台湾山芋の特徴・旬の時期まとめ|熱帯から亜熱帯地域で栽培される大きな山芋

同じ野菜の種類でも、産地によって少しずつ異なる品種が存在することをご存知ですか?少しずつ風味や形状が異なるため、様々な品種を求めて旅行時の自分へのお土産などに購入する方もいるそうですよ。

産地の風土を活かして生育した野菜は、日常使いのスーパーなどでは購入できない希少なものも販売されている場合があるので特別な感じがしますよね。

今回は、そんな地の利を活かして栽培されている台湾山芋について詳しく見ていきますよ。色んな事でホットな場所・台湾の名が付いた山芋は日本でも購入できる山芋です。

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台湾山芋ってどんなやまいも?  

 読み方  たいわんやまいも
 旬の時期  11月~12月頃
 主な生産地  沖縄県・九州の一部・アジア・オセアニアなど
 種類  ヤムイモの一種

読み方  

台湾山芋(たいわんやまいも)と読みます。ヤマノイモ属の仲間・ヤムイモの一種とされていて、原産地には諸説ありますがインドから熱帯アジアへ伝わったという説が有力と言われています。

日本には、台湾から伝来したことから台湾山芋と呼ばれるようになったそうです。形状などからの見分けのしにくさなどから厳密な品種名として謳われていない場合もあり、沖縄山芋・つくね芋などと呼ばれている場合もあります。

特徴(サイズ、味、形状など)

台湾山芋は自然薯などと違いやや平べったい形状をしており、大きいものでは10kgを超えるものもあります。芋の中身の色は白色と紫色があるとも言われています。粘り気は強めで、自然薯などよりも粘り気の濃厚さはなく、ツルツルとしています。

風味は長芋に近く、すりおろす際には酸化して茶色に変色しやすい性質があるので注意が必要です。酸性の強い土壌環境で栽培するとアクが強くなるため、家庭菜園などでは気を付けるようにしましょう。

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台湾山芋の旬の時期と主な生産地  

ここからは台湾山芋の主な生産地や旬の時期を詳しく見ていきましょう。台湾山芋は通常の山芋よりもサイズが大きいのが特徴的で、形状も個性的です。呼ばれ方も様々なため、見分けが難しいかもしれません。

旬の時期はいつ?  

寒さが厳しくなる11月~12月頃に旬を迎えます。寒さに弱い品種で温暖な地域で基本的に栽培されているため、暖かい地方の寒さが厳しくなる頃に旬を迎えます。家庭菜園をされる場合は気温15度以下での栽培は種芋が腐ってしまうことがあるので、栽培環境に注意が必要です。

主な生産地はどこ?

台湾山芋は寒さに弱い熱帯の山芋なため、日本国内の栽培も限定的とされています。沖縄県・九州地方の一部で栽培されています。沖縄県では台湾山芋が大きく育つことから、台湾山芋の大きさを競う大会なども行われているようです。同時に販売もされていることがあるようなので、購入希望の方は旬の時期に大会が行われているかチェックしてみてくださいね。

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台湾山芋の価格相場ってどのくらい?  

ここからは、台湾山芋の価格相場について詳しく見ていきます。台湾山芋は国内での栽培地域が寒さに弱いため限定的で、一般市場への流通も行われていないようです。そのため、沖縄県や九州地方の一部の方に馴染みのある山芋と言えるでしょう。

スーパーだと

台湾山芋は一般市場への流通はされていないので、生産地以外の地域で購入することは難しいでしょう。沖縄県などの生産が盛んな地域の道の駅・農家さん直売所・野菜マルシェなどや、台湾山芋などの大きさを競うイベント会場などで探してみると良いでしょう。

ネット通販だと

台湾山芋のネット通販も、寒さに弱く保存が難しいことなどからあまり多く販売されていないようです。

家庭菜園用の台湾山芋の種芋は比較的販売されているので、食べてみたい方は栽培してみるのも良いかもしれませんね。充分な肥料と気温15度以上の環境・酸度調整された土壌環境で育ててみてくださいね。

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おすすめの食べ方

台湾山芋を美味しく頂けるおススメレシピをご紹介しますよ。台湾山芋は芋の中身の色が、白色と紫色の2色あるとされていて、献立によって使い分けても良いでしょう。すりおろした際に酸化して、特に白色の山芋は茶色に変色してしまう場合もあるので気をつけてくださいね。

台湾山芋と豚肉の味噌炒め

台湾山芋はかなり大きいサイズが多いので、よく洗ったあとに適当なサイズに切って使います。

酢水に漬けておくとアクが抜けて食べやすくなります。

  1. 台湾山芋を適当な大きさに切って、酢水にさらしアク抜きしておきます。
  2. 流水でよく洗い、蒸し器などがあれば蒸すことで火の通りが良くなります。蒸した後に皮むきをしておきます。
  3. 食べやすいサイズに台湾山芋を更に切ります。フライパンにごま油を入れ、ニンニク・ショウガの香りがするまで炒めます。
  4. 炒められたら、豚肉と台湾山芋を入れて中火で更に炒めます。火が通ってきたら、お好みで白ネギやニラも一緒に炒めると美味しくなりますよ。
  5. 全体に火が通ったら、酒・味噌・砂糖・中華だしなどの合わせ調味料を混ぜ合わせて完成です。

紫色の山芋はお菓子などの加工用に主に使われているので、お料理には白色が使いやすいでしょう。台湾山芋はとろろとしても食べられますよ。必ず酢水に浸しアク抜きしてから食べるようにしてくださいね。

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まとめ

これまで台湾山芋について詳しく見ていきました。台湾山芋(たいわんやまいも)はヤムイモの一種で、日本には台湾から伝来したことから台湾山芋と呼ばれるようになったそうです。

やや平べったい形状をしていて、大きいものでは10kgを超えるものもあるほどの大きな山芋です。芋の中身の色は白色と紫色があり、粘り気は強めなのに濃厚さはなくツルツルとした食感です。風味は長芋に近く、すりおろす際には酸化して茶色に変色しやすい性質があるので注意が必要です。

11月~12月頃に旬を迎え、寒さに弱い品種で沖縄県や九州地方の一部など温暖な地域で基本的に栽培されています。一般流通はされていないので、全国的に購入は難しいです。生産地の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所・山芋のイベント会場などで探してみると良いでしょう。

家庭菜園でも栽培されており、酸度が強い土壌で栽培するとアクも強くなる傾向があります。更に気温15度以下での栽培は種芋が腐ってしまうことがあるので注意しましょう。

台湾山芋を調理する際は大きな山芋なため、食べる分を適当な大きさに切り、酢水にさらしてアク抜きしてから使うようにしましょう。酢水にさらしてから使うととろろとしても食べることができますよ。クセのない粘り気が病み付きになる台湾山芋を是非一度食べてみてくださいね。

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