近年食品は様々なニーズの物が開発・流通・取り揃えられており、その中にてんさい糖を使用したビスケットが販売されています。てんさい糖は非常に体に優しい砂糖と言われており、子どもが食べても安心とされてます。
- てんさい糖とは
- てんさい糖ビスケットは太る?
- てんさい糖ビスケットの太らない食べ方は?
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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てんさい糖とは
健康志向が広まった昨今、食品に使われている材料に気を使う人も増えました。日本人の生活に欠かせない調味料のひとつに砂糖がありますが、その砂糖も人工の物から天然のものまでと選択肢が増え、様々なものが手に入る世の中になりました。
砂糖を使用したビスケットは様々なものが販売されていますが、てんさい糖を使用したビスケットはどのようなものなのでしょうか。
てんさい糖の歴史
てんさい糖は、ビート(砂糖大根)から製造される砂糖です。
てんさい糖は家畜の飼料とされていたビートに6%のショ糖が含まれていることが1747年に発見されてから製造されるようになりました。現在ではショ糖が12~18%含まれるビートが栽培されています。
ビートはアカザ科の二年生植物で、温帯でも比較的冷涼な地域で栽培され、日本では北海道が主な産地とされています。
てんさい糖のカロリーは?
・てんさい糖:100g/382kcal
カロリーは上白糖とほとんど変わりませんが、てんさい糖には天然のオリゴ糖やミネラルが含まれています。
てんさい糖には他の砂糖と違い天然のオリゴ糖が豊富に含まれているため、整腸作用や腸内細菌を増やす作用があり、お腹の調子を整えてくれる効果があると言われています。
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てんさい糖ビスケットは太る?
砂糖もてんさい糖も同じ糖類です。摂取すると太ってしまうのでしょうか?
てんさい糖ビスケットはどんな味?
てんさい糖の甘みは砂糖ほどの強烈な甘みは得られませんが、ほんのり優しい甘さがあるのが特徴です。なのでてんさい糖が使われたビスケットも、ほんのりとした優しいく素朴な甘さに仕上がっています。その素朴さ故についつい食べ過ぎてしまうかもしれませんね。
てんさい糖ビスケットの原材料
一例として、無印良品てんさい糖ビスケット(99円)を見てみましょう。
(プレーン味)
小麦粉(小麦(国産))、砂糖(てんさい(国産))、植物油脂、ショートニング、マーガリン、加糖脱脂練乳、食塩、転化型液糖/加工デンプン、膨張剤、卵殻Ca、セルロース、乳化剤、酸化防止剤(V.C、V.E)、香料、カロチン色素、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
※ココア味は上記にココアが加えられています。
カロリー・糖質
無印良品てんさい糖ビスケット/栄養成分表示(1袋80gあたり)
- エネルギー:385kcal
- タンパク質: 5.3g
- 脂質:15.3g
- 炭水化物:54.9g
- 食塩相当量:0.3g
GI値は少ない
GI値は「Glycemic Index(グライセミック・インデックス)」の略で、食品に含まれる糖質の「吸収の度合い」を示すものです。血中のブドウ糖濃度はGI値が高い食品を食べた時ほど急激に上昇してしまいますが、GI値の低い食品は穏やかに上昇していきます。
糖分は体を動かす上で重要なエネルギーですが、血糖値が急激に上がると血中のブドウ糖濃度を下げようとしてインスリンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌され、身体にとても負担がかかります。健康を考えるうえでは、血中のブドウ糖濃度は上げすぎず、下げすぎず一定の幅に抑えることが大事なのです。
シドニー大学(オーストラリア)ではGI値が70以上の食品を高GI食品、56〜69を中GI値、55以下の食品を低GI食品と定義しています。
その上で砂糖類のGI値の一例をみてみましょう。
- グラニュー糖:GI値/110
- 上白糖(白砂糖):GI値/109
- 三温糖:GI値/108
- てんさい糖:GI値/65
このことからてんさい糖は中GI食品と言え、てんさい糖ビスケットは他のビスケット類よりもGI値は低いと言えるでしょう。
ダイエットにはおすすめ!
てんさい糖に含まれるオリゴ糖効果で整腸作用や腸内細菌を増やす効果があり、お腹の調子を整えてくれるだけでなく、GI値が低いことで血糖値の上昇と降下が緩やかになり、空腹を感じるまでのスピードが遅くなる効果があるので結果的にダイエット効果が得られます。
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てんさい糖ビスケットの太らない食べ方は?
ダイエット効果が得られることが分かったてんさい糖ビスケットですがどのように食べると良いのでしょうか?
小腹が空いた時に食べてOK
上記で述べた通り低GI食品は空腹を感じるまでのスピードが遅くなる効果があるため、小腹が空いた時に食べると空腹感が満たされ、空腹感を感じるスピードも遅くなるので結果食べ過ぎを防ぐことができます。食べる量は少量にし、よく噛んで食べるとより効果的です。
一日の適量は?
大人の間食の目安量は、1日に必要なエネルギー量の約10%である「1日約120~200kcal(キロカロリー)」を目安に抑えましょう。 なお、医師の指示がある方は、指示に従ってください。
それを踏まえた上でてんさい糖ビスケットは1袋385kcalありますので1日の間食量としては1/3量がよいのではないでしょうか。
他の料理もてんさい糖に置き換えてみよう
スーパーで手軽に買える砂糖類の中でGI値がダントツで低いのがてんさい糖です。卵焼きに煮物、照り焼きなど我々日本人の食卓において砂糖は欠かせません。他の砂糖に比べ少々価格は高いと感じますが、その分体に得られるメリットはプライスレスです。この機会にお砂糖をてんさい糖に置き換えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事をまとめると
- てんさい糖はアカザ科の二年生植物で、日本では北海道が主な産地であり、ビート(砂糖大根)から製造される砂糖です
- カロリーは上白糖とほとんど変わりませんが、てんさい糖には天然のオリゴ糖やミネラルが含まれています
- てんさい糖には天然のオリゴ糖が豊富に含まれているため、整腸作用や腸内細菌を増やす作用があり、お腹の調子を整えてくれる効果があると言われています
- てんさい糖の甘みは砂糖ほどの強烈な甘みは得られませんが、ほんのり優しい甘さがあるのが特徴です
- GI値が70以上の食品を高GI食品、56〜69を中GI値、55以下の食品を低GI食品と定義され、てんさい糖はGI値/65なので中GI値相当です
- てんさい糖に含まれるオリゴ糖効果で整腸作用や腸内細菌を増やす効果があり、お腹の調子を整えてくれるだけでなく、GI値が低いことで血糖値の上昇と降下が緩やかになり、空腹を感じるまでのスピードが遅くなる効果があるので結果的にダイエット効果が得られます
- 大人の間食の目安量は、1日に必要なエネルギー量の約10%である「1日約120~200kcal(キロカロリー)」を目安し、てんさい糖ビスケットの1日の間食量は1/3量がよいでしょう
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