため、一度火を通したり茹でて調理するのがお勧めです!

つるむらさきの茎も葉っぱと同じように、炒めたりして食べることができます。なお茎を食べる際は、斜めに薄切りにすると繊維がこわれて、食べやすくなるのでお勧めです!

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つるむらさきを生で食べるときの注意点

先ほども紹介したように、つるむらさきは生で食べることもできます。しかし、生で食べる際の注意点もいくつかあるので、詳しく紹介します。

シュウ酸

つるむらさきにはシュウ酸が含まれています。シュウ酸はつるむらさきだけではなく、ほうれん草やコーヒー、お茶など私たちが普段食べているものにも含まれています。

シュウ酸は取りすぎると、尿路結石などを引き起こすそうです。ただしシュウ酸を大量にとらなければ大丈夫ですが、日頃からシュウ酸をとっていると蓄積され、病気などを引き起こします。

生でつるむらさきを食べると野菜に入っているシュウ酸をそのまま摂取することになり、大量摂取の原因になります。

記事に後半でシュウ酸を減らす方法を紹介しているので是非最後まで読んでくださいね。しかしつるむらさきをどうしても生で食べたい場合は、なるべく量を抑えて食べるようにしましょう。

摂取量の目安は?

つるむらさきにはシュウ酸が含まれているため、できれば食べ過ぎないのが理想です。1日の摂取量は1束に抑えたほうが良いでしょう。これ以上食べると、シュウ酸などの取りすぎになってしまう可能性があります。しかし、つるむらさきが大好きで、うしてもこれ以上食べたいという方は、記事の後半で紹介するシュウ酸の取り除き方を参考にしてくださいね。

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つるむらさきのシュウ酸の取り除き方

つるむらさきに含まれているシュウ酸はなるべく取り除いて食べることをお勧めします。シュウ酸の取り除き方について詳しくみていきましょう。

水にさらす

シュウ酸を取り除く方法の一つ目が水にさらすことです。一般的に、シュウ酸は水に溶けると言われています。そのため、水にさらすことによってシュウ酸を減らすことができます。つるむらさきを生で食べたいから、茹でたくないという方は、長時間水にさらして、できる限りシュウ酸を減らすのがおすすめです。

下茹で

二つ目は下茹でをする方法です。つるむらさきはシュウ酸が含まれているだけではなく、アクが強く、えぐみもほんの少し含まれています。下茹でを行うとシュウ酸やえぐみが取れるだけではなく美味しく食べることができます。そのため、調理をする前は下茹でをするのがお勧めです。下茹での手順は以下のようになります。

  1. つるむらさきを水で洗って汚れを落とす
  2. フライパンにお湯を沸かして、塩をひとつまみいれて、つるむらさき1分茹でる
  3. あげたつるむらさきを冷水にさらして、ザルに移し水気を取る

短時間で簡単にできるため是非試してみてくださいね!

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まとめ

この記事をまとめると

  • つるむらさきには毒はなく、モロヘイヤに含まれている
  • つるむらさきは主に葉と根の二つにわけられる
  • シュウ酸が含まれているため、大量摂取には注意
  • シュウ酸は下茹でまたは水にさらすことによって取り除ける

この記事ではつるむらさきについて紹介しました。つるむらさきはそのまま食べると、土臭かったり、えぐみを感じたりします。ですが、下茹ですることによって美味しく食べることができますので、食べる前は是非下茹でをしてくださいね!

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