皆さんはスーパーのハーブコーナーで売られているのを見たことがあるでしょうか?タイムは気品と爽やかさを兼ね備えた香りで、日々の料理をグレードアップさせてくれるハーブのひとつ。タイムは生のまま食べることはできるのでしょうか?そこで今回は、
- タイムとは
- タイムは生で食べられる?
- タイムの保存方法は?
についてご紹介をいたします。
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目次
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タイムとは
まずはタイムの効果効能についてご紹介をしていきます。
タイムの効果効能
ハーブの中でも特に抗菌作用が高いといわれているのがタイム。風邪やインフルエンザなどの感染症予防に役立ちます。
また、サポニンという成分が含まれており、痰を取り除いてくれる去痰作用や鎮痙作用があります。
気管支炎や喘息などの呼吸器系の疾患や咳がでるときの症状緩和にも有効。タイムの煎液にはちみつを加えて飲むと、より高い効果があるようです。
風邪の引きはじめで喉に違和感を感じるときには、タイムを煮出したものを薄めてうがいに使うようにするのもおすすめです。
▼その他の効果効能
タイムには滞った血液やリンパ液の流れを改善してくれる効果もあり、冷えからくる肩こりや筋肉痛の緩和にも良いそうです。
疲労回復や不安・抑うつ状態の改善を助ける作用もあります。
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タイムの使い方
お料理に使うイメージのあるタイムですが、実は暮らしの中の様々なシーンで役立つハーブ。世界中で重宝されてきたタイムの使い方をご紹介します。
身体の内側から
≪ハーブティー≫
小さじ1~2のタイムをカップに入れて熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らして濾してから飲みます。咳の症状などがある場合には1日に数回服用すると効果的です。
身体の外側から
≪フェイシャルスチーム≫
乾燥タイムを使い、熱湯を注いだ洗面器の蒸気に顔をあてるフェイシャルスチーム。皮膚の活性化をはかるのに有効といわれています。リラックスしたいときにおすすめ。
≪全身浴・足湯≫
乾燥葉大さじ3をだしパックに詰め、38~40℃のぬるめのお湯を使い、お風呂や足湯に浮かべれば、血の巡りをよくしてくれます。
今日は疲れているなぁという日に使えば、身体もほぐれて気分もリフレッシュできそうですね。抗菌作用も強いことから、水虫対策として足湯に浸かるのも良いそうです。
≪タイムパウダー≫
パウダー状にしたタイム大さじ1にカオリン(粘土)大さじ2を加えたタイムパウダーを使えば、水虫の患部のケアにも役立ちます。
生活の中で
≪サシェ≫
タイムをだしパックに詰め、お好きな布袋に入れれば、お部屋で香りを楽しめるサシェのできあがり。お部屋いっぱいの香りにとても癒されます。
≪除菌剤≫
タイムを煮出した煎液を重曹やクエン酸などで手作りした洗剤に加えて拭き掃除などに利用することもできます。通常の水と同様に早めに使い切ってくださいね。
タイムの注意点
高血圧の人や妊娠中・授乳中の人が使用する場合には注意が必要となります。タイムには血圧を上昇させたり、子宮を刺激したりする作用があることから、長期の飲用は控えるようにしましょう。
使用の際にはかかりつけの医師に相談をしてみることをおすすめします。
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タイムは生で食べられる?
加熱して調理をするイメージの強いハーブですが、タイムは調理方法を選ばないお料理にも万能なハーブです。どのような調理方法があるのかみていきましょう。
熱を加える調理
お肉料理の臭みをとり、消毒効果もあることから、煮込み料理などに最適。そのまま具材と合わせて炒めても美味しく仕上がります。
ポトフやスープの香りづけとして、パセリ・ローリエと一緒に束ねたブーケガルニの材料としても使えます。
また、クッキーやスコーンなどの生地に練り込んだり、細かなパウダー状にしたものをまぶしたりして焼き上げれば、風味豊かな焼き菓子が完成。
熱を加えない調理
生で食べる場合は、お魚の臭み消しとしてタイム1束、またはドライのものを食材と混ぜて、マリネとして食べることができます。
その他には、お料理の飾りつけや、刻んだタイムをすり鉢で細かくし、天然塩と混ぜたタイム塩として、様々なお料理と合わせることもできます。
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タイムの保存方法は?
タイムを長く持たせるためにはどのような保存方法が良いのでしょうか。生の場合とドライの場合でそれぞれ違いがあります。
保存方法
生の葉の場合…
基本は低温の場所と、適度な湿度を保つことが大切なため、乾燥しすぎないように袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保管をしましょう。植物が生育しているように立てにした状態での保存が望ましいです。
洗って水分がついたままにしておくと、しおれてしまう原因となるため、早く痛みがち。ペーパーで水分をしっかりととり、乾かしてから冷蔵庫へいれると良いですね。
ドライにする場合…
水洗いをした後、しっかりと水気をきり、風通しの良い場所で陰干しをします。完全に乾いてから密封できる瓶や保存袋などに入れましょう。湿気の少ない冷暗所での保管がおすすめです。
長期保存する場合は?
ドライのタイムであれば、冷凍保存での長期保存も可能です。小分けにして冷凍用の保存袋にいれると使用する際にも便利です。
また、オリーブオイルやにんにくと合わせてペースト状にして冷凍するのもおすすめ。冷蔵庫なら1週間、冷凍庫なら1ヵ月ほどの保存が可能です。
お肉やお魚のソテーやパスタ、パンといった幅広いお料理に活用できます。
その他にも常温に戻したバターに混ぜ込み、ハーブバターとして冷凍保存をすることもできます。
市販で買おうとするとお値段もするため、家庭で作れるのは嬉しいですね。風味豊かなハーブが混ざることでいつもの料理もオシャレに!
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まとめ
今回は人気のハーブ、タイムの効果効能、調理法や保存方法についてご紹介をしました。
タイムは抗菌作用が強く、万病のもととも言われる風邪の予防にもなるハーブ。健康な身体づくりのためにも取り入れるようにすると良さそうですね。
ハーブというと料理初心者には難しいかなと思われがちですが、タイムはとても使いやすいため、ぜひ挑戦してみて。