「春に食べたい山菜!」として欠かせない「タラの芽」は山菜の王様と呼ばれており、独特の苦味とほのかな甘味が特徴的で、天ぷらやおひたしにして食べるとすごく美味しいですよね。
そんなタラの芽ですが、「苦味が苦手で食べれない」そんな方も少なくはないかと思います。また、「苦味成分は毒!?」という疑問もあるかと思います。今回の記事では、上記のような疑問を解決しつつ、タラの芽を美味しく頂く方法まで紹介します。
具体的に以下のような内容で進めていきます。
- タラの芽は苦い
- タラの芽の苦味はとれる?
- タラの芽もどきとは?
最後まで読むことで、タラの芽についてより詳しくなり、タラの芽料理をより楽しむことができますよ!
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目次
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タラの芽は苦い
タラの芽のみに限らず、多くの山菜には独特の苦味があります。その苦味が好きという人もいれば、苦手という人もいますよね。しかし、タラの芽の苦味は他の山菜と比べるとクセは少なく山菜の中でも比較的食べやすいのが特徴的です。
ほんのり苦味が
参考までに、山菜の代表格の1つであるフキノトウと「苦さ」を比較すると、タラの芽はフキノトウよりは苦味が少ないと言われています。ほんのりとした苦味の中に甘さを感じる。これが「癖になる苦味」と言われる秘訣です。
毒はある?
「タラの芽は毒がある?」そんな話しを聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
しかし実際には、タラの芽には毒はありません。そのため、安心してお召し上がりいただけますよ。
しかし タラの芽は食物繊維が多い山菜なので食べすぎてしまうとお腹がゆるくなるなってしまう可能性があります。
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タラの芽の苦味はとれる?
タラの芽の苦味を出来るだけ取り除きたい。タラの芽の苦味をとる方法はあるの?そう思われる方も少なくはないかと思います。実は「アク抜き」をすることで、苦味を軽減させることができます。
アク抜きはした方がいい?
タラの芽は必ずアク抜きをした方が良いのか?実は必ずしもアク抜きをする必要はありません。むしろ以下の場合であればしない方がいいです。
- 新鮮な場合
- 苦味が好きな場合
- タラの芽に含まれる身体にいい成分(ポリフェノール)を無駄にしたくない場合
- 天ぷらにして食べられる場合
ここで注目していただきたいのは、タラの芽の苦味成分に含まれるポリフェノール。 このポリフェノールは抗酸化(身体のサビを防ぐ)作用など身体にいい影響をもたらしてくれます。
天ぷらがおすすめ
タラの芽は様々な調理方法で召し上がることができますが、その中でもオススメの調理方法は「天ぷら」です。
なぜなら、タラの芽の天ぷらはアク抜きをする必要がなく、身体にいい成分と旨味成分をしっかりと味合うことがでるからです。また、天ぷらにすることでアクが抜けるため生で食べるよりも苦味がとれます。なので苦味が苦手な方やお子さんでも食べやすくなりますよ。
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タラの芽もどきとは
「タラの芽を山に採り行きたい!」そんな方に必ず知っておいてほしいことがあります。それは、タラの芽もどきと呼ばれている「ウルシ」です。
ウルシ
ウルシはウルシ科ウルシ属の落葉高木(一定の期間に一斉に葉を落とす森林)です。「タラの芽もどき」と呼ばれているだけあり、ウルシの見た目はタラの芽とそっくりです。
しかしウルシはタラの芽同様に天ぷらや味噌汁にして食べられる場合もあります。
毒に注意
ウルシには毒はありませんが、注意点があります。それはウルシに含まれる「ウルシオール」という物質です。このウルシオールに触れることで「ウルシかぶれ(アレルギー性接触性皮膚炎)」を起こしてしまう可能性があります。
そのため、山菜を採りに行った際にウルシの木を発見した場合でもむやみに触れないようにしましょう。
見分け方
「ウルシとタラの芽の見分け方」を知っておくことで、事前にウルシかぶれを防ぐことができます。なのでこれから、ウルシかぶれにならないためにもウルシノキ、タラノキ、それぞれの見た目の特徴を紹介します。確認しておきましょう。
(写真引用:和うるし日記)
ウルシノキの特徴
- 群生している事が多い
- トゲがない
- ウルシの芽が赤っぽい
(写真出典:庭木図鑑植木ペディア)
タラノキの特徴
- 枝に鋭いトゲがある
- 日当たりのいい場所に多く生えている
- タラの芽が緑っぽい
(写真出典:庭木図鑑植木ペディア)
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まとめ
今回の記事は「タラの芽を生で食べると苦い!タラの芽の苦味をとる方法」についてでした。
最後にもう一度要点をおさらいしておきましょう。
この記事をまとめると
- タラの芽の苦味成分はアクをとることで軽減できる
- タラの芽に含まれるポリフェノール(身体にいい成分)を失わないためには天ぷらがオススメ
- タラの芽もどき(ウルシ)は触らないようにしよう
- ウルシとタラの芽の見極めるポイントは「木のトゲと蕾の色」
いかがでしたでしょうか?「タラの芽が苦手!」そんな方は天ぷらにすることで、美味しく頂くことができますよ!試してみてください。