栄養豊富で甘みがあり、人気のトマト。毎日の食事で大活躍しているご家庭もあるのではないでしょうか。
しかし、トマトの食べすぎによるリスクがあることはご存知ですか?この記事では、
- トマトの栄養素
- トマトの効能
- 食べすぎると出てくる症状
- 効果的な摂取方法
を紹介しています。トマトの健康効果について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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トマトの栄養
トマトを食べると医者が青くなると言われているように、トマトには体に良い栄養素が豊富に含まれています。
ここでは、トマトに含まれている主な栄養素を紹介します。
栄養
- リコピン
トマトの赤い色は、このリコピンの色素です。リコピンには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。 - ビタミンC
他の野菜に比べると含有量は多くはありませんが、トマト100gあたり15gのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは不足すると疲れやすくなるので、積極的に摂取しましょう。 - カリウム
カリウムは塩分の排出を促す働きがあるので、むくみ予防や高血圧予防に効果が期待できます。トマト100gあたり210㎎含まれており、水溶性のため生で食べるのがおすすめです。
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トマトの効能
トマトの栄養素について紹介しました。では、実際にトマトは私たちの身体にどんな良い影響を与えてくれるのでしょうか?
ここではトマトの効能について紹介していきます。
糖尿病
トマトは高血糖予防にいいと言われている野菜です。トマトに含まれているリコピンは、インスリンの働きを助ける効果があると言われています。
インスリンは、血糖値の上昇を抑える働きがあるホルモンです。糖尿病は、このインスリンが正常に働かなくなることで血糖値が上がる病気なので、インスリンの働きを助けるリコピンが含まれているトマトは、糖尿病予防におすすめできます。
ダイエット
トマトダイエットという方法があるほど、トマトはダイエットに向いている食材です。トマトのカロリーは1個30キロカロリーと低く、満腹感も得られるので、カロリー制限している方におすすめできます。
また、トマトに含まれている13オキソODAは、脂肪燃焼効果が期待されています。そのほか、脂質代謝異常の改善にも有効で、トマトはダイエットにぴったりな野菜と言えるでしょう。
カリウムにより、むくみ防止効果が期待できるのも嬉しいポイント。
美肌効果
トマトに含まれているリコピンには、メラニンの生成を抑制する効果が期待できると言われています。メラニンは、紫外線によって生成され、しみやシワの原因になってしまうのです。
また、トマトにはビタミンCも含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促すので、肌のハリを保つのに有効です。
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トマトを食べ過ぎるとどうなる?
栄養が豊富で、さまざまな健康効果が期待できるトマトですが、食べすぎるといったいどうなるのでしょうか?
トマトの過剰摂取により、以下のような症状を引き起こす場合があります。
体が冷える
トマトは、身体を冷やす食べ物だと言われています。暑い夏の時期には嬉しい効果ですが、冬場や冷え性の方は気をつけましょう。
身体の冷やしすぎは、胃腸の働きを鈍くさせ、血流も悪くなってしまいます。また、腸が刺激され下痢を引き起こすこともあるので、食べすぎには注意が必要です。
逆流性食道炎になる
逆流性食道炎とは、胃の内容物が逆流し、食堂の粘膜が炎症を起こした状態のことを指します。逆流性食道炎の原因のひとつとされているのが、胃酸の増加。
脂っこいもの・繊維質が高いもの・偏った食事などにより胃酸が増加します。トマトは胃酸が増加しやすい食べ物に入るので、食べすぎには気をつけましょう。
結石ができる可能性がある
トマトにはシュウ酸が含まれています。これは、胆石や結石ができる原因と言われています。含有量は少ないですが、食べすぎには気をつけましょう。
シュウ酸は水溶性なので、茹でたり煮たりすることで減らすことも可能です。また、カルシウムはシュウ酸の吸収を抑える働きがあるので、一緒に摂取するのがおすすめ。
糖質が高くて太るって本当?
トマトは食べすぎに気をつければ太る心配はしなくていいでしょう。満足感を感じやすいとはいえ、トマトは水分量が多いため、腹持ちは良くありません。
その結果間食の増加や、他の食事で高カロリーのものを摂ってしまうと太る可能性があるでしょう。
また、トマトは身体を冷やす野菜です。
体が冷えることで代謝が悪くなり、太りやすい体質になる可能性も否めません。適量を守り、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
死亡するって本当?
トマトを食べすぎると死亡するという話があります。トマトには「トマチン」という天然毒素が含まれているのです。しかし、死亡する可能性があるのは、トマトを1日に4万トン食べた場合です。
致死量を摂取する前に腹痛や下痢の症状が出てきてしまいますし、トマトを食べて死亡するのは現実的とは言えないでしょう。
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トマト・ミニトマトは1日何個まで?
リコピンの1日の摂取量は15~20㎎とされています。そこから考えると、トマトの1日の摂取量は2個・ミニトマトで10~15個が妥当と言えるでしょう。
トマトの効果的な食べ方
さまざまな栄養を豊富に含んでいるトマト。できればその栄養を効率よく摂取したいですよね。そこで、ここではトマトの効果的な食べ方を紹介していきます。
加熱する
リコピンは加熱することで吸収率が上がります。トマトソースやトマトスープなど、加熱調理して摂取するのがおすすめです。
油と摂取する
トマトに含まれているリコピンは油に溶けやすい性質を持っています。そのため、油と一緒に摂取すると、体内への吸収率が上がると言われているのです。
トマトにオリーブオイルをかけて食べるのがおすすめ。
朝食べる
リコピンは朝に摂取すると一番吸収率が良いという研究結果が出ています。朝ごはんにトマトジュースを取り入れると、手軽に摂取できるのでおすすめです。
まとめ
トマトの栄養について紹介しました。トマトには健康効果が期待できる栄養素が多く含まれていますが、食べすぎると体が冷えたり、お腹を壊したりしてしまいます。
適量で摂取すれば、ダイエットや美肌など嬉しい効果が期待できるので、食べすぎには気を付けつつ、美味しくトマトを楽しみましょう。
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