手作りジャムは食中毒になりやすい?何日もつ?保存容器のおすすめは?

皆さんは家で手作りのジャムを作ることはありますか?果物を大量に手に入れてしまった時にとても便利なのがジャムですが、実は手作りのジャムは保存食でありながらも扱いに注意が必要なものなんです。保存状態が悪いとすぐに腐ってしまいひどい場合だと食中毒症状を引き起こしてしまう可能性があります。

今回の記事では、

  • 手作りジャムによる食中毒について
  • 食中毒症状とは
  • 手作りジャムの保存方法と保存期間

これらについて解説していきたいと思います。

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手作りジャムは食中毒に注意

ジャムというのは果物を保存するために作られた保存食なので、かなり長い間保存することができる食材です。

市販のジャムであればかなり長い間、雑菌が繁殖せずに保存することができるのですが手作りのジャムとなると保存料は一切含まれていませんし、場所によっては菌が繁殖しやすい砂糖の濃度になってしまっていることもあります。

このことから手作りのジャムは保存料が入っていないのでとても安心して食べられる一方で、腐りやすく食中毒になりやすいというデメリットがあります。

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どんな食中毒症状が出るの?

腐敗してしまったジャムを食べた後に生じる食中毒症状は以下のようなものがあります。

  • 下痢
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 発熱

これらの症状が数日から2週間程度続く場合は食中毒に間違いはないでしょう。腸内で細菌やウイルスが増殖したことにより、このように非常に長く症状が続いてしまいます。

食中毒症状が出ている場合は、下痢や嘔吐を繰り返しながら体内のウイルスや細菌を排出しようとしていますので絶対に吐き気止めや下痢止めを飲んではいけません。

また大量に水分が奪われてしまうので、脱水にならないように水分補給をするようにしてください。

ジャムは保存方法や保存期間に注意しよう

このように食中毒になってしまうと非常に辛い症状がたくさん出てしまいます。ジャムは家でも簡単に作ることができますし、比較的長く保存がきく料理法なので様々なご家庭で利用されていると思いますが、やはり手作りのジャムというのは保存方法や保存期間には細心の注意を払う必要があります。

次は手作りジャムの保存方法や保存期間、扱うときのポイントについて解説していきたいと思います。

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手作りジャムの保存方法

ジャムだけでなく、手作りする食材には市販のものに比べて保存料が入っていませんので、保存方法には注意が必要です。手作りしたジャムの保存方法は保存する場所や温度、保存容器によっても変わります。

常温は冷暗所にて保存

手作りしたジャムは常温でも保存することができます。密閉することで菌の繁殖を防ぎ長期で保存することが可能です。高温多湿を避け風通しが良い冷暗所に置き、直接日の当たらない場所で保存するようにしましょう。

MEMO
常温とは「外気温を超えない温度」ことで熱したり冷やしたりしない自然な温度のことを言います。常温=室温ではありませんので注意しましょう。

瓶詰めやタッパーで保存

手作りしたジャムの保存には空気を抜いて密閉することが大切です。そのために瓶詰めタッパーを使用しましょう。さらに保存期間を延ばすには、菌の繁殖を防ぐために清潔に殺菌し消毒しておくことが大切です。

また常温で保存しておいた手作りのジャムを一度開封した場合には、必ず冷蔵庫で保管しておきましょう。

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手作りジャムの保存期間

せっかく時間を掛けて手作りしたジャムです、出来るだけ長く日持ちさせたいですよね。1度開封してしまった手作りジャムの賞味期限は冷蔵保存で1〜2週間が目安です。

正しい保存期間を知って風味を落とさずジャムを美味しく食べましょう。

1年近く保存可能になることも

手作りしたジャムは消毒した密閉容器に入れておくだけでなく、ある方法を使えば保存期間を延ばすことができます。その方法とは出来上がったジャムを瓶に詰めたら、再び沸騰した鍋に入れ15〜20分ほど煮沸させ真空状態にすることです。

この時、お湯の量はビン全体の60%ほどを覆うくらいにしましょう。この一手間で約1年間は保存することができます。

糖度の違いで保存期間が違う

実は、ジャムの保存期間はその糖度によって違いがあります。一般的なレシピでは使用する果実の重量の約30〜60%ほどの砂糖を入れるものが多いです。

ジャムを手作りして長期保存する場合にはこの砂糖の割合を多くしておくことがポイントです。砂糖の量を増やし糖度を高めにすることで、保存期間を半年から1年くらいにすることができます。

手作りすることで、人それぞれの健康状態や好みに合わせて調節することができるのも魅力の1つです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 手作りのジャムは食中毒菌が繁殖しやすい可能性がある
  • 食中毒になると下痢・腹痛・嘔吐・発熱などの症状が出る場合がある
  • 食中毒症状が出ている時は水分補給を徹底しよう
  • 手作りのジャムは開封したなら必ず冷蔵庫で保存すること
  • 手作りのジャムの場合は冷蔵保存で1~2週間程度で食べきるのがおすすめ
  • 長く保存したければ砂糖の量を増やすようにしよう 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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