春菊はダイエットに効果的?食べ過ぎると太る?気になる栄養素やカロリーについて

皆さんは春菊はお好きですか?春菊と言うとすき焼きのイメージが強いですよね。春菊が入っていないすき焼きはなんとなくすき焼きとして成り立ってないような感じにも思えてしまいます。

そんな特徴的なさわやかな香りを持つ春菊ですが、どのような栄養価を持っているのかご存知ですか?

今回の記事では春菊とはどんな野菜なのか、春菊に含まれる栄養素・カロリー、春菊を食べ過ぎるとどのような悪影響を及ぼす可能性があるのかについて紹介していきたいと思います。

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春菊はどんな野菜?

春菊とはキク科シュンギク属に分類される植物の事を言います。春菊が食用として使用されているのは東アジアだけと言われていますが、原産地は地中海沿岸です。ヨーロッパの方では観賞用として春菊は育てられてきました。

近年では和食が世界的にブームになったことで、様々な料理に使用されるようになりました。春菊は菊と名前にある通り葉の形が菊に似ており、普通の菊が咲くのは8月ぐらいですが、春菊は春に花を咲かせるので春の菊ということで春菊という名前になったようです。

春菊に含まれる栄養素とは

では春菊にはどのような栄養素が含まれているのかについて紹介していきたいと思います。

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βカロテンが豊富

春菊の代表的な栄養素として挙げられるのはβカロテンです。βカロテンはビタミンAと同じように働く作用があり、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫力をアップさせてくれる働きがあるので非常に大切な栄養素といわれています。

βカロテンは十分に摂取することによって心疾患や癌のリスクを低下させる効果があるとも言われています。春菊に含まれるβカロテンは葉物野菜の中ではトップクラスの含有量と言われています。

抗酸化ってどういうこと?
私たちの体は酸素を利用してエネルギーを作りだしています。酸素を利用すると同時に「活性酸素」というものが常に体内で生じています。この活性酸素が厄介で、私たちの細胞を傷つけ被害をもたらす働きがあります。活性酸素は老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。

 

活性酸素は年齢とともに増えるとも言われていますが、ストレス、食品添加物、タバコ、激しい運動、多量飲酒、紫外線なども活性酸素が増える原因です。活性酸素を増やす因子は身の回りにたくさん存在しています。この活性酸素によって酸化を抑えることを抗酸化と言い、活性酸素から体を守ることを抗酸化作用と言います。抗酸化物質を積極的に摂取することで、活性酸素を分解する酵素の働きをサポートしてくれ酸化を抑えることができるのです。

カルシウムが豊富

春菊にはあまりイメージがないかもしれませんがカルシウムも多く含まれています。カルシウムといえば牛乳のイメージが強いと思いますが、実は春菊などの野菜にもたくさん含まれています。

カルシウムは骨や歯を強くする働きや神経の興奮を和らげるリラックス効果もあります。春菊のカルシウムは茹でてもほとんど減らないということも特徴的なメリットのひとつです。

ビタミンKが豊富

春菊にはビタミンKという脂溶性のビタミンも豊富に含まれています。このビタミンは血液凝固や止血効果を持つ栄養素です。ビタミンKが不足していると血が適切に固まらなくなり体の炎症を広めてしまう可能性があります。またビタミンKはカルシウムの吸収を促進してくれる効果もあります。

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春菊は食べ過ぎると太るって本当?

春菊には様々な栄養が含まれているということがわかりましたね。しかしいくら栄養が豊富だからといって、食べ過ぎてしまうと体に影響を与えてしまうというのは全ての食品に共通しています。次は春菊を食べ過ぎた場合に体に与える影響を紹介していきます。

春菊自体は低カロリーだけど、食べ合わせに注意!

春菊は100gあたりでも22kcalしかない、非常にヘルシーな食材です。なので春菊は食べ過ぎてしまって太るという心配はほとんどないと言えるでしょう。

ただし春菊はすき焼きや鍋などに多く使われています。春菊自体を食べ過ぎなくとも、糖質がたくさん含まれているすき焼きやお鍋を食べ過ぎてしまうと、結果的に肥満の原因になる場合があります。

しかも春菊は非常に爽やかな香りを持ち、重たい食事でもさらっと食べることができてしまいます。メリットともいえる春菊の特徴は、過食を促してしまう可能性もあるのです。

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春菊アレルギー

春菊は比較的アレルギーが出にくい食材と言われていますが、過去に春菊を食べた後に食物アレルギーが出たケースも存在します。

食物アレルギーは食べてすぐ出るものと数日後や数時間後に出るものがあります。食べてすぐ出るものは目のかゆみや充血、喉の腫れなどが多く、その後に出るものは下痢や嘔吐、便秘、めまい、疲労感など様々な種類の症状が出てきてしまいますので注意が必要です。

春菊を食べた後に体調を崩すことが多いことに気付いたら、医療機関に相談することをお勧めします。

春菊の理想の摂取量は?

春菊自体は低カロリーで食べ過ぎてもそこまで問題がないということを伝えしましたね。ですが理想的な春菊の摂取量は「1/2束」と言われています。春菊を1/2束食べることで成人が1日に必要なビタミンAの摂取量を十分に摂取できたり、ビタミンKも十分に取り入れることができるなどのメリットがあります。

これ以上を食べ過ぎてしまうと何かが生じる、というわけではありませんが、この量を超えてしまうとあまりメリットが感じられなくなってしまいますので、春菊を食べるなら1/2束程度に抑えておく方が良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?春菊は低カロリーでたくさんの栄養素を含む食品だということがわかりましたね。料理に春菊を入れるだけで料理全体の香りが良くなったり、味が良くなったりなどのメリットがたくさんありますので、ぜひ皆様も春菊お料理に使ってみてくださいね。

この記事をまとめると

  • 春菊はβカロテンやビタミンK、カルシウムを豊富に含む食品!
  • 春菊自体のカロリーはとても低いが料理全体のカロリーが高くなりがちなので注意しよう
  • 1日の理想の摂取量は1/2束程度!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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