鶏レバーは日々不足がちな鉄分補給にも役立つ、栄養たっぷりな食材。そんな鶏レバーを冷凍保存する場合、どのくらい日持ちするかご存知ですか?
知っておきたい下処理の方法や、生のレバーの適切な保存の仕方について調べてみました。そこで今回は…
- 鶏レバーの冷凍保存の期間
- 鶏レバーの下処理・保存方法
- 鶏レバーの解凍方法
についてご紹介をいたします。
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目次
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鶏レバーの冷凍保存の期間
まずは鶏レバーの保存期間について、生の場合や調理済みの場合で違いがあるのかどうかをみていきましょう。
通常の賞味期限
鶏レバーはとても賞味期限が短く、冷蔵庫で保存した場合、購入日の翌日までしかもちません。鮮度の良さがとても大切な食材なのです。
冷凍の保存期間
そんな賞味期限がとても短いレバーですが、新鮮なうちに冷凍保存をすることで、長く日持ちさせることが可能です。適切な保存方法を行った場合は、2~3週間保存することができます。
調理済みの場合
調理済みの場合も冷凍保存が可能です。煮込み料理などにして冷凍しておけば、使いたいときに解凍するだけで一品出来上がるので便利ですよね。
冷蔵の場合では2~3日程度ですが、冷凍保存をしておけば1ヵ月ほど日持ちさせることが可能です。小分けにして冷凍保存をしておくと良さそうですね。
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鶏レバーの下処理・保存方法
続いてぜひマスターしたい鶏レバーの下処理・保存方法について解説していきます。レバーのくさみの抜き方もお伝えしていきますね。
レバーを切り分ける
※かたまりの状態からの下処理の方法となります。レバーのかたまりの表面に脂肪がある場合は包丁で取り除き、レバーを一口大に切ります。
血のかたまりを処理
ボウルにカットしたレバーと水を入れて浸けます。数回水を取り替えながら15分~20分置くことで、周りについている血をきれいに落とすことができます。
レバーのくさみを取りたい場合には、水ではなく牛乳を使うのがおすすめです!牛乳にはくさみを吸収する成分が含まれます。牛乳の場合にはレバーが浸るくらいの量を入れて、冷蔵庫で1~2時間漬け込むようにしましょう。
流水にさらす
流水で洗い、レバーの表面の水分をしっかりと拭きましょう。
ラップに包んで保存
ラップにレバーが重ならないよう、平らに広げてから包みます。100g程度の量で包むと調理の際に便利です。すべて包み終えたら、金属製のトレイにのせて冷凍庫へ入れましょう。
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鶏レバーの解凍方法
冷凍した鶏レバーの解凍方法です。
凍ったままでも調理可能
煮物や揚げ物に使用する場合には、凍ったまま調理することが可能となります。少量で冷凍しておけば凍ったままの調理の際も便利ですね。
自然解凍の時間
炒め物の場合には下味をつけながら解凍をするか、冷蔵庫で自然解凍をさせて、半解凍させた状態で調理するのがおすすめです。冷蔵庫で自然解凍をする場合には、100gにつき2〜3時間程度で半解凍の状態にすることができます。
時間を置きすぎて全解凍してしまった場合には、ドリップ出てしまうと思いますので、キッチンペーパーで拭き取ってから調理するようにしましょう。
(!)ポイント
- 電子レンジの解凍機能を使うと、火が通ってしまうため、使用しないようにしましょう
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鶏レバーの栄養と効果
簡単に鶏レバーの栄養と効果についてもご紹介いたします。
鉄が豊富で貧血予防に最適
レバーに含まれる鉄は体内の吸収率が高い「ヘム鉄」です。鉄は酸素を全身に運び、エネルギー作りに欠かせないミネラルです。鉄が不足すると、酸素を上手く取り込めずに筋力低下や疲労を起こす原因ともなってしまいます。
皮膚や粘膜を守るビタミンA
鶏レバーに多く含まれているビタミンAは、視力維持や、皮膚や粘膜の健康を守り、免疫力を高める効果が期待できます。また、肌荒れ予防や、強い抗酸化作用を持つため、アンチエイジングにも効果的であると言われています。脂溶性のビタミンのため、油と一緒にとることで吸収率を上げることができます。
妊婦さんにも大切な葉酸も豊富
鶏レバーには多くの葉酸が含まれます。鉄欠乏症や貧血の予防にも効果的なので、妊婦さんは多くとるようにすると良いでしょう。
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まとめ
鶏レバーの賞味期限、下処理や冷凍保存の方法についてご紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。
▼鶏レバーの賞味期限
生の場合 | |
冷蔵保存 | 1~2日 |
冷凍保存 | 2~3週間 |
調理済みの場合 | |
冷蔵保存 | 2~3日 |
冷凍保存 | 1ヵ月ほど |
▼下処理・冷凍保存の方法
- レバーの脂肪を取り除き、一口大にカットする
- ボウルにレバーと水を入れて浸けて血抜きをする※くさみを取りたい場合は2で牛乳を使い、冷蔵庫で1~2時間浸ける
- 15~20分ほど浸けてから流水で洗う
- レバーが重ならないようにラップに広げて包み、冷凍庫へ
▼解凍のポイント
- 煮物、揚げ物の場合は凍ったまま調理する
- 炒め物の場合は冷蔵庫で半解凍させてから調理する
レバーの中でも鶏レバーはカロリーが少なく、鉄分だけでなくタンパク質も豊富に含まれます。糖質も少ないため、ダイエット中に食べるのもおすすめの食材。
また、離乳食中期の赤ちゃん(7~8か月くらい)にも食べさせることができます。店頭で選ぶ場合には鮮やかな赤色の弾力がしっかりとあるものを選ぶのがおすすめ!
ご紹介した下処理・保存方法を参考に、新鮮で美味しいレバーを召し上がるようにしてくださいね。
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