豆腐に栄養はない?毎日食べる効能|健康・肌にいい?木綿・絹ごしの栄養

豆腐は大豆を原料としていますが、どんな栄養成分が含まれているのでしょうか?「栄養はない?」と思う方もいるようですが、実は高栄養でヘルシーな食材なんです。今回は、

  • 豆腐に含まれる栄養素
  • 豆腐で得られる効果とは?
  • 毎日食べ続けるとどうなる?
  • 豆腐ダイエット

これらのテーマについて紹介いたします。

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豆腐に栄養はない?

『豆腐に栄養はない?』と思っていませんか?豆腐は大豆を主成分としており、大豆を煮た際に出る汁をにがりなどの凝固剤で固めることによって作られています。

豆腐が含む栄養成分やその効果、また毎日食べ続けた場合に得られる効能などについて解説していきます。まずは、木綿豆腐と絹ごし豆腐それぞれのカロリー・糖質について見てみましょう。

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木綿豆腐・絹ごし豆腐のカロリーと糖質

豆腐には様々な種類がありますが、その中でもよく食べられているのは木綿豆腐と絹ごし豆腐ですね。それぞれカロリーと糖質量が異なります。

カロリー&糖質
  • 木綿豆腐……240kcal・糖質4.4g /一丁
  • 絹ごし豆腐…186kcal・糖質1.6g /一丁

豆腐一丁(400g)で比較してみると、木綿豆腐の方がぎゅっと圧縮されている分、カロリーは高くなっています。100gに換算すると木綿豆腐は60kcal、絹ごし豆腐は46.5kcalと、どちらもかなりヘルシーなことがわかります。

豆腐に含まれる栄養成分

豆腐の原料である大豆は豆類なので、タンパク質を多く含んでいます。また、ビタミンB1イソフラボンなどあらゆる栄養素が含まれています。

イソフラボンは女性ホルモンを活性化させる働きがあり、女性必見の栄養素です。ビタミン類に加えミネラルも豊富で、豆類の中でも大豆の栄養はトップクラスです。

  • たんぱく質たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • 亜鉛:亜鉛は、酵素の材料だけではなく、タンパク質や核酸の代謝に大きく関わるミネラルです。細胞分裂に関わるため舌や髪の毛の維持に多く使われます。皮膚や粘膜の維持にも欠かせないため、不足しがちなミネラルの一つです。
  • 大豆イソフラボン:大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと類似した構造を持ち、エストロゲンに結合して作用します。特に、女性ホルモンのエストロゲンが減っていくことで起こる更年期障害の改善や骨粗鬆症の改善効果があります。また、普段から摂取すると肌を綺麗にする、PMSの予防にも繋がります。

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木綿豆腐・絹ごし豆腐で栄養は違う?

木綿豆腐と絹ごし豆腐はカロリーや糖質量に差がありましたが、同じように栄養成分も違いがあります。含まれている栄養成分は同じですが、凝縮されている木綿豆腐の方が少々栄養の含有量も多くなっています。

豆腐一丁のタンパク質量

豆腐が持つ栄養成分に『タンパク質』がありますが、豆腐一丁(400g)に含まれる量は木綿豆腐で26.4g、絹ごし豆腐は19.6gとなっています。どちらも高タンパクで低カロリーなので、ダイエット中にもオススメの食材です。

豆腐は健康・肌にいい?

“豆腐は健康や肌にいい?”という疑問についてですが、答えはもちろんYESです!豆腐が持つタンパク質をはじめ、ビタミンB1、鉄分、亜鉛には体の調子を整える効果があります。

また、大豆特有の成分イソフラボンには女性ホルモンのバランスをよくする働きがあるので、美肌効果を得ることもできます。豆腐を食べることにより、肌荒れ・ニキビ・吹き出物改善を期待することができるのです。では、毎日食べると他にどんな効果を得られるのでしょうか?

豆腐を毎日食べる効果

豆腐を毎日食べ続ける効果には、様々なものがあります。高タンパクなので体の筋肉などをつくる元となるだけでなく、このような効能があります。

豆腐の効能
  • 癌予防
  • 生活習慣病予防
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 高血圧予防
  • コレステロール値を下げる
  • 肝機能アップ
  • 免疫力アップ

とにかく体によい豆腐は、継続的に食べることで命にも関わる生活習慣病を予防することにも繋がります。1日の摂取量目安は110〜140gと言われており、一丁のうちの半分〜1/3ほどの量です。

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食べ過ぎのデメリットはある?

1日の摂取目安量を超えて豆腐を食べ過ぎた場合、大きな副作用やデメリットはありません。しかし、豆腐を固めるために使われている『にがり』によって下痢となることがあります。

にがりに含まれる『酸化マグネシウム』という成分にはお腹をゆるくする働きがあり、下剤にも用いられています。普段からお腹がゆるい方、弱い方は過剰摂取に注意しましょう。

豆腐ダイエットは効果ある?

豆腐は高タンパク低カロリーなのでダイエット効果を期待することができます◎ 毎日半丁の豆腐を炭水化物の代わりとして食事に取り入れることで、痩せる効果を実感した方も多いです。

豆腐ダイエットのポイントですが、栄養バランスの取れた食事をすること、そして置き換えるには夜が良いということです。夜は食べたものが脂肪として体につきやすいので、お米やパンなど炭水化物の代わりに豆腐を食べてみましょう。

また、豆腐ばかりを食べていると栄養が偏りやすいので、お肉や野菜もしっかり食べることが効果を得られるポイントになります。

豆腐ダイエットのコツ
  • バランスの取れた食事をする
  • 炭水化物に置き換えるなら夜

効果はいつから?痩せない?

豆腐ダイエットは、1週間でも効果を実感できる可能性があります。腸内環境をよくする働きがあるのでお通じがよくなったり、お腹がスッキリしたと感じ始めるのが早くて1週間ほどです。継続が大切なので、『痩せない』と思って諦めず、毎日コツコツ食事に取り入れてみてください。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 豆腐は高タンパク・低カロリーでダイエットにオススメの食材
  • 豆腐には健康効果・美容効果が豊富!
  • 豆腐ダイエットにはバランス良い食事も必要!
  • 豆腐の食べ過ぎは下痢となることもあるので注意

豆腐はダイエットや健康・美容に効果的な高栄養食材です。毎日継続的に食べることで効果を得やすいので、コツコツ続けてみてください。

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