豆苗とは、エンドウ豆の若い葉と茎のことをいいます。緑黄色野菜のひとつで、ビタミンや葉酸など、栄養素も豊富に含まれています。
購入した豆苗の根元を水に浸けて育てている方もいるのではないでしょうか。健康にも家計にも優しい豆苗ですが、その賞味期限をご存知ですか?
この記事では、そんな豆苗について
- 豆苗の賞味期限・消費期限は?
- 豆苗が腐るとどうなる?
- 冷蔵庫で育てる事ができる?
をテーマに紹介していきます。豆苗の賞味期限について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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豆苗の賞味期限・消費期限は?
豆苗はエンドウ豆を発芽させたスプラウトの一種。スプラウトとは発芽したばかりの新芽のことをいいます。
種から伸びている茎や葉っぱを食べる食材で、種や親野菜よりも栄養が豊富だといわれています。
豆苗は生鮮野菜ですが、生鮮野菜は賞味期限の表示義務がありません。そのため、あくまで目安としての賞味期限・消費期限を紹介していきます。
賞味期限
根が付いたままの豆苗は、常温で1~3日、冷蔵で約1週間持ちます。常温保存も可能ではありますが、根が付いている豆苗を常温で置くと成長が早く、食感が悪くなってしまいます。
そのため、野菜室や冷蔵庫で保存するのがおすすめです。カットした豆苗は冷蔵で10日、冷凍で1か月持ちます。
消費期限
豆苗は生の野菜なので、決まった消費期限がありません。傷みやしおれ、異臭がないかをチェックして、購入から2日~3日を目安に食べましょう。
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豆苗が腐るとどうなる?
豆苗は正確な賞味期限・消費期限がないので、状態を見て食べられるか判断する必要があります。
腐った豆苗を食べると下痢や嘔吐・腹痛など食中毒に似た症状を引き起こす可能性があるので気をつけてください。
豆苗が腐った状態をチェックし、安全に豆苗を食べましょう。
臭い
豆苗は腐ると強烈な臭いを発します。そのため、臭いで腐っているかすぐ気づく場合が多いでしょう。
見た目
豆苗は腐ると葉や茎にぬめりが出てきます。また葉が黄色く変色したり、茎が柔らかくなることも。茶色い汁が出る場合もあります。
味
豆苗は腐ると青臭さを強く感じます。
新鮮な豆苗の見分け方
新鮮な豆苗の特徴は以下の通りです。
- みずみずしく、シャキッとしている。
- 色は鮮やかな濃い緑。
- 葉がしっかりと開いている。
鮮度が良いものを選べばその分日持ちも長くなります。お店に売っている豆苗でもしおれているものが出ている場合もあるので、しっかり見極めて購入しましょう。
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豆苗の保存方法
豆苗をできるだけ日持ちさせたいのであれば、正しく保存するのが大切です。ここでは、豆苗の適切な保存方法を紹介していきます。
冷蔵保存
根が付いている豆苗は、野菜室に立てて保存します。そうすることで、葉が重なったり茎が折れたりせず、鮮度を保てます。
カットしたものは、水洗いしてからタッパーなどの保存容器に浸るぐらいの水と共に入れ、ふたをして冷蔵庫に入れます。
2~3日置きに水は入れ替えましょう。そうすることで乾燥を防いで保存できます。
冷凍保存
- 豆苗を根元でカットして水洗いします。
- 水気を切り、保存袋に入れて密閉します。
- アルミやステンレスのトレイの上に置いて冷凍庫に入れ、急速冷凍します。
冷凍した豆苗はシャキシャキの食感が失われるため、スープや煮物に使用するのがおすすめです。解凍せず、凍ったまま調理できます。
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冷蔵庫で育てる事ができる?
購入した豆苗は再収穫できるのがメリット。繰り返し収穫することで、食費の節約にも繋がります。
ここでは、豆苗の正しい育て方を紹介していきます。
基本的には育てられない
豆苗は、冷蔵庫の中に入れておくだけでは育ちません。豆苗は20度前後で発芽しやすくなるので冷蔵庫では育ちにくいです。
冷蔵庫で育てる場合は、豆苗は植物なので、日光に当てることが大切です。毎日2~3時間は日光に当てる時間を作りましょう。
正しい育て方
豆苗の再収穫は基本的に1回ですが、上手に育てるの2~3回収穫することもできます。
気温や湿度によってはカビが発生したり、腐ってしまうこともあるので、状態をみながら育ててください。
豆苗の育て方は以下の通りです。
- 豆苗の根の部分を深さ3cm以上のトレーやお皿に入れます。
- 根が浸るくらいに水を張ります。
- 日当たりと風通しの良い室内に置きます。
- 夏は1日2回、冬場は1日1回ほど水を替えます。
- 1週間~10日で収穫します。
買ってきた豆苗をカットする際に、豆から2~3cm残してカットすると育てやすくなります。
2回目以降はカビが生えやすくなる傾向があるので気をつけましょう。カビが生えたものは食べるのを避けてください。
まとめ
豆苗の賞味期限・消費期限や育て方について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 豆苗には決まった賞味期限・消費期限がないので、状態をみて食べられるか判断する必要がある。
- 腐った豆苗やぬめりや異臭・変色などの変化が起きる。
- 豆苗を育てるなら、冷蔵庫ではなく室内が適している。
お財布にも優しく、再収穫ができ、栄養豊富な豆苗ですが、腐った状態で食べるのは大変危険です。しっかし状態を見極めて、美味しく安全に楽しみましょう。
豆苗はクセがなく食べやすいので、ぜひ毎日の食卓に利用してみてください。
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