鶏肉の生焼けの食感はどんな感じ?生で食べると危険?食中毒に?

ヘルシーで健康志向の人でも食べやすいのが「鶏肉」です。煮ても焼いても硬くなりにくいので、様々な料理に使えるお肉になっています。そんな鶏肉ですが「生焼けの状態で食べるとどうなる?」のでしょうか?今回は、鶏肉の生焼けについて、以下のようなことを解説していきます。

  • 鶏肉の生焼けを食べると危険なのか?
  • 鶏肉が生焼けだった場合の状態は?
  • 鶏肉に火が通っているのを確認する方法とは?

こんな内容になっています。記事をしっかりと読み込んで頂き、鶏肉の生焼けを見抜けるようになってしまいましょう。

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鶏肉の生焼けは危険?

鶏肉は「生焼け」の状態で食べると本当に危険なのでしょうか?まずは、生焼けについての注意点を見ていきます。

鶏肉には食中毒菌が多い

鶏肉には、以下のような食中毒菌が含まれていることが多いです。

  • カンピロバクター
  • サルモネラ菌

これらの食中毒菌は、鶏肉や豚肉に多く生息しています。どちらの細菌も人間の体内に入ってしまうと、重度の食中毒を起こしてしまう危険性が高いので、かなり厄介です。なので、鶏肉はきちんと火を通して、これらの食中毒菌を完全に死滅させなければいけないのです。

うっかり食べてしまった場合

もし、生焼けの鶏肉を「うっかり食べてしまった場合」は、とりあえず「安静にして様子をみましょう」。もし、7日以内に何らかの症状が出た場合は、食中毒の可能性が非常に高いのですぐにでも病院に行かれることをおすすめします。

ただし、全ての人が食中毒になってしまうわけではないので、「無症状なのに病院に行くこと」はしなくても大丈夫です。

24時間以内に症状が出る場合が多い

生焼けの鶏肉を食べてしまい、食中毒にかかった場合は「24時間以内に症状が出ること」が多いです。最初に出やすい症状としては「嘔吐や下痢」です。なので、生焼けの鶏肉を食べてしまった時には、24時間以内に嘔吐や下痢の症状がないかどうかを確認しましょう。

1日たってもなんの症状も無ければ、食中毒になっていない可能性も上がります。ただ7日間くらいは油断禁物。いつ症状が発症するか分かりません。

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生焼けの食感は?

鶏肉の生焼けを「見分ける方法」はあるのでしょうか?食べている時に感じやすい違和感をまとめてみました。

噛み切れないものは生焼けが多い

まず、生焼けの鶏肉は「噛みきれないほど硬いこと」が多いです。鶏肉はきちんと火を通すことで、柔らかくなりますが、生焼けの状態だと、きちんと噛みきれません。どうやっても嚙み切って飲み込めないのであれば、高確率で生焼けです。

すぐに食べるのを中断し、再度加熱をしてから食べましょう。

ぶよぶよとした触感

鶏肉が生焼けだった場合は、食感が「異常にぷよぷよと」しています。鶏肉はきちんと火を通すことで、しっかりとしたジューシーなお肉に変わりますが、火を通すのが不十分だと、ぷよぷよした生肉の食感があります。ぷよぷよ感を感じた場合も、食べるのを辞めてください。

生焼けの場合、血の色が見える

さらに生焼けの鶏肉だった場合は「血の色」が食べていて見えます。通常、鶏肉にきちんと火が通れば、赤い部分は無くなって、乳白色のカラーに変わるはずです。もし、血の赤い色が見えるようであれば、まだまだ加熱不十分な可能性があります。

すぐに食べるのをやめて、再度加熱をするようにしましょう。

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しっかり火が通ったか確認する方法

では、最後に鶏肉に「しっかりと火が通っているのかどうか?」を確認する方法をご紹介していきます。

温度計を刺す

鶏肉の生焼けを防ぐのに、最も有効なのは「温度計を刺すこと」です。鶏肉に生息する食中毒菌は、70℃以上の温度になっていれば死滅します。つまり、調理用の温度計を鶏肉内部に刺し、70℃以上の状態になっていれば、食中毒菌を死滅させられたと思っていいです。

もし不安なのであれば、75℃以上まで加熱してしまえば、間違いなく食中毒菌は死滅してしまうので、しっかり加熱するのもおすすめです。幸いなことに、鶏肉は加熱し過ぎても硬くならないのでしっかり火を通しましょう。

どれくらいの時間で火が通る?

鶏肉に火が通る時間の目安は「5分から20分」です。鶏肉の大きさや状態にもよりますが、外側が焦げないように、火加減を調整してある程度の時間加熱する必要があります。冷凍の状態から加熱する場合は、さらに時間が必要なので、慎重に調理をしましょう。

生焼けだった場合の対処法

鶏肉を食べていて「生焼け」に気が付いた時は、すぐに食べるのをやめ、再度加熱されることをおすすめします。電子レンジで加熱をしてもいいですし、グリルするのを諦めて、煮込み料理にそのまま使ってもいいです。とにかく、何らかの方法で肉の内側まで加熱が行きわたるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は鶏肉の生焼けは危険なのか?ということについて詳しく解説してきました。最後に記事内容をざっくりと振り返ってみましょう。

この記事をまとめると

  • 鶏肉にはカンピロバクターなどの食中毒菌が沢山いる
  • 生焼けの鶏肉を食べてしまった場合は、症状が出るかどうか暫く観察する
  • 生焼けの鶏肉は、絶対に再加熱をして食べる

こんな内容になっていました。あなたも鶏肉料理を作る際は、生焼けにならないように十分に注意して加熱していきましょう。

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