玉ねぎの冷凍保存!保存期間やメリットは?ぶよぶよでまずくならない方法!

スーパーなどで1つで買うより袋入りを買った方が安く手に入る玉ねぎ。安いときにまとめ買いしておきたいですよね。しかしたくさん買っても使いきれず、結局腐らせてしまった…という経験はありませんか?実は玉ねぎは冷凍保存しておけば保存期間を延ばすだけでなくいくつかメリットがあります。今回は、

  • 玉ねぎを冷凍保存するメリット・デメリットって?
  • 冷凍玉ねぎの保存方法・保存期間は?
  • 玉ねぎの解凍後のポイント、まずくならない為に
といった内容でご紹介します。

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玉ねぎを冷凍保存するメリット・デメリット

玉ねぎを冷凍保存すると栄養価が落ちてしまうと思われがちです。しかし、正しく冷凍保存すれば、冷凍しても栄養価は落ちないのです。

火が通りやすくなる

冷凍した玉ねぎは細胞が壊れているのですぐに火が通り、味がしみこみやすくなります。調理法によっては気をつける必要があります。

甘みが凝縮しやすい

玉ねぎを冷凍すると、細胞内にある水分が膨張して細胞壁や繊維が破壊されます。 シャキシャキとした食感はなくなってしまいますが、玉ねぎの持つ甘みが凝縮され、玉ねぎ特有の辛みを感じにくくなり、美味しく食べることができます。

ぶよぶよでまずくなりやすい

玉ねぎは水分が多いため、冷凍すると水分が膨張して細胞が壊れてしまい、解凍したときにその水分が出てしまうのでぶよぶよになってしまいます。

保存中に気を付ける事は、フリーザーバッグ等の保存袋に入れて保存する際に、空気をしっかり抜き、袋の口をしっかり閉じる、という事です。密閉が不十分だとそこから水分が抜け、ぶよぶよになってしまいます。

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冷凍玉ねぎの保存方法・保存期間

タマネギの冷凍保存!甘みが増してあめ色タマネギも時短でできる|カゴメ株式会社玉ねぎを冷凍すると、玉ねぎに含まれる硫化アリルという成分が原因でにおいがでてきます。玉ねぎを切ったときに目が染みるのもこの成分が関係しています。玉ねぎを切ってから時間の経過ととともににおいの成分が放出されてしまうため、下準備をしておくことで冷凍されるまでの時間を短縮し、においを抑えることができます。

切って冷凍する場合

カットして冷凍する場合、まずペーパータオルなどでしっかりと水分を拭きとります。カットした玉ねぎは時間がたてばたつほど硫化アリルが発生してしまうため、カットしたらなるべく早く冷凍します。これがにおいの少ない美味しい冷凍玉ねぎを作る一番のコツです。

また、使いやすい量で小分けにしてから保存袋に入れて、しっかりと空気を抜きましょう。量が多いと冷凍に時間がかかり、においがでてきてしまいます。できるだけ薄く平らにして、アルミ製のトレー等の上で冷凍する事で早く冷凍できます。玉ねぎをみじん切りにしておくと凍るのに時間がかからないため、においも出にくく美味しく冷凍できるのでおすすめです。

まるごと冷凍する場合

玉ねぎを丸ごと冷凍する場合は、玉ねぎの皮を剥いて上下を切り落とします。切り落とした上下の部分に1㎝ほど、十字に切れ目を入れて、ラップで包んでフリーザーバッグなどに入れて冷凍庫へ。丸ごと冷凍すると、すりおろした時に目にしみにくくなるというメリットがあります。

また、冷凍玉ねぎをすりおろすとシャーベット状になって食材に絡みやすくなります。そのままスープに入れれば玉ねぎの甘みがしみ出した美味しいスープができます。

冷凍の保存期間

保存期間は生で冷凍した場合は1か月加熱していたら3週間を目安に使いきりましょう。

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玉ねぎの解凍後のポイント、まずくならない為に

玉ねぎの冷凍保存】冷凍で調理が時短に!甘みもアップ | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ玉ねぎはきちんと解凍すれば水分が抜けるのを抑え、美味しくいただくことができます。

冷凍前の下処理が大事

  1.  使いやすい大きさに切っておく  冷凍する前に、玉ねぎはあらかじめカットしておきましょう。解凍後に包丁を使う必要がなくなり、すぐ調理に取りかかれます。スライスやみじん切りなど、切り方は料理に合わせて使い分けてください。

    カットせずに丸ごと冷凍したい場合は、皮をむいて上下を切り落として冷凍します。 切り落とした部分には十字に軽く切れ込みを入れておくと、料理の際に味がしみ込みやすくなります。
  2.  できるだけ重ねずに保存する  冷凍する際はできるだけ重ならないように保存するのがコツです。 重なった部分を作らないことで、凍るまでにかかる時間が短くなりにおいも増えず味も落ちにくくなります。

    玉ねぎ同士が凍ってくっつくのを防げるため、使いたい分だけ取り出しやすくなるのもメリットです。すぐに取り出せるように、使う分ずつ小分けにしておくのも良いですね。
  3.  できるだけ短時間で冷凍する  冷凍までにかかる時間を短くすると、解凍後の味や食感の劣化を減らせます。熱伝導率に優れた金属製のトレーに載せたり、急速冷凍機能がある場合は活用したりと工夫を行いましょう。庫内の温度上昇を少しでも防ぐために、冷凍庫の扉を極力開け閉めしないようにするのもポイントです。

調理するなら解凍せずそのまま加熱する

火を通す調理の場合は基本的に解凍はしないでおきましょう。凍ったまま煮たり焼いたりしてOKです。解凍してしまうと水分が抜け、ふにゃふにゃになってしまうのでそのまま使ってください。

火を通さないで使う場合は、解凍しすぎないのがコツです。玉ねぎの量にもよりますが、冷蔵庫へ移して数時間~半日くらい自然解凍して、半解凍したところで使いましょう。

まとめ

いかがでしたか?

  • 玉ねぎを冷凍保存するメリットはすぐに火が通る・甘みが凝縮される、デメリットは解凍しすぎるとぶよぶよになってしまう
  • 玉ねぎはカットでも丸ごとでも冷凍OK・保存期間は生で冷凍した場合は1か月、加熱していたら3週間
  • 冷凍玉ねぎを調理する時は基本的に解凍はしない・冷凍前にしっかり下処理しておくと美味しく食べられる
これから旬を迎える新玉ねぎ。玉ねぎ同様、冷凍保存が可能です。…が、新玉ねぎの特徴である甘さとみずみずしさは冷凍すると損なわれてしまいます。新玉ねぎを冷凍したあとは加熱して食べることをおすすめします!

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