ツナ缶の油の処理、みなさんはどうしていますか?ツナの油はいいものだから捨てるのはもったいないという話も聞きますよね。そこで今回は
- ツナ缶の油はいい?悪い?
- ツナ缶の栄養素
- ダイエット中にツナ缶を食べてもいい?
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目次
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ツナ缶の油は食べる?食べない?
まずは、ツナ缶の油に含まれる栄養素について考えていきます。
含まれる栄養成分
ツナにはたくさんの栄養素が含まれています。またツナ缶はすぐに食べられる状態に加工されているので、使い勝手もよく便利ですよね。
そんなツナ缶はオイル漬けのものが多いですよね。これは油に漬けることで旨みが大幅にアップするためである、と言われています。
ツナに含まれる栄養素
- DHA
- EPA
- リノール酸
DHAやEPAには血液をサラサラにするはたらきがあり、これは健康を維持するだけでなく精神の安定にも役立つと言われています。
オメガ3とも呼ばれるDHAやEPAは、動脈硬化や脳卒中のリスクを軽減する効果もあります。
また脂肪の燃焼を促進するというはたらきもあるため、積極的に摂ったほうがいい栄養素なのです。
リノール酸は必須脂肪酸の一種ですが、実は体内では生成できず、食べ物から摂取する必要があります。これには炎症を抑えるなどの有用なはたらきがあるとされています。
ツナ缶の油は食べると太る?
ツナ缶に入っている油は、食べても大丈夫なのでしょうか。
カロリー・脂質量
オイル漬けの方が旨みが多くおいしいとされていますが、やはり気になるのがそのカロリーや脂質の量ですよね。
一般的なツナ缶製品の、オイル漬けと水煮のカロリー・脂質を比較してみました。
カロリー | 脂質 | |
オイル漬け | 221kcal | 17.7g |
水煮 | 56kcal | 0.2g |
ただし市販品のおおよその平均を取りましたので、数値は製品によって前後します。
こう見るとオイル漬けのものはやはり水煮に比べてカロリー・脂質ともにかなり高くなっていますね。
脂質は摂りすぎれば肥満やあらゆる病気の元ともなりますので、摂取量には注意が必要です。
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ツナ缶の油が体に悪いと言われる理由
ツナ缶の油は体に悪いとも言われています。その理由について見ていきましょう。
食べ過ぎれば太る
ツナ缶の油には豊富な栄養素が含まれているので、そのまま食べるという人も多いと思います。
ですがやはり高カロリー・高脂質なため、捨ててしまうという人の方が多いのではないでしょうか。
いくら栄養豊富だと言っても、油は油です。高カロリーであることは間違いありません。
また必須脂肪酸であるリノール酸は、摂りすぎれば肥満の原因にもなるとも言われています。
リノール酸は菓子パンやマヨネーズにも含まれているので、あわせると結構な量になる可能性も。摂り過ぎにはじゅうぶんな注意が必要です。
栄養素が含まれていない
そもそも油にはツナの栄養素がそこまで溶け込んでいないのでは、という意見があるのも事実です。
「ツナ缶の栄養素」というのはイコール「ツナの栄養素」なのであり、最初から油に栄養素が含まれているわけではありません。
ツナの身をすべて食べればツナの栄養素は摂れているので油は必要ない、と言われていることも頭に入れておいてくださいね。
また本当にツナの栄養素が油にほとんど溶けだしていないとすれば、ツナ缶の油の多くはサラダ油なので絶対に捨てた方がいいですよ。
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ツナ缶はダイエットに効果的?
ツナ缶はダイエットにとてもいいそうです。その理由について説明します。
タンパク質が摂れる
タンパク質は健康な体作りには欠かせない必須栄養素です。ダイエット中ならなおさらタンパク質は必要になってきます。
カロリーだけを見るとタンパク質は高カロリーです。これで嫌厭する人も多いですが、その知識は間違っています。
タンパク質は脂肪を燃焼するためのエネルギーになるので、これをしっかりと摂取しないといくら食べる量を減らしても痩せることはできません。
また痩せたとしてもきれいには痩せられず、やつれたり老けて見えたりすることも。
その点ツナ缶は食べにくい魚を手軽に摂れるように加工してあるので、タンパク質だけでなくその他の栄養素を見てもとてもおすすめの食材です。
ノンオイルなら?
ノンオイルのツナ缶とは、つまりツナの水煮のことです。当然オイルの分カロリーは低くなり、およそ1/4にまで下がるとされています。
ダイエットで重視するべきはカロリーではありませんが、わかりやすく摂取カロリーが下がるのでノンオイルのものを選ぶのも手です。
またツナ缶はオイル漬けのものが多いですが、その油の種類によっても話は変わってきます。
- オリーブオイル
- 亜麻仁油
であれば適量なら食べてもいい、むしろ食べた方がいい、とも言えます。
良質の油は健康な体作りには必須です。油を抜きすぎればきれいに痩せませんし、老化の原因にもなります。
ただしツナ缶のオイルがサラダ油であれば、迷わず捨てましょう。サラダ油は体にとって有害であることがわかっています。ダイエット中でなくても摂らない方が体にいいのです。
1日の摂取量目安
タンパク質の摂取量は、体重1kgあたり1gが目安とされています。
つまり50kgの人なら、1日にタンパク質を50g摂取するのが望ましい、ということです。
ただしこれは最低限の量のため、本来はこれ以上に取るべきであるとも言われています。また運動をする人ならさらにたくさん摂取するべきでしょう。このことから、
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まとめ
この記事をまとめると
- ツナ缶のオイルにはツナの栄養素が溶け出している可能性がある
- ツナには栄養素が豊富なので、積極的に摂取するべき食材
- とは言えオイルは体に悪いものもあるので、オイルの種類によって使い分けても
ツナ缶の油にはある程度の栄養素は含まれているかもしれませんが、高脂質で体に悪影響があることは否めません。
ただし旨み成分が溶け出していることは事実なので、調理法などを工夫して適度に活用することをおすすめします。
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