皆さんはとろろ昆布という食材を使ったことはありますか?とろろ昆布はお吸い物などに入れてあるどろっとした昆布のことを言います。ドロドロした感じがまさにとろろのような見た目なのでとろろ昆布と言われるようになりました。
今回の記事では、とろろ昆布とはどのような食材なのか、とろろ昆布の保存方法、おすすめの使い方について解説していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
とろろ昆布ってどんな食材?
とろろ昆布とは昆布を加工した食材のことで、「削り昆布」とも呼ばれています。酢に漬けて柔らかくした真昆布や利尻昆布をブロック状に固めてその断面を薄く糸状に切り取ったものです。
おぼろ昆布と似ているので、同じものと捉えられがちですがおぼろ昆布は糸状ではなく昆布の表面を職人が一枚ずつ帯状に丁寧に削ったもののことです。
スポンサードリンク
とろろ昆布の発祥は?
昆布は元々は北海道で主に生産されて、日本中に運ばれていました。ですが昔は輸送中の管理状態が悪く昆布の中心部にカビが発生することが多かったのです。
そんなカビの生えた昆布の、カビの生えていない表面だけを薄く削って商品化したものがおぼろ昆布となります。おぼろ昆布ができたのは怪我の功名とも言えますが、非常に美味しく使い勝手が良かったので、そんなおぼろ昆布からヒントを得て昆布をブロック状に固めて削るとろろ昆布が出来上がったと言います。
スポンサードリンク
とろろ昆布の保存期間はどれくらい?
とろろ昆布の保存期間の目安は以下のようになっています。
<保存期間の目安>
- 未開封のもの:1年半ほど
- 開封済みのもの:1週間程度
とろろ昆布は未開封のものであれば1年以上も保存することができますが、開封してしまうと一週間程度しか持たなくなります。これはとろろ昆布が水分を吸収しやすいという作用があるからです。
空気の中にはたくさんの水分が含まれていますが、乾物であるとろろ昆布はその空気中の水分を吸ってしまい、水分があると細菌が繁殖しやすくなってしまうので保存期間が短くなってしまうのです。
とろろ昆布は冷凍庫で保存がおすすめ?
ほとんどの昆布加工品の食品表示の卵には高温多湿を避けて冷暗所に保存と記載されています。ここに冷凍庫とは明記されていませんが、冷凍庫の中というのは水分が少なく乾燥しており、細菌が繁殖できない環境なのでとろろ昆布のような乾物を保存しておくにはとても適している場所なのです。
冷凍保存方法は?
とろろ昆布を保存する際は袋のまま保存するか、ジップロックなどの密閉できる保存袋に入れてしっかりと封を閉めて冷凍庫に入れるようにしましょう。
冷凍庫に入れたとろろ昆布を使う時は、冷たい状態のまま料理に使ってください。冷凍庫に入れると少し硬さがありますが、加熱調理すればすぐに戻ります。あらかじめ一回量ずつに分けておくと味噌汁やお吸い物に入れたい時にサッと1回分だけ取り出せてとても便利です。
スポンサードリンク
おすすめ!とろろ昆布活用レシピ
では次はとろろ昆布を使ったおすすめの料理を紹介していきますね!とろろ昆布は意外と使いどころに困りますが、実はさまざまな料理に活用することで昆布の豊かな風味を付与し、料理のランクをグッと引き上げてくれます。
とろろ昆布のお吸い物
まずはとろろ昆布の使い方の定番中の定番のお吸い物です。通常のお吸い物を作るときの工程の最後にとろろ昆布をかけてあげればOKです。お吸い物にとろろ昆布を入れることで、塩味の角が取れまろやかな味わいになるのでとても美味しいんですよ!
とろろ昆布のおにぎり
とろろ昆布はスープなどに入れて使うのが一般的ですが、実はおにぎりに入れるととても美味しくなるんです。いつも作っている鮭おにぎりや梅おにぎりを作るときに、具を包む前のご飯にとろろ昆布をちぎって入れてみてください。そしてご飯をかき混ぜ、その後に具を包んで、綺麗に三角に整えたら完成です。
おにぎりの具の味だけでなくご飯全体から昆布の香ばしい香りを感じることができるのでとてもおいしくなりますよ!
卵焼きに入れてもOK
とろろ昆布は卵焼きに入れてもとても美味しく食べることができるんです。いつも通りの卵焼きを作るときのくるっと巻いていく工程の時に、とろろ昆布を表面に散らしてから巻くことでとろろ昆布の層を作ることができます。
とても簡単なのでぜひ一度作ってみてください。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- とろろ昆布とは昆布を加工した食材のことで削り昆布とも呼ばれている
- 酢に漬けて柔らかくした昆布をブロック状に固めてその断面を薄く糸状に切り取ったもの
- 未開封の物は1年ほど持つが開封すると1週間しかもたなくなる
- とろろ昆布の保存方法は冷凍保存がオススメ
- とろろ昆布はお吸い物に使うだけでなくおにぎりや卵焼きに入れても美味しい!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク