タラゴン(エストドラゴン)を知っていますか?タラゴンはフランス料理に使われることが多いハーブの1種です。輸入品を扱うお店やスーパーに並んでいることもあり「どうやって使うの?どんな味?」と疑問に思っている人もいるようです。
そこで今回は、
- タラゴンとは
- タラゴンの代用品
- タラゴンのおすすめの使い方
コチラについて紹介していきます。
スポンサードリンク
目次
|
|
タラゴンとは
一口にハーブと言ってもその種類は様々で、タラゴンは日本のヨモギと同じキク科の多年草です。フランス語ではestragon(エストラゴン)と呼ばれています。まずは、タラゴンの味や香りの特徴について紹介していきます。
どんな味?
タラゴンはシソ科のハーブとは異なり、 甘さとほろ苦さの中に、わずかな辛味を感じる独特の風味 です。
卵や鶏肉、白味魚、乳製品、酢など相性が多い食材が多く、あらゆる食材の旨味を引き立ててくれます。
また大きく分けるとフランス系とロシア系の2つがあり、フランス系のタラゴンには繊細な風味を、ロシア系のタラゴンには刺激があるのが特徴です。
タラゴンを使う主な料理
- オムレツ
- ローストチキン
- ムニエル
- バターソース
- マリネ
- ピクルス
- タラゴンビネガー
- エスカルゴ料理など
どんな香り?
タラゴンの香りは 青っぽいほろ苦さの中に甘ったるさ を感じます。特に開花直前のものは強い香りを放ちます。
タラゴンの独特な香りには他のハーブにはない魅力があり、日本でもクセになる人が多いようです。また、そんなタラゴンの風味は肉や魚の臭みを和らげるという効果があります。
スポンサードリンク
タラゴンの代用品
独特の風味が魅力のタラゴンですが、日本ではまだあまり浸透しておらず、見かけることが少ないのが現状です。作りたいレシピを見てタラゴンが必要になった時、ストックを切らしてしまった時に使える代用品はあるのでしょうか。
バジル
タラゴンの代用品として最も使いやすいのがバジルです。バジルなら自宅に常備しているという人も多いのではないでしょうか。
バジルはクセがないのでどんな料理でも合わせて使いやすいです。ただし、タラゴンに比べると香りは少し弱いため、タラゴンの必要量の倍程度を使うのがおすすめです。
アニス
タラゴンの代用はアニスでも可能です。アニスは、タラゴンとは異なるセリ科のハーブです。スパイシーで刺激のある中にもやや甘味があり、タラゴンに匹敵する強い香りが特徴です。
またバジルに比べアニスは逆に香りが強いため、1つまみ程度から少しずつ入れて、好みの風味に調節するのがおすすめです。
マジョラム
バジルと同じシソ科のマジョラムもタラゴンの代用品として使うことができます。マジョラムの風味はとても繊細で、甘さとほろ苦さを兼ね備えた穏やかなハーブです。
香りもあまり強くありませんので、タラゴンと同量程度で問題なく使うことができます。スーパーの香辛料コーナーで売っていることも多いため、手に入りやすいのも特徴です。
フェンネルシード
タラゴンの代用品はフェンネルシードでもOKです。フェンネルシードはセリ科ウイキョウ族の植物の種子を使った香辛料です。カレーなどのインド料理や中華料理にも使われ、セロリのような独特の甘さが特徴です。
香りもタラゴンによく似ているので、同量程度で問題なく使うことができます。
スポンサードリンク
タラゴンのおすすめの使い方
タラゴンの特徴的な風味は、フランス料理のような本格的なものだけでなくもっと簡単な方法で楽しむことができます。タラゴンの使い方に迷ったら、これから紹介する食べ方を参考にしてみてください。
ビネガー
タラゴンは酢と相性が良く、本場フランスでも非常にポピュラーな食べ方の1つが タラゴンビネガー です。
作り方はとても簡単で、乾燥したタラゴンを1週間程度酢に漬け込めばOKです。甘さのあるタラゴンビネガーをかけるだけでサラダや肉、魚料理の旨味を引き立たせます。
マヨネーズ
いつものマヨネーズに少し飽きたら、タラゴンを足してみるのはいかがでしょうか。マヨネーズの酸味と甘味に、タラゴン特有の甘さとほろ苦さは相性抜群です。
刻んだタラゴンを混ぜるだけの簡単アレンジなので、フライや野菜につけてワンランク上の上品なソースとして楽しめます。
オリーブオイル
タラゴンはオリーブオイルとも相性抜群です。乾燥したタラゴンをオリーブオイルに2週間程度つけておけば、ハーブオイルの完成です。
タラゴンの甘い香りがオイルに移り、より上品なオリーブオイルを楽しむことができますよ。
気軽にできるその他のおすすめの使い方
- マスタードソースと混ぜる
- ドレッシングと混ぜる
- タルタルソースと混ぜる
まとめ
「タラゴン(エストラゴン) はどんな味?使い方は?代用品はある?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- タラゴンの味は甘さとほろ苦さ、わずかな辛味を兼ね備えている
- タラゴンは苦味の中に甘さのある独特な香りが特徴
- タラゴンの代用はバジルでできる
- タラゴンの代用はアニスでできる
- タラゴンの代用はマジョラムでできる
- タラゴンの代用はフェンネルシードでできる
あまり使い慣れない、聞き慣れないハーブでも、実は手軽に楽しむ方法があります。今回の記事を参考に、ぜひスーパーのスパイスコーナーや輸入品店に足を運び、タラゴンを探してみてはいかがでしょうか。
スポンサードリンク