賞味期限切れのレトルトシチューやカレーはいつまで食べられる?

仕事で疲れているときや、忙しい時の強い味方であるレトルト食品。特に最近のレトルト食品のレベルは一流シェフ顔負けのものもありますよね。

いつでも食べられるよう常にストックしておくことも珍しくないレトルト食品ですが、うっかり賞味期限が切れてしまった…なんてことはないでしょうか?

  • レトルト食品の容器の種類について
  • 賞味期限切れのレトルトシチューはいつまで食べられる?
  • 賞味期限切れのレトルトカレーはいつまで食べられる?

今回は、こちらについて詳しく解説します。

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レトルト食品の容器の種類について

レトルト食品と一口にいっても様々なタイプが存在します。ここでは、レトルト食品に使用されることの多い容器の書類について解説します。

アルミ箔入りタイプ

レトルト食品に使用されている容器で、最も多く使用されているのがパウチ袋です。

パウチ袋の特徴としては、熱の力でフィルム同士を接着させた多層構造を持っていることによって高い密封性を実現していることが挙げられます。

そんなパウチ袋において、アルミ箔を含んだタイプのものは遮光性(アルミによって光を遮ることができる)を有している点で食品の品質を保ちやすいという特徴があります。

わたしたちが日頃から利用するレトルトカレーやレトルトシチューなどのほとんどに、アルミ箔入りのパウチ袋が使用されています。

透明タイプ

一方で、材質にアルミ箔を使用せず透明なままのパウチ袋は購入する際に中身を確認しやすいという特徴があります。

また、金属であるアルミを含まないため食品メーカーでの製造時に金属探知機を通過させることで、意図せず混入した金属異物を見つけやすくなるというメリットも存在します。

トレー状の容器

レトルト食品に使用されているトレー状の容器は材質にプラスチック樹脂が使用されているものがほとんどです。私たちがよく使用する食品としては、レトルトのご飯などが挙げられます。

トレー容器を使用するメリットとしては、プラスチック樹脂が一定の硬さを持っているため流通家庭や販売までの経路で内容物を保護して形の崩れなどを防止できる点があります。

また、直接電子レンジにかけることができるため、私たち消費者にとって利便性が高いのも特徴と言えるでしょう。

一方で、材質にプラスチックを使用することは、環境問題への配慮が求められる場合があります。具体的には、リサイクル可能なマークをトレーの印刷面に記載するなどが挙げられます。

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レトルトシチューは賞味期限切れでもいつまで食べられる?

レトルト食品の賞味期限はどれくらい?

ストックしておくと便利なレトルト食品ですが、どのくらいの賞味期限が記載されているかご存じでしょうか。

結論から言うと、レトルトパウチ食品にはおよそ1年から2年、缶詰には半年から1年の賞味期限が付けられていることが多くなっています。

レトルト食品は、製造段階で加圧と加熱をかけて殺菌が行われます。そのため、食品を腐敗させる微生物が全く存在しない状態です。ただし、金属を使用した缶詰は金属自体の劣化、透明パウチ袋を使用した場合は日光からの影響が少なからず発生します。

これによって内容物の味や香りに変化が生じるため、食品メーカーとしては1年から2年という目安を賞味期限として設定しています。

消費期限は?

消費期限とは、一定の期間の後に急激に品質が低下するリスクを持った食品に付けられる期限表示を指します。具体的にはコンビニ弁当や生鮮食品などが対象になります。

レトルト食品は、長期間に渡って品質を保持することができる性質を持った食品であるため、消費期限が記載されていることはありません。

基本的に3ヶ月以内なら問題ない

レトルト食品は、前述した通り殺菌工程を経て製品化されています。そのため、未開封状態である限りは賞味期限が切れたとしても3ヶ月以内であれば問題なく食べることができるでしょう。

半年や1年は大丈夫?

半年や1年が経過した場合は、食べることはおすすめしません。賞味期限切れからさらに年月が経過した缶詰やレトルト容器は、容器自体が劣化することで内部に微生物が侵入する場合があります。

その際酵母菌の影響でレトルト食品がパンパンに膨らむ場合があります。このような状態になったレトルト食品は絶対に食べずに廃棄することを徹底しましょう。

味の変化に注意

安全面においては、3ヶ月程度であれば賞味期限が切れていても食べることは可能です。ただし、その際は食べた時の味や香りの変化に注意しましょう。

少しでもいつもと違うように感じる部分があった場合は、やはり食べずに廃棄することを徹底しましょう。

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レトルトカレーは賞味期限切れからいつまで食べられる?

レトルトカレーの賞味期限は?

数多くのメーカーから販売されているレトルトカレーですが、おおよそ賞味期限は1年から2年の間で設定されている場合が多いです。

一か月過ぎた場合

食品メーカーでは、賞味期限を設定する際にある程度余裕を持たせた日付を賞味期限として設定しています。

賞味期限が1年で設定されているレトルトカレーであれば、3ヶ月程度であれば期限が切れていても問題なく食べることができるでしょう。

半年過ぎた場合

賞味期限から半年が経過したレトルトカレーは、メーカーが想定した賞味期限を逸脱していると判断しましょう。食べることで食中毒などは発生しない可能性もありますが、肝心な美味しさが失われていることが多いため食べないことをおすすめします。

一年以上過ぎた場合

賞味期限から1年が経過したレトルト食品は、安全面からも食べることはおすすめしません。包装に劣化などが生じ、食べることで食中毒を発症するリスクも考えられるため必ず廃棄するように心がけましょう。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • レトルト食品に使用されている容器にはいくつかの種類が存在する
  • レトルトカレーやレトルトシチューにはアルミ箔入りのパウチ袋が使用されることが多い
  • レトルト食品の賞味期限は製品の種類によってまちまちだが、カレーやシチューは製造火から1年から2年の間で設定されることが多い
  • 3ヶ月程度であれば賞味期限が切れていても食べることはできる
  • ただし半年から1年以上の期限切れが発生している場合は、食中毒を発症するリスクもあるため廃棄することが望ましい

ご家庭でストックしているレトルト食品の日付は大丈夫でしょうか?

災害用の保存食として購入したレトルト食品の日付が切れそうな場合は、新たに購入したレトルト食品と交換(ローリングストック)を行うと安心です。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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