野菜といえば毎日摂取したいくらい栄養価が高く、とてもヘルシーな食材ですが実は食べ過ぎてはいけない野菜というものも存在します。しかもそれは私たちがよく知っている野菜であり、身近にある野菜の中にたくさんあるんです。
今回の記事では、
- 食べ過ぎに注意しなければ野菜とは?
- 何に注意しなければならないの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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食べ過ぎに注意しなければいけない野菜
ほうれん草
栄養満点のほうれんそうですが、食べ過ぎてしまうと「結石」ができると言われています。ほうれん草にアクの成分として「シュウ酸」が豊富に含まれています。シュウ酸には、カルシウムと結合しやすい性質があります。体の中に余ったシュウ酸が体内のカルシウムと結合してしまうと、シュウ酸カルシウムという塊になり、それが結石の原因になるのです。
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わらびなどの山菜
わらびなどの山菜は春になるとたくさん市場に出回りますが、実は食べ過ぎに注意な食材です。わらびなどの山菜には『プタキロサイド』という天然毒が含まれています。
“プタキロサイド=アク”なのですが、あくは植物が虫などの外敵から身を守るために生成している天然の毒性分です。プタキロサイドは、調理前の下処理(あく抜き)によって取り除くことが可能ですが、そのまま食べると食中毒症状を起こしてしまいます。
またアク抜きした山菜でも一度の沢山の量を食べてしまうと食中毒症状が出てしまう可能性があります。
きゅうり
きゅうりは「体を冷やす食べ物」です。人間の体はある程度の温度を保っていないと正常に働くことができません。夏の暑い時期であれば体を冷やす行為は有効ですが、基本的には体はあまり冷やさないほうがよいのです。
トマト・ナス
キュウリと同じく、トマトやナスも夏野菜の一種ですが、これらも体を冷やす成分をたくさん持つ野菜ですので食べすぎてしまうと体温が下がり、代謝が落ちてしまいます。
これらの野菜の特徴はやはり水分の量が多いことです。
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ごぼう・イモ類・豆類などの食物繊維が多い野菜
ごぼうなど野菜には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、そのうち不溶性食物繊維は腸まで消化されず便として排出されるため、過剰摂取すると腸内にガスを発生させる原因となりお腹が張ってしまうことがあります。
腸の働きが弱っている時に不溶性食物繊維を過剰摂取してしまうと、腸で吸収されず便のかさを増やす働きがあるため、お腹が張るだけでなく便秘を引き起こすことがあります。
生野菜
生野菜サラダなどで加熱せずに野菜を食べることってたくさんありますよね。生で食べることの出来る野菜はなるべく栄養価を損なわないように、生で食べたいところですが加熱するよりも水分が多く含まれているため、食べすぎると下痢や腹痛を起こすことがあります。
水分量が多い野菜には、大根・きゅうり・レタス・もやしなどがあります。特にレタスは生でサラダにすることが多い野菜ですね。
腹痛や下痢となる原因は、水分だけでなく食物繊維が原因となることもあります。食物繊維も加熱することでカサが減るものですが、生だとそのまま摂ることになります。
さらに生野菜には、稀に食中毒の原因菌が付着していることがあります。その多くはノロウイルスで、過去にはとある企業の職員用サラダバーでノロウイルスが付着した生野菜が提供され、多くの人に食中毒症状が現れたという事例があります。
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食べ過ぎなければ体によいものばかり!
ここまで野菜の食べ過ぎは体に悪いということを伝えしてきましたが、基本的にはどの野菜もとても栄養価に優れた素晴らしい野菜です。
なので先ほど紹介した野菜は「適切な量を守って」食べていただきたいと思います。野菜の中にはそれぞれの適切な量というものがありますので、これから自分が食べる野菜はしっかりと適切な量を調べてから食べるようにすれば体に悪いことは基本的にはありませんので安心してください!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- ほうれん草は食べ過ぎると結石ができる可能性がある
- ワラビなどの山菜には天然の毒があるためしっかりとアク抜きが必要
- キュウリやトマトナスなどの水分の多い野菜は食べ過ぎると体を冷やしてしまう
- ごぼうなどの食物繊維が多く含まれている野菜も食べ過ぎ注意
- 生野菜も食べ過ぎてしまうと体を冷やしたり下痢や腹痛を引き起こす可能性がある
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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