たけのこは美味しいですが、薄味な味付けが多く沢山食べてしまうこともあります。春が旬のたけのこはしゃきしゃきしていて香りもよく、甘みもかんじるほどです。ついつい食べ過ぎてしまい、おなかが痛くなったりしないかな?などと不安になった経験などもあるでしょう。食べ合わせ等も気になります。そこで今回は、
- たけのこを食べて腹痛が起こる原因
- 腹痛が起きた時の治し方
- たけのこと相性が悪い食べ物は?
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目次
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たけのこを食べて腹痛が起こる原因
たけのこを食べてお腹が痛くなる場合があります、普段の量食べているのであれば何も問題ないのですが筍の旬の時期にはついつい美味しすぎて多量に食べてしまったりするとお腹の調子が悪くなったりすることもあります。何が原因なのでしょう。
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食べ過ぎ
最初に考えるのは食べ過ぎです。たけのこには不溶性食物繊維が含まれているので便秘解消には効果的ですが、不溶性食物繊維は多量に摂取した場合、長く腸にとどまることになり、便の水分を集中しすぎることで便が硬くなり便秘になる可能性もあります。
不溶性食物繊維過剰に摂りすぎると腸の働きが活発になりすぎることで下痢になることもありますので注意が必要です。
アク抜きができてない
しっかりとアク抜きができないと腹痛(主にむねやけ)になる場合があります。たけのこのアクに含まれる成分のシュウ酸はたくさん食べ過ぎると結石の原因にもなります。気分がわるくなるほど食べない様に注意しましょう。
一般的なアクの抜き方を紹介します。皮付きのタケノコがつかるほどの鍋を用意して、たけのこ1つにつき一握り量の米ぬかと赤唐辛子1本を用意します。皮ごと鍋に入れ浸るほどに水を張り、ぬかと唐辛子も一緒に煮ます。
たけのこの量にもよりますが、40分から1時間ほど沸騰させたけのこの根の部分に串を刺しクシ通りがよければそのまま火を止めます。そのまま冷やし熱が取れたら皮を剥いて下ゆで完了です。
アレルギー
たけのこを食べた時にまれに感じるイガイガした感じは仮性アレルゲンによるといわれていますがアレルギー反応ではありません。しっかりアクを取ることで対策ができますので、たけのこを茹でる際には十分にあく抜きをすることを心がけて調理するようにしましょう。
食物アレルギーであるかは、病院での数項目による検査が必要です。実際にアレルギーだった場合、じんましんやかゆみなどの皮膚への症状や、くしゃみや鼻水、息苦しさなどの呼吸器による症状、下痢や吐き気といった消化器への症状がみられます。
症状が出た場合、まずはアレルギー検査ができる医療機関へ相談しましょう。費用などもそれぞれ異なるので、診察まえに事前の確認が有効です。
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腹痛が起きた時の治し方
たけのこの食べ過ぎで腹痛になる要因としては、食べ過ぎ以外にもアレルギーを視野に入れて考えましょう。たけのこの食べ過ぎ以外による腹痛の要因としては、アク抜き不足などをまずは疑いますが、それ以外にもお腹が痛くなる原因はあります.。
たけのこに含まれる栄養成分は体に合わない場合アレルギー反応が出る場合もあります。腹痛が起きてしまった時のための対処法も考えておきましょう。
アレルギーの可能性
たけのこは、食物アレルギーの要因となるたべものであることが分かっています。アレルギーだった際には皮膚や呼吸器、消化器などに症状がでますので、アレルギー診療が出来る病院に症状を伝え、相談に乗って貰うのがいいでしょう。
アレルギーは酷い場合、呼吸困難などになってしまう危険性もあります。慎重な対応が必要な場合もありますので注意が必要です。
ひどければ病院
軽い場合は、市販薬などを服用することで収まったりもしますが、ひどい場合は生活に支障が出てきたりします。たけのこを食べたことで違和感を感じた際には、すぐに医療機関に相談しましょう。
食物アレルギーは軽く見ていると、後々後悔することにもなりかねませんので、慎重な対応をこころがけましょう。アレルギーには親から遺伝する場合も多いので家族にアレルギーがある場合は、食べる前に少量で様子を見るのがいいでしょう 。
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たけのこと相性が悪い食べ物は?
たけのことの食べ合わせで相性の悪いものがあることをご存知でしょうか。旬の食材は風味もよく美味しいがゆえに、食卓では食べ合わせなどあまり気にしない方が多いです。
たけのこと食べ合わせの良くない食品、ここではたけのこに含まれる栄養素が一緒に食べることで悪い影響を及ぼす危険性がある食べ物をご紹介します。
豆腐
豆腐は大豆から作った豆乳を凝固剤で固めた食品です。
凝固剤に使われているもの
- 硫酸カルシウム
- 塩化マグネシウム(にがり)
- グルコノデルタラクトン
- 塩化カルシウムに
- 硫酸マグネシウム
凝固剤には数種類ありますが、主に使われているのが、硫酸カルシウム、塩化マグネシウム(にがり)、グルコノデルタラクトン、塩化カルシウムに、硫酸マグネシウムです。
硫酸マグネシウムは使用頻度が低く、それ以外の4種類はよく使われる凝固剤です。この豆腐に使用されている凝固剤の中でも硫酸カルシウムは、たけのこに含まれる栄養素であるシュウ酸と結合することで、シュウ酸カルシウムになることが分かっています。
シュウ酸カルシウムは結石のもととなる物質ですから、たけのこの食べ合わせとしては注意が必要です。たけのこのシュウ酸はあく抜きをしっかり行うことで減らすことができます。
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一緒に食べるとどうなる?
たけのこのシュウ酸と豆腐の硫酸カルシウムを食べると結石のもとであるシュウ酸カルシウムを体内で作ってしまうリスクがあります。多量に両者を食べ続けると、結石のリスクも高まるということです。
予防策としては、カルシウムをバランスよく摂取することです。余分なシュウ酸はカルシウムと結合することで便として体から排出されます。たけのことカルシウムを含む食材を意識して食べることで結石の予防にもつながります。
まとめ
たけのこを食べたことで腹痛になってしまった際の対処法や治し方について調べてみました。食べ合わせが悪い食品が豆腐と初めて聞いたかたもいらっしゃるかもしれません。たけのこは春の味覚としてだれもが口にする機会が多い食材です。
この記事をまとめると
- たけのこを食べて腹痛が起こる原因としては、食べ過ぎ、アク抜きが不完全である、またはアレルギー反応
- 腹痛が起きた時の治し方、アレルギー反応は要注意、ひどい症状の場合は病院へ
- たけのこと相性が悪い食べ物は、結石の可能性が高まる豆腐
これらの事をふまえ、しっかりと食に関する知識を身に着け美味しい春を満喫しましょう。
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