皆さんは春菊はお好きですか？春菊はすき焼きなどの香り付けにとっても相性の良い食品ですよね。そんな春菊ですがどのような栄養価を持っているのかご存知ですか？また妊娠中のお母さん達は食品についての安全性や影響が気になりますよね。春菊は妊婦さんが食べても大丈夫なのでしょうか？
今回の記事では春菊に含まれる栄養素や、春菊は妊娠中や授乳中の方も食べて良いのかについて紹介していきたいと思います。
スポンサードリンク
目次
|
|
|
春菊はどんな野菜？
春菊はキク科シュンギク属に分類される淡色野菜です。日本では特有の香りを持つ葉と茎を食用とします。ヨーロッパでは観賞用とされていましたが、近年の和食文化をきっかけに徐々に料理に使われて来ています。旬は11月～3月で、すき焼きやフグ鍋などの鍋料理やサラダ、天ぷらなどに調理されます。
スポンサードリンク
春菊に含まれる栄養素とは
では春菊にはどのような栄養素が含まれているのかについて紹介していきたいと思います。
βカロテンが豊富
春菊の代表的な栄養素として挙げられるのはβカロテンです。βカロテンはビタミンAと同じように働く他にも、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫力をアップさせてくれる働きがあるので非常に大切な栄養素といわれています。
βカロテンは十分に摂取することによって心疾患や癌のリスクを低下させる効果があるとも言われています。春菊に含まれるβカロテンは葉物野菜の中ではトップクラスの含有量と言われています。
活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。
カルシウムが豊富
春菊にはあまりイメージがないかもしれませんがカルシウムも多く含まれています。カルシウムといえば牛乳のイメージが強いと思いますが、実は春菊などの野菜にもたくさん含まれています。
カルシウムは骨や歯を強くする働きや神経の興奮を和らげるリラックス効果もあります。春菊のカルシウムは茹でてもほとんど減らないということも特徴的なメリットのひとつです。
スポンサードリンク
ビタミンKが豊富
春菊にはビタミンKという脂溶性のビタミンも豊富に含まれています。このビタミンは血液凝固や止血効果を持つ栄養素です。ビタミンKが不足していると血が適切に固まらなくなり体の炎症を広めてしまう可能性があります。またビタミンKはカルシウムの吸収を促進してくれる効果もあります。
鉄分
春菊には貧血対策に欠かせない栄養素である鉄分が豊富に含まれています。鉄の多くはほとんどが頭の中にある赤血球のヘモグロビンに存在しています。鉄が不足してしまうと全身への酸素の運搬が出来なくなってしまうので、貧血になってしまいます。
特に妊娠中や授乳中のお母さんたちは多くの鉄を必要とするので、積極的に摂りたい栄養素です。
食物繊維
春菊には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維も二つに分けられますが、春菊の場合は特に不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は体内に入ると水分を吸収してくれ、スムーズな排便を促してくれると作用があります。
スポンサードリンク
妊娠中は春菊を食べても大丈夫？
春菊は様々な栄養素が含まれていることがわかりましたね。では春菊は妊娠中に食べても良いのかという結論なのですが、「春菊は妊娠中に食べても大丈夫な食品」といえます。むしろ春菊には妊娠中に必要な栄養素をたくさん含むのでおすすめの食品といえます。
妊娠中に春菊がおすすめな理由
妊娠中は赤ちゃんに血液を作ってあげないといけないので、母子ともに多くの鉄を必要とします。不足すると赤ちゃんの成長に影響を与えるおそれがあるので、妊娠中は積極的に舌を摂取しなければなりません。そういったときに春菊はたくさんの鉄を含む食品なので、妊娠中のお母さんたちにオススメな食品といえます。
さらに春菊にはたくさんの葉酸が含まれています。葉酸も赤ちゃんの正常な発育のために重要な栄養素です。春菊を食べる事で鉄と葉酸をバランスよく摂取することができます。
葉物野菜が喘息を防ぐ？
ある研究では葉物野菜を妊娠中に食べることにより、赤ちゃんが気管支喘息をもつ確率を低くすることができるという発表をしています。葉物野菜というのは緑色の葉を食べる野菜であり、もちろん春菊も当てはまります。春菊の他にほうれん草やネギ、ニラ、小松菜、白菜、キャベツ、ブロッコリーなども同じような効果があるようです。
スポンサードリンク
効率よく春菊の栄養素を取り入れよう！
春菊は妊娠中にもとても相性の良い食品であることがわかりましたね。ではそんな春菊の栄養を効率よく取り入れるためのポイントがありますので、それを紹介していきます。
油と合わせて春菊を食べよう
春菊に豊富に含まれているβカロテンやビタミンKは油に溶ける性質があります。ですので油と合わせて春菊を食べると吸収率が上がると言われています。油を使った炒め物だけでなく天ぷらにするのもオススメの方法です。
一方で春菊のカリウムやビタミンCは水に溶ける性質がありますので、煮たり茹でたりしてしまうと栄養素が下がってしまいます。春菊を食べる時は「油と一緒に食べる」ということと「似たり茹でたりしてはいけない」ということを覚えておきましょう。
スポンサードリンク
まとめ
いかがでしたでしょうか？是非妊娠中の方や、妊娠中の奥さんを持つ旦那さんは奥様の代わりに春菊を使った美味しい料理をご馳走してあげてくださいね！
この記事をまとめると
- 春菊は妊娠中に必要な栄養素をたくさん持っているためおすすめな食品！
- 春菊を食べるときは油を一緒に使おう！
- 春菊は茹でてしまうと大事な栄養素が抜け出てしまうので注意しよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
スポンサードリンク
