宝塚古墳を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

宝塚古墳とは

宝塚古墳とは、三重県松阪市宝塚町・光町にある古墳2基（宝塚1号墳・宝塚2号墳）の総称で、この2つで宝塚古墳群を形成しています。

周辺では1号墳を盟主墳として、少なくとも88基の古墳があったことが確認されていますが、現存しているのは1・2号のほかは4号墳だけで、その他の古墳は戦中・戦後の開墾や宅地開発などで消失してしまっています。

古墳の築造に関しては、ヤマト王権からの後援がみられ、この場所が海上交易の重要拠点として王権から大切にされていたことがうかがえます。

1・2号墳は1932年(昭和7年)に国の史跡に指定されており、現在は宝塚古墳公園として整備されています。

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宝塚古墳の基本情報

宝塚1号墳の特徴・出土品

1号墳は墳丘長111ｍ、三段築城の前方後円墳で、宝塚古墳群の主墳とされています。

古墳時代中期の5世紀初頭の築造といわれ、被葬者は明らかではありませんが、ヤマト王権から伊勢の支配を任された有力者とみられていて、当地の豪族の飯高氏の祖とされる乙加豆知命(おとかずちのみこと)だという伝承が残されています。

1号墳には祭祀に使われたとみられる出島状施設があり、そこから船型埴輪や囲形埴輪、家形埴輪が、墳丘上からは壺形埴輪や円筒埴輪が見つかっていて、他にも土器や土師器が発掘されています。

出土品のなかから埴輪265点、土器11点が国の重要文化財に指定されています。

宝塚2号墳の特徴・出土品

2号墳は1号墳の北に位置し、円丘に方形の小さな張り出しがついた帆立貝形といわれる形状をした古墳です。

墳丘は前方部が二段、後円部が三段築城になっていて、古墳時代中期の5世紀前半ごろのものとされています。

墳丘長は90ｍで1号墳よりも小さく、形状的にも2号墳のほうが2号墳より格下とみられ、2号墳からも埴輪片が出土しています。

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はにわ館へ行こう

引用：https://www.kintetsu.co.jp/

概要

はにわ館とは、松坂氏文化財センターの愛称で、発掘された埴輪をより多くの人に見てもらうために開館しました。宝塚古墳群から発掘された埴輪類はここで保管・公開されています。

見どころ1　宝塚古墳出土の埴輪が見られる展示室

はにわ館では宝塚古墳から出土した埴輪が展示されていて、重要文化財に指定されたものも含まれ、合計でなんと276点という圧巻の数です。

見どころ2　本物の埴輪や土器に触れてみよう

ホールには「本物にさわってみよう」のコーナーが設けられていて、出土品である本物の土器や埴輪に直接触ってみることができるようになっています。庭には、全国で初めて見つかった、船上に様々な立ち飾りのある船形埴輪のレプリカも飾られています。

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見どころ3　カネボウ跡公園「鈴の森」

引用：https://www.kankomie.or.jp/

鈴の森公園ははにわ館のすぐ隣にあって、昔あったカネボウ綿糸工場の跡地につくられた公園です。真ん中にシンボルツリーのケヤキがある芝生広場、3パターンの水しぶきをあげる噴水など市民の憩いのスペースになっていて、対象12年建築の赤レンガ造りの綿糸倉庫を利用したギャラリーもあります。

宝塚古墳へのアクセス

車

伊勢自動車道「松阪IC」降車　約30分

電車

近鉄「松坂駅」下車　徒歩約1時間

バス

近鉄「松坂駅」下車後

三重交通バス12「飯南波瀬線」乗車→「田村」下車後　徒歩約15分

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宝塚古墳周辺のランチおすすめ3選

La Planete (プラネット)

宝塚古墳公園近くにあるお洒落なフレンチのお店。1500円のパスタセットなどリーズナブルなお値段でランチを楽しむことができます。

中華そばの不二屋

松阪駅近くにある昔ながらの中華そば専門店。中華そばやボリュームたっぷりで人気のやきそばは、どちらも700円とお手頃価格になっています。

ウォーリー・クック

松阪駅から徒歩1分のところにある、アーティストによるデザインのオシャレな外観が特徴の創作居酒屋。ランチメニューでは、お刺身定食(980円)や海鮮丼定食(980円)などを楽しむことができます。

まとめ

宝塚古墳は、現在は2基だけになってしまっていますが、元々は壮大な古墳群でした。

それを思わせるように、古墳からはたくさんの埴輪や珍しい船形埴輪が出土しています。

こうした出土品がはにわ館で見られるのも大きな魅力ですので、古墳を訪れる際には、ぜひこちらにも足を運んでみてください。

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