タラの芽の日持ち期間は?おひたし等の正しい保存方法を解説!

春を感じる季節になると、春の味覚や食べ物を食べたくなりますよね。その中でも春の味覚を代表する山菜といえば「タラの芽」ではないでしょうか。タラの芽は独特の苦味とほのかな甘味が入り混じって、天ぷら、おひたしなどにして食べるとすごく美味しいですよね。

そんなタラの芽ですが、意外と知られていないのが「どのくらい日持ちするのか?」ということ。タラの芽は季節物の山菜のため日常的に食卓に並ぶ食材ではないですよね。これが一般的に知られてない理由の1つかと思います。

でもタラの芽を腐らせたくはないですよね。そこで今回の記事では、タラの日持ち期間について解説をしつつ、正しい保存方法についても紹介します。

  • タラ芽は日持ちする?
  • タラの芽の正しい保存方法は?
  • タラの芽が腐ったらどうなる?

今回の記事を読むことで、タラの芽を腐らすことなく最後まで美味しく頂くことができますよ!

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タラの芽は日持ちする?

タラの芽はあまり日持ちするものではありません。またタラの芽が持つ独特の香りを十分に味合うためにも出来るだけ新鮮なうちに召し上がられるのをオススメします。

どれくらい日持ちする?

タラの芽は、保存方法(常温・冷蔵・冷凍)栽培方法(栽培物・天然物)などの前提条件によって日持ちする日数が変わってきます。

そこで以下では、一般的に多く流通している「栽培物」のタラの芽の賞味期限について紹介します。

  • 常温:約1日
  • 冷蔵:約3~5日
  • 冷凍:約14~30日

また、一般的には天然物のタラの芽の方が栽培物よりも日持ちしないと言われています。

日持ちが過ぎるとどうなる?

タラの芽の日持ちが過ぎると下記のような状態の変化が起きてきます。

  • タラの芽が伸び過ぎてしまう
  • 全体的に茶色く変色をする
  • 白いカビなどが生えてくる

タラの芽は時間が経つに連れて、芽が伸び過ぎてしまいます。そうなると、苦味やエグミが強くなってしまいタラの芽本来のおいしさを失ってしまいます。

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タラの芽の正しい保存方法は?

タラの芽の保存方法は冷蔵と冷凍の2つです。常温保存も可能ですが「半日~1日」程度が賞味期限の目安になります。そこで本記事では冷蔵保存、冷凍保存の正しい保存方法について解説します。

冷蔵

冷蔵保存の場合は、3日~5日間の保存が可能です。そのため、数日以内に食べきる場合は冷蔵保存がオススメです。

水にさらし全体的に湿らせる

水を切り新聞紙にくるむ

新聞紙でくるんだものを保存袋に入れ、数箇所穴を開けて野菜室で保存

MEMO
ここでポイントがあります。それは冷蔵保存をする際は必ず「野菜室」で保存をするということ。なぜなら、野菜室に保存をすることで、高い湿度(20~50%程度)を保ち、鮮度が落ちやすいタラの芽の乾燥を防いでくれるからです。

タラの芽をおひたしなどにした場合

タラの芽をおひたしや和え物にした場合は、冷蔵保存であっても早めに食べるようにしましょう。タラの芽は味を加えると風味が抜けていってしまいます。そのため、その日のうちか次の日には食べることをオススメします。

冷凍

冷凍保存の場合は、2週間~1ヶ月間の保存が可能です。そのため「タラの芽をたくさん頂いた。」そんなときは、小分けにして冷凍保存をするのがオススメです。

塩を少々加えたお湯で茹でる

冷水に浸す

水気を切る

小分けにして、ラップで包み保存袋に入れて冷凍庫で保存

MEMO
冷凍保存したタラの芽を切って調理をする際は、半解凍の状態が水っぽくならずカットしやすいですよ。

冷蔵・冷凍保存以外の方法【塩漬け】

実はタラの芽は塩漬けをすることで、さらに長く保存をすることができます。それではタラの芽の塩漬けの方法を紹介します。

準備物
  • タラの芽
  • 漬物容器
  • 重石
塩漬け方法

タラの芽を下処理

容器に半分の量の塩を入れる

タラの芽を塩の上に乗せる

残りの塩を入れる

重石を乗せる

15日程度冷暗所又は冷蔵庫で保存させる

タラの芽の塩漬けの保存期間
 塩漬けにして保存をする場合の賞味期限や保存期間は、塩分の濃度によって異なります 。参考までに、下記にタラの芽の保存期間と塩分濃度をまとめました。

塩分4%の場合:7日間

塩分10%の場合:14日間

塩分20%の場合:120日間

塩分30%の場合:180日間

タラの芽の塩漬けを食べる際には、しっかりと塩抜きをした後、炒め物や煮物にすると美味しくいただけます。

タラの芽が腐ったらどうなる?

タラの芽は普段の食卓には中々並ばないため「腐っている状態」を判断するのが難しいかと思います。タラの芽が腐ると、どんな状態になるのか?について「感触・見た目・臭い」の3つの状態に別けて解説します。

感触

  • 水気が出てベチャベチャしている
  • ブヨブヨしてやわらかくなっている
  • ヌルヌルとぬめりがでている

見た目

  • 白いカビが生えている
  • 茶色く濁った色になっている

臭い

  • カビ臭い臭いがする
  • 酸っぱい臭いがする

腐ったタラの芽は食べないように

腐ったタラの芽を食べてしまうと「腹痛・嘔吐」などの症状をもたらす可能性があります。タラの芽が上記のような状態の場合は、食べるのをやめておきましょう。

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まとめ

今回の記事では「タラの芽の日持ち期間、おひたしなどの正しい保存方法」についてでした。

最後にもう一度要点を振り返っておきましょう。

この記事をまとめると

  • タラの芽はあまり日持ちしない
  • 保存をする際は冷蔵、冷凍、塩漬けがオススメ
  • 腐ったタラの芽は食べないようにしましょう

タラの芽を購入された際には、ぜひ今回の記事を参考にしてタラの芽を腐らせないように保存してみてください。