世界的にもヘルシーな食べ物として有名な豆腐ですが、みなさんはどれぐらいの頻度で食べていますか?
ダイエットや健康のために、毎日1丁は食べているという方、それ、食べ過ぎかもしれません。
実は、豆腐は食べ過ぎると体調不良を招く恐れがあるんです。そこで今回は、
- 豆腐の食べ過ぎにはどんなデメリットが?
- 豆腐を毎日食べるとどんなメリットが?
- 豆腐の正しい食べ方は?
についてご紹介します。
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目次
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豆腐の食べ過ぎにはどんなデメリットが?
豆腐を食べ過ぎることによるデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
いくつか例を挙げて詳しく解説していきます。
下痢
豆腐の凝固剤として使われている「にがり」には、酸化マグネシウムが含まれています。
この酸化マグネシウムは、下剤にも含まれている成分ですので、 食べ過ぎると下痢の症状が出ることがあります。
胃腸が弱い方や、もともと野菜を多く摂り、ミネラルが十分摂取できている生活をしている方だと、豆腐50gほどでも下痢になってしまうこともあります。
おなら
豆腐に限らず大豆製品を大量に摂取すると、おならが臭くなると言われています。
これは、大豆製品に含まれるたんぱく質が原因です。
たんぱく質の消化が間に合わず、小腸に到達すると、悪玉菌のエサになり、有機化合物が作られます。この有機化合物の中に含まれる窒素が、おならを臭くさせる原因となります。
貧血
これは、肉類をすべて豆腐に置き換えるようなダイエットをしてる場合に起こり得る症状です。
豆腐に含まれる鉄分は、赤血球を作る鉄分とはまた種類が異なるため、鉄不足の貧血になる恐れがあります 。腎臓疾患
たんぱく質の過剰摂取は、腎機能に負担をかけます 。豆腐を適量以上食べ続けるとその分負担がかかり続け、腎疾患になる可能性も。
また、意外と知られていませんが、 豆腐一丁に含まれるプリン体は93.3mg(ビール1缶で約12~25mg)と多いので、痛風になる可能性もあります。
女性特有の症状
大豆イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをすることがわかっています。
その作用で、 生理周期に乱れが出るとの症例報告もあります 。
まだはっきりとした因果関係はわかっていないのですが、月経周期が長くなることがあります。
豆腐ばかりではなく、肉類や炭水化物と言ったものもバランスよくとることを心がけましょう。
男性特有の症状
上記でも伝えましたが、大豆イソフラボンはエストロゲンに似た働きをしますので、男性ホルモンの働きによって生産、維持される機能などに影響が出ます。
おもなものは、 精巣の機能が低下して精子の数が減少したり、筋肉が付きにくくなったりする といった症状です。
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豆腐を毎日食べるとどんなメリットが?
食べ過ぎるとデメリットがある豆腐ですが、適量食べると健康効果が大きいことも事実です。
豆腐を適量毎日食べるとどんなメリットがあるのか解説します。
病気を予防する
- 更年期障害
- 乳がん
- 骨粗しょう症
- 前立腺がん
- Ⅱ型糖尿病予防
- 生活習慣病
これらの病気を予防するのに豆腐は効果的と言われています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをするので、女性ホルモンの減少によって起こる更年期障害や骨粗しょう症といった病気には最適です。
美肌効果
豆腐に含まれる大豆イソフラボンには美肌効果や美容効果が期待できます。
- 肌の新陳代謝促進
- 髪のツヤを保つ
- 女性らしい丸みのある体を作る
- 抗酸化作用による老化防止
腸内環境を改善
豆腐に含まれる「大豆オリゴ糖」は、善玉菌のエサになります 。善玉菌が増えることによって腸内環境が改善され、便秘予防に繋がります。
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豆腐の正しい食べ方は?
豆腐を毎日食べるなら、どれくらいの量がいいのでしょうか。
また、豆腐以外に食べるといい食材はどんなものがあるのでしょうか。
正しい食べ方について解説します。
一日の摂取量は?
大豆イソフラボン:40~50mg
豆腐:100~150g
豆腐1丁が300g程度ですので、半分ぐらいが目安になります。
サプリメントなどで大豆イソフラボンを取る場合は、豆腐の量を調整してください。
少し食べ過ぎたぐらいであれば、対外に排出されるのであまり問題ありませんので、 大豆イソフラボンがおおよそ50mg、上限75mg に収まるようにしてください。
動物性たんぱく質もとる
豆腐だけではどうしても不足するのが動物性たんぱく質です。
肉や魚などもバランスよく取り入れていきましょう。
夕食の炭水化物を豆腐に置き換える
体重が気になる方は、夕食の主食になる炭水化物を豆腐の置き換えるのが効果的です。
代謝が良くなって脂肪が燃焼されやすくなりますし、低カロリーなのでダイエット効果も高まります。
ダイエットにおすすめの豆腐は?
ダイエットにおすすめなのは 木綿豆腐 です。
絹ごし豆腐よりたんぱく質と大豆イソフラボンの量が多いですし、食べ応えがあるので満足感があります。
絹ごしよりもしっかりしている分、調理しても崩れにくいためアレンジもしやすく使いやすいと思います。
まとめ
今回は、豆腐の食べ過ぎによるデメリットとメリット、豆腐の適正量と正しい食べ方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 食べ過ぎは下痢や貧血などを起こすことも
- 適量であれば病気の予防に効果的
- 美肌効果・美容効果もある!
- 摂取目安は100~150g
- 豆腐と一緒に動物性たんぱく質も
- ダイエットには木綿豆腐がおすすめ
豆腐は適正量を守れば健康維持の強い味方になってくれます。
食べ過ぎは禁物ですが、食事に上手く取り入れて健康的な生活を目指しましょう。
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