新玉ねぎを食べ過ぎた事による死亡事例が！？具合が悪くなる原因は？

玉ねぎを食べたことにより中毒が発症したケースが、とあるテレビ番組で紹介され話題になったのを知っていますか？一部の動物には有害なものとして注意が必要ですが、健康食として知られてる玉ねぎが人間に害を及ぼす可能性はあるんでしょうか。そこで今回は、

• 新玉ねぎを食べ過ぎると体に悪い？
• どれくらいが食べ過ぎ？
• 食べ過ぎで具合が悪くなった時の対処法は？　

こちらの内容について紹介をしていきます。

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新玉ねぎを食べ過ぎると体に悪い？

玉ねぎと新玉ねぎは収穫後の後処理に違いがあるだけで、中に含まれる栄養成分には実は違いがありません。新玉ねぎだけが体に悪いということはなく、ただ食べるだけでは害もなく、また過剰摂取により死亡したケースも確認されていません。

玉ねぎが人間にとって有害になる原因は「どの状態で食べるか」「どれくらい食べるか」に理由があります。一般的に玉ねぎは辛味が強いので、生では食さず、加熱します。それに対し、新玉ねぎは辛味が少なく食べやすいことから加熱せずに生で食べることが多いです。

この加熱の有無によって、玉ねぎに含まれる成分の働き方が大きく変わり、私たちの体へ影響を及ぼします。

腹痛や胃痛がおきる

玉ねぎを食べることにより、腹痛や胃痛を引き起こす場合があります。これは、玉ねぎに含まれるアリシン(酸化アリル)という成分が関係しています。加熱をしなかったことで分解されなかったアリシンを、さらに過剰摂取してしまうことが腹痛や胃痛の原因です。

アリシンは血液をサラサラにしてくれる効果がある一方で、胃の粘膜を刺激して胃酸の分泌を促進する強い作用があります。胃や腸が刺激され、胃もたれや胸焼け、腹痛を感じたりするのです。また本来、大腸で吸収されるはずの水分が十分に吸収されず便に残ることで、下痢を引き起こします。

体臭や口臭の原因に

アリシンは腹痛や胃痛の症状を引き起こすことの他に、あの玉ねぎの独特な臭いにも関係しています。玉ねぎを食べると、アリシンは酸化水素に姿を変えます。この酸化水素が腐った卵のような臭いを発生させています。

少量であれば、そこまで影響しませんが、食べ過ぎると汗がいつもより臭くなったり、肺を通って呼気として排出されることで、口臭の原因にも繋がります。

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どれくらいが食べ過ぎ

過剰摂取をしてしまうと、腹痛や体臭、口臭に繋がってしまう玉ねぎですが、本来は豊富な栄養が含まれる健康的な食べ物です。食べ過ぎず正しい量を心がければ心配は無用です。

また、加熱して食べることによりアリシンの副作用は大きく軽減します。ではどれくらい食べれば、症状を引き起こしてしまうのか、しっかり正しい適量を知っておく必要があります。

1日の適量は？

生の玉ねぎの１日の摂取量は、1人につきおよそ50gと言われており、これは中くらいの玉ねぎの４分の１個が目安です。

美容や健康に良いからといって、大量摂取することは避け、スライスしてサラダに混ぜたり、スープに混ぜるなどして少量使いすることがおすすめです。効果効能が高いからこそ、薬と同じで大量に摂取しすぎると危険であるということを覚えておきましょう。

子供と大人で差はある？

子供は大人の半分で、適量は25g以下です。小さいサイズのだいたい4分の1個くらいをイメージしすると分かりやすいです。また体質や体調、アレルギーの有無にもよるので、子どもに生の玉ねぎを与える場合は十分注意してください。

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食べ過ぎで具合が悪くなった時の対処法は？

適量を守っているつもりでも、腹痛になってしまった場合、自宅で簡単に対処することができます。しかし長く続くようであれば医療機関への相談は必ず行ってください。

温かい物を飲んで安静に

もし玉ねぎが原因で具合が悪くなってしまったら、まずはぬるめのお湯を飲むようにしてください。下痢を起こしている時なども、ぬるめのお湯であれば胃を刺激することなく食道や胃の粘膜についた玉ねぎを洗い流すことができます。

またこの時、コーヒーなどのカフェインが多く含まれている飲み物は症状を悪化させてしまう可能性があるので、飲まないようにしてください。

アレルギーの可能性を疑う

生の玉ねぎを食べたり、加熱していても具合が悪くなった場合はアレルギー反応が出ている可能性があります。玉ねぎを食べ過ぎて起きるアレルギーは、腹痛や胃痛以外にも、頭痛、吐き気、下痢、嘔吐、発熱、めまい、発熱、湿疹、貧血など様々な症状があります。

重症化すると呼吸困難になる場合や数日間寝込む可能性もありますので、数時間立っても治らない場合はすぐに医師へ相談するようにしてください。

まとめ

「新玉ねぎを食べ過ぎた事による死亡事例が！？具合が悪くなる原因は？」について紹介してきましたが、いかがでしたか？

新玉ねぎは玉ねぎに比べて辛味が少なく、食べやすい一方で、生で食べる際の過剰摂取には十分注意が必要です。正しい摂取量を守れば心配なく、子供でも食べることができますので、調理法にも気を配りながら旬の味を楽しんでみてくださいね。

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