スーパーでも気軽に買えるちくわは私たちの生活にとても身近な食品ですが、ちくわの持つ健康効果を知っている人は少ないのではないでしょうか?そこで今回は
- ちくわの特徴とは
- ちくわの原材料とカロリーとは
- ちくわの健康効果とは
- ちくわは一日何本まで食べても良いのか?
- ちくわのおすすめの食べ方
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目次
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ちくわの特徴
練り物商品と言えば、すり身を竹の棒に巻いて作ったものが一般的でした。その形が「蒲の穂(がまのほ)」に似ていたため「蒲鉾(かまぼこ)」と呼ばれるようになり、現在まで親しまれています。
時代が進むにつれ、すり身を使った商品が増えてきたため、差別化を図る目的で「ちくわ」と言う呼び方が生まれました。
名前の由来は竹の棒を使って作る事と、できあがった形が竹の空洞(輪)に似ている事から「竹輪(ちくわ)」と呼ばれるようになりました。
原材料
大手メーカーのちくわに使われている原材料の一覧です。
- 魚肉
- でん粉
- 卵白
- 砂糖
- 発酵調味液
- 食塩
- 植物油
- ぶどう糖
- 加工でん粉
- 調味料(アミノ酸等)
- 貝Ca
一般的にちくわに使われている魚肉は「スケソウダラ」「ホッケ」「イワシ」です。ホタテや鯛などの他の魚のすり身を混ぜる事で、違った味わいを楽しむことができます。
この魚のすり身にでんぷんや卵白で粘りを加え、砂糖や塩で味を調えて焼き上げた物が「ちくわ」になります。
カロリー・糖質・塩分
ちくわ1本(30g)のカロリーは約36kcalです。魚肉ソーセージ1本(95g)のカロリーが153kcalですので、とてもヘルシーです。糖質は約4.0gとなります。魚肉ソーセージの糖質は9.9g。ちくわは糖質も低い食品で体に良さそうなイメージですが、注意したいのが塩分です。
ちくわの塩分は1本あたり0.4g含まれています。一見少なく感じますが、ちくわの食べ過ぎは塩分の過剰摂取に繋がりますので注意してください。
栄養素
ちくわ1本(30g)に含まれる栄養素を紹介します。
- エネルギー:36kcal
- タンパク質:3.7g
- 脂質:0.6g
- 炭水化物:4.0g
- カルシウム:4.5g
- 鉄:0.3㎎
- 食塩相当量:0.4g
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ちくわの健康効果
ここでは、ちくわの健康効果について紹介していきたいと思います。
ダイエットに向いている
ちくわは低カロリーで糖質も少なめです。また、ちくわにはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は上質な筋肉を作るには必要な栄養素です。筋肉をつける事で、代謝があがり痩せやすい体になるので、ちくわはダイエットに向いている食品と言えます。
ビタミン・鉄分が豊富
ちくわにはビタミンB12、ビタミンDが多く含まれています。ビタミンB12は貧血予防に効果があります。さらにタンパク質の体内合成にも関係しているため、成長の促進や肝臓疾患予防にも効果のある栄養素です。
ビタミンDにはカルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にする働きがあります。また、ちくわに含まれる豊富な鉄分は「ヘム鉄」と呼ばれ、身体に効率よく吸収される特徴があります。
鉄は血液に必要なミネラルなだけではなく、コラーゲンの合成にも関わっています。鉄分不足は肌のくすみやシワを引き起こやすくなるので、積極的に摂取していきたい食品です。
DHAは入っている?
ちくわの原材料に含まれる魚にはDHAが多く含まれています。DHAには血液をサラサラにする効果があるため、血液の循環がスムーズになり、体の代謝が向上します。代謝が上がれば痩せやすい体になるのでダイエットにも向いています。
塩分に注意
日本人の食塩の1日摂取目安量は男性で8.0g未満。女性は7.0g未満となります。先ほども紹介したように、ちくわ1本に含まれる塩分は約0.4gですが5本食べれば約2.0gです。
私たちはちくわ以外にも普段の食事で塩分を摂取するため、ちくわの食べ過ぎは塩分の摂取目安量をオーバーしてしまう可能性があります。
ちくわには「減塩ちくわ」も販売されているので、塩分を気にされる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか?
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ちくわの食べ方
ここでは、おすすめの食べ方と1日何本までなら食べても良いのか紹介します。
野菜と一緒に食べると◎
ちくわは肉や魚の代わりに使うことができます。例えば、野菜炒めの肉の代わりにちくわを入れるなど、炒め料理とちくわの相性はとても良いのです。肉や魚の代わりにすれば、食費の節約にもなりますし、ダイエット効果も期待できます。
また野菜炒めの場合、野菜も一緒に摂る事ができるのでちくわだけでは不足しがちな食物繊維やビタミンを摂取する事もできます。
1日何本がいすすめ?
ちくわはダイエットに良い食品ですが、塩分が多いのが注意点です。ちくわの1日摂取量の目安は2本までと覚えておいてください。
おすすめの食べ方
お弁当のおかずにも、お酒のおつまみにもなるちくわ。どんな料理とも相性が良いので、いろいろアレンジが楽しめます。定番のちくわのきゅうり詰めを、茹でたオクラに代えてみるのも面白いかもしれません。
ちくわと聞くと「和食」のイメージですが、酢豚の肉の代わりに使う事もできます。その場合、ちくわは手で千切ると肉のような食感が楽しめます。
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まとめ
「ちくわの特徴、ちくわの原材料・カロリー、ちくわの健康効果、ちくわは一日何本まで食べてよいのか、ちくわのおすすめの食べ方」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- ちくわに使われている魚肉は「スケソウダラ」「ホッケ」「イワシ」
- ちくわ1本(30g)のカロリーは約36kcal、糖質は約4.0g、塩分は0.4g含まれている
- ちくわには「ダイエット効果」「貧血予防」「骨や歯を丈夫にする」「肌のくすみやシワ予防」「体の代謝向上」などの健康効果がある
- ちくわの1日摂取目安量は2本まで
- ちくわは和食だけでなく、中華料理でもアレンジできる
身近な食品ですが、これだけの健康効果があるなんて驚きですね。塩分の過剰摂取に気を付けながら、日々の食事に取り入れてみてください。
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