ツナ缶の油は体に悪いって本当?ヤバい?油ごと使うと得られるもの 

皆さんはツナ缶をよく使うと思いますが、中に入っている油を捨ててはいませんか?実はツナ缶の油というのはとても栄養素が溶け込んでおり、捨ててしまうのはもったいないものなんですよ!

ツナ缶の油は体に悪いという情報もよく聞くので、どっちが本当だかどうかいまいちよく分からなくなってしまいますよね。

今回の記事ではツナ缶とはどのような食材なのか、ツナ缶に含まれる栄養素、ツナ缶の油に含まれる栄養素、ツナ缶の油を摂取するとどのような効果が得られるのかについて解説していきたいと思います。

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ツナ缶とはどんな食材?

“ツナ缶”は、マグロやカツオを水煮または油漬けして缶詰にしたものです。「ツナ」は食品名の総称ですが、「シーチキン」というのは、はごろもフーズ株式会社が販売しているツナ缶の商品名になります。見た目が鶏肉に似ていることから、「シーチキン(Sea chicken)」と名付けられました。ツナ缶の賞味期限は3年ほどで、長期保存や非常食に向いている食品です。

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ツナ缶の栄養と効果が凄い!

ツナ缶の原料はマグロやカツオなので、魚特有のDHAやEPAといった脳の働きに効果的な栄養が含まれています。また、たんぱく質や、油漬けであれば脂質も含まれています。

  • DHA(ドコサへキサエン酸):DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や血管、加えて代謝にも関わる多くの健康効果を持つ栄養素です。脳の栄養素としての働きは特に有名で、脳の発達や神経の機能維持に使われています。眼精疲労の解消や情報伝達にも使用され、疲労を軽減します。血液の脂質を減少させ、脂肪燃焼も助ける栄養素です。
  • IPA/EPA(イコサペンタエン酸):IPA(イコサペンタエン酸)はEPAにとも呼ばれ、人間の血管性の病気を予防する働きが特に強く、ドロドロになっている血液をサラサラにする力が強い脂質です。そのため、心筋梗塞や脳梗塞と言った病気や高血圧の改善効果があります。最近の研究ではアレルギー症状の改善も報告されている栄養素です。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。

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ツナ缶の油って体に悪いの?捨てた方が良いの?

ツナ缶といえば、油漬けになっているものと野菜スープで浸けられているものの2種類がありますよね。油漬けのツナ缶の場合、油を捨ててしまっている人もいるかもしれませんが実はツナ缶の油は捨ててしまうのはもったいないくらい栄養素が溶け込んでいると言われています。

ツナ缶の油に含まれる栄養素

ツナ缶の油には魚の旨味だけでなく身体に良い栄養素が溶け込んでると言われています。

  • DHA
  • EPA
  • リノール酸

先ほども紹介しましたがDHAドコサヘキサエン酸と、EPAイコサペンタエン酸はツナ缶の中でも代表的な栄養素です。実はツナ缶のあぶらにはツナから分泌されたこのような栄養素がたっぷりと含まれているので、油を捨ててしまうのはこれらの優秀な栄養素を捨ててしまうことになってしまうのでとてももったいないのです。

またツナ缶には植物由来のリノール酸が多く含まれているのも特徴です。リノール酸は体内で生成できないことから食品から摂取する必要がある必須脂肪酸であり、炎症を抑えるなどの優秀な働きを持つと言われています。

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ツナ缶の油が体に悪いと言われる理由はカロリーだけ

ツナ缶の油はどうしても体に悪いというイメージが強く、油は捨ててから食べるようにと教わった方も少なくありません。この意見にも実は理由があり、ツナ缶の油はカロリーが高いので太る原因になりうると言われているからです。

確かにツナ缶以外にも油ものをたくさん食べている人が、ツナ缶を食べてしまうと油の過剰摂取になってしまいますが、普段から体に気をつけている人はあまり気にしなくても良いと思われます。

そもそもつ中に含まれる脂肪は先ほども申し上げた通り、身体に良い効果をもたらせてくれる脂肪なので、ツナ缶の油=太る、とは言い切れません。

今はともかくDHAや EPAのような油には動脈硬化や脳卒中のリスクを軽減する効果がありますので、適度な量のツナの油を取ることで生活習慣病の予防につなげることができると言えます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ツナ缶はマグロやカツオを長期保存するために作られたもの
  • 保存性の方が高いだけでなく非常に優秀な栄養素を多く含む
  • ツナ缶の油にはマグロやカツオから出たDHAやEPAなどの優秀な栄養素を含むため捨てない方が良い
  • DHAやEPAは血流の改善効果が高く、生活習慣病の予防に効果的 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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